冥府の掌握/Infernal Grasp
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ライフを2点失う代わりに1マナ軽くなってシングルシンボルになった殺害/Murder。
アグロデッキを相手にするには2点のライフは小さく無い代償だが、自分の展開をほとんど阻害せずに厄介なクリーチャーを破壊できる、確定除去としてはかなり取り回しが良い優秀な呪文。
登場時のゼンディカーの夜明け〜ニューカペナの街角期のスタンダードにおいては無情な行動/Heartless Actと入れ替わる2マナ確定除去。血の長の渇き/Bloodchief's Thirstや魂の粉砕/Soul Shatterなど他の除去もそれぞれ優秀だが、シンプルな性能ゆえ黒絡みのデッキのメイン除去として活躍し続けた。イニストラード:真夜中の狩り〜機械兵団の進軍:決戦の後に期はローテーション直後は活躍は変わらなかったが、兄弟戦争では競合相手として喉首狙い/Go for the Throatが登場。赤単アグロが登場したことや、マナ基盤が小道からペインランドに代わり2点のライフも馬鹿にならないため、多色デッキではメインデッキでの採用は喉首狙いに乗り換え、喉首狙いの除去範囲外だった勢団の銀行破り/Reckoner Bankbusterが禁止された後は主流から外されてしまった。イニストラード:真夜中の狩り〜サンダー・ジャンクションの無法者期では喉首狙いが効かない地底のスクーナー船/Subterranean Schoonerが登場するも、赤単アグロやアゾリウス・ソルジャーなどの高速アグロが存在し、除去札を消費させる大洞窟のコウモリ/Deep-Cavern Batが幅を利かせる環境であるため、汎用性よりライフ損失の裏目の方が大きく苦痛ある選定/Anoint with Afflictionに枠を取られる形となった。環境末期も喉首狙いの除去範囲を外れる相手には保安官を撃て/Shoot the Sheriffが採用され、メタゲームへの浮上は叶わなかった。
リミテッドではレアリティがアンコモンで手に入り難いのが唯一の短所。黒絡みのピックをしているのであれば、見つけ次第確保してしまってもよいだろう。
- 2022年8月のマジック夏休みプロモキャンペーンにより、「夏休み」の箔押し入りプレミアム仕様プロモーション・カードが配布された[1]。
脚注
- ↑ 税込1,500円分の製品を買ってプロモをゲット! 8月より「マジック夏休みプロモキャンペーン」開催(こちらマジック広報室!! 2022年7月28日 タソガレ著)