皆に命を!/Everybody Lives!
提供:MTG Wiki
インスタント
ターン終了時まで、すべてのクリーチャーは呪禁と破壊不能を得る。ターン終了時まで、すべてのプレイヤーは呪禁を得る。このターン、各プレイヤーはそれぞれ、ライフを失うことができず、ゲームに勝利することも敗北することもできない。
敵味方問わず、そのターン中ほとんどの損害からプレイヤーやクリーチャーを守るインスタント。敗北も勝利もできなくなる。
テフェリーの防御/Teferi's Protectionや英雄的介入/Heroic Interventionなどと異なり、相手も保護してしまうので除去(特に全体除去)からの保護を主目的にするには使いづらい。ゆえにこの用途は副次的なものと考えた方がよいだろう。
このカードの本命となる役目は、統率者戦でしばしば用いられる勝利条件・敗北条件カードをシャットアウトできることである。類似効果の天使の嗜み/Angel's Graceと異なりあなた以外の敗北も阻止するので、統率者戦などの無差別戦では他のプレイヤーが敗北条件を受けてしまい1対1の状態にされることも防げる。無限コンボを凌ぐこともできるが、歩行バリスタ/Walking Ballista関連のようなターンを跨いでもコンボが続くものには実質無意味なので過信は禁物である。
「ライフを失うことができない」という効果は前例が白金の帝像/Platinum Emperionしか存在しない貴重なものであり、これを活かすことも考えられる。例えばむかつき/Ad Nauseamでライブラリーを全て手札に加えることができる。これだけなら天使の嗜み/Angel's Graceでも可能だが、あちらと違いライフは保たれるのでターンを跨いでも敗北しないという利点がある。ライフコストも支払うことができなくなるが、裏を返せば相手のコストを伴う効果を止めることもできる。
上記の使い方以外にも、無差別戦では単純に他プレイヤーの敗北を防いだりパーマネントを守ることで恩を売る政治的な使い道も考えられる。総じて、やや融通が利かない面もあるが、様々な用途の存在するカードと言える。
- 「ライフを失うことができない」効果については白金の帝像/Platinum Emperion#ルールも参照のこと。