解放された家畜/Liberated Livestock
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クリーチャー — 猫(Cat) 鳥(Bird) 雄牛(Ox)
解放された家畜が死亡したとき、絆魂を持つ白の1/1の猫(Cat)クリーチャー・トークン1体と、飛行を持つ白の1/1の鳥(Bird)クリーチャー・トークン1体と、白の2/4の雄牛(Ox)クリーチャー・トークン1体を生成する。それらの各トークンにつきそれぞれ、あなたの手札やあなたの墓地にあるオーラ(Aura)・カード1枚をそれについた状態で戦場に出してもよい。
4/6死亡しても個々のトークンに分散し、さらに各トークンに手札や墓地からオーラをつけることができる猫と鳥と雄牛。
死亡する前は準バニラ。6マナ4/6とマナレシオも良くないので、死亡させることを前提にした運用となる。トークンになった後は猫が絆魂、鳥が飛行を持っており、それぞれ強化と相性が良好。墓地からもオーラをつけられるため、オーラの短所であるカード・アドバンテージの損失を取り戻すことが出来るのも嬉しい。数が並び、かつそれらにオーラが並ぶことから歴史に刻む物語/A Tale for the Agesと相性が良く、これを採用するようなデッキであれば合計で+6/+6がほぼ保障される。
短所として前述の通り、これ自身は死亡が前提であり、追放されると何も残せず終わってしまうことも考えると緊急用のサクり台を用意しておきたいのだが、本来はオーラというカード・タイプ自体、死亡を前提としたクリーチャーとの相性がよろしくなく、考え無しに併用しても、これとサクり台の両方を引けなければ安定させることが出来ず、それでいてサクり台が他のクリーチャーを生け贄とするとディスアドバンテージを背負いやすくなってしまう。手札や墓地の時点でオーラでなければならず、降霊でオーラになるクリーチャーや授与、役割との相性も悪く、シナジーさせつつ汎用性を持たせる難易度が高い。採用する場合はエターナルエンチャントを多用しておくと生け贄を許容しつつもつけるオーラを用意しやすくなるだろう。
- 数やメンバーは異なるが、モチーフはグリム童話の『ブレーメンの音楽隊』である。既存のトークンを再利用する方針のためロバではなく(以前異形化するワンド/Transmogrifying Wandで扱われた)雄牛が抜擢された、という経緯もあり現在のデザインに至る[1]。
- 美徳と武勇/Virtue and Valorには本来このカード用のトークン・カードが封入されているはずだったが、誤って苛立たせる厄介者/Nettling Nuisance用の海賊が印刷されてしまっている[2][3]。
参考
- ↑ Twitter(2023年8月27日 Jeremy Geist)
- ↑ 『エルドレインの森』のトークン(Daily MTG 2023年8月24日)
- ↑ The Tokens of Wilds of Eldraine(Internet Archive)(Daily MTG 2023年8月24日) - 修正前の記事