嘆きの天使/Weeping Angel
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アーティファクト クリーチャー — エイリアン(Alien) 天使(Angel)
瞬速
先制攻撃、警戒
対戦相手1人がクリーチャー呪文を唱えるたび、ターン終了時まで、嘆きの天使はクリーチャーでない。
嘆きの天使がクリーチャー1体に戦闘ダメージを与えるなら、そのダメージを軽減し、そのクリーチャーのオーナーはそれを自分のライブラリーに加えて切り直す。
クリーチャー呪文を唱えられると一時的に動かなくなってしまうが、戦闘ダメージを与えた相手をライブラリーに飛ばしてしまうエイリアン・天使。
サイズ的にはマナ・コスト相応だし除去耐性もないのでこれだけで勝負を決められるようなクリーチャーではないが、ことクリーチャー間の戦闘においては非常に強力。 実質的に除去である「ライブラリーに飛ばす」能力と先制攻撃との相性が非常によく、これと直接的にブロックした/された状態になった相手は、先制攻撃や軽減などの一部の手段を利用できなければ、まず一方的に排除されることになる。加えて瞬速による奇襲的なブロックの実施、攻撃と防御を両立できる警戒と多彩な能力がかみ合っているため、相手からすればそれなりに厄介。
- パワー2のこれが割り振れるのは通常は2ダメージなので、1戦闘では通常2体しか「返す」ことができないため、「3体以上のクリーチャーでブロック」すれば生き残りがこれに対して戦闘ダメージを与えることは可能。
ただし、もう一つの「クリーチャーではなくなる」というデメリット的な能力のため、確実な戦力・頭数として数えにくいのが難点。対戦相手のターンでは戦闘前メイン・フェイズに相手がクリーチャーを出すと、ブロッカーとして使えなくなる。あなたのターンではやや難しくなるものの、それでも瞬速などのインスタント・タイミングで戦場に出せるクリーチャーを持っている対戦相手にとっては容易に無力化できるクリーチャーということになる。
- 「クリーチャーでなくなる」能力は「クリーチャー呪文を唱える」ことをトリガーに誘発されるため、そのクリーチャー呪文を打ち消しても誘発は止められない。
- 同じ理由で、例えば急報/Raise the Alarmのようなクリーチャー・トークンを出すインスタント呪文は「クリーチャー呪文ではない」ため、これを誘発させることはできない。
- 「クリーチャーでなくなる」能力は基本的にデメリットといえるが、火炎舌のカヴー/Flametongue Kavuやネクラタル/Nekrataalのような「クリーチャー除去をできるETB能力持ちクリーチャー」に対しては、それが戦場に出た時点でクリーチャーではなくなるため、ETB能力で除去されることがないというメリットになる。
- Sustaining Spirit以来の飛行を持たず、自力で得ることもできない天使。
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ストーリー
嘆きの天使(Weeping Angel)は、「ドクター・フー」シリーズにたびたび登場する地球外生命体の一種。初登場エピソードは「まばたきするな/Don't Blink」。
一見すると顔を手で覆ってすすり泣く天使の石像のようだが、誰にも見られていない状況下で本性を現し、超高速で動き出して他者を殺害ないし過去へ転送する凶悪な存在。
まばたき/Blinkのようなごく僅かな時間でも限りなく攻撃対象に接近できるほか、「写真・映像に記録された天使が、本物の天使と化して画面外に現れる」「長時間目を合わせると目から天使が入り込み、やがて天使化する」といった厄介な性質も持っている。
- 登場ストーリー
- 「まばたきするな」原題: Blink
- 「天使の時間」原題: The Time of Angels
- 「肉体と石」原題: Flesh and Stone
- 「閉ざされたホテル」原題: The God Complex
- 「マンハッタン占領」原題: The Angels Take Manhattan
- 「ドクターの時」原題: The Time of the Doctor
- 「時空の果てで」原題: Hell Bent
- CLASS/クラス「迷えし者」原題: The Lost