マナスクリュー
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2024年10月29日 (火) 10:50時点におけるAerugo aeruginosa (トーク | 投稿記録)による版
マナスクリュー(Mana Screw)とは土地事故の一種で、土地を十分な枚数引けないこと。対義語はマナフラッド。
特にコントロールデッキやミッドレンジなどの重いカードを使うデッキにとっては致命的である。序盤に土地を置けずもたついた結果、ライフや手札をすり減らしてしまいそのまま敗北してしまうことがよく見かけられる。
マナスクリューに陥るとほとんど何もできず、数ターン後に土地を引けたとしても逆転の目が薄いため、マナフラッドよりも酷い事故と言われる。
- フォーマットにもよるが、ミッドレンジでは中量級カードのプレイや複数アクションに関わる3~4マナ域に、コントロールデッキでは全体除去や強力なドロー呪文のマナ総量にあたる4マナに到達するかどうかが分水嶺となりやすい。
- 標準的な割合の土地を採用したデッキでは「土地が2枚しかないがマリガンするのはためらわれ、3枚目やそれ以降の土地を引くことを祈ってキープする」という状況はしばしば発生する。実際にそれなりの確率で引けるのだが、結局引けずじまいで痛い目に遭うことも珍しくない。
- ひいては、2マナ以下でデッキを掘り下げられるカードはマナスクリューを抑えデッキの安定性を上げることに寄与しやすい。キャントリップや各種の軽量ドロー呪文、サテュロスの道探し/Satyr Wayfinder・忌まわしい回収/Grisly Salvage・諜報ランドのような同時に墓地肥やしを兼ねるカード、ヴォルダーレンの美食家/Voldaren Epicure・税血の収穫者/Bloodtithe Harvester・ラフィーンの密通者/Raffine's Informantのような優良クロックに手札交換のおまけがつくカード、継続的に土地を伸ばしつつマイナス能力や奥義も実用圏内のレンと六番/Wrenn and Sixなどは各フォーマットで一定の採用率を見せている。
- 土地の枚数は十分だがマナの色のバランスがとれていない状態は色事故と呼ばれる。
- あまりに頻繁にマナスクリューを起こすようであれば、デッキの土地枚数・マナカーブ・マリガン基準・シャッフル方法のどれかがおかしい可能性が高い。
- 土地破壊やマナ拘束系のロックは意図的に対戦相手にマナスクリューを起こさせる戦略と言える。上手く決まると相手が何もできなくなってしまうため、近年(おおむね石の雨/Stone Rainの皆勤賞が途絶えた第10版以降)は弱体化が図られている。