刃砦の災厄、リーア・イヴォール/Ria Ivor, Bane of Bladehold

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ファイレクシアに完成化されてしまった刃砦の英雄/Hero of Bladehold。喊声とプレイヤーへの戦闘ダメージをファイレクシアン・ダニ・アーティファクト・クリーチャー・トークンに変換する能力を持つ伝説のファイレクシアン・騎士。

トークンの生成方法が特殊だが、喊声と組み合わせることで次のターンに2倍の打点に出来るというデザイン。トークンは毒性を持つため、ライフ回復で延命を図る相手にも強い。誘発こそ強制なものの、対象となるクリーチャーに制限はないため、ライフを詰めたい場合は攻撃しない・できないクリーチャーや対戦相手のクリーチャーを対象にすることで挙動を制御可能である。とはいえ、戦場にこれ1体しかいない状況などでは強制的に軽減することになるので注意。

自身が攻撃する必要は無いため出たターンからトークン生成を開始できるが、そもそも対戦相手に戦闘ダメージが通る状況が整っている必要がある。条件となるクリーチャーは戦闘開始時に決めるため、対戦相手に妨害の余地があるのも難点。その点では単独でも7点の打点を叩き出せた刃砦の英雄と比べると悠長と言わざるを得ない。

スタンダードで同居するカードでは輝かしい聖戦士、エーデリン/Adeline, Resplendent Catharと相性が良く、エーデリンを対象にすれば攻撃が通るとパワーが約二倍になる。エーデリンで生成されたトークンを喊声ですぐさまパワー2にすることも可能。

ライフと毒カウンターの価値の差が大きい統率者戦においては、2人対戦よりもその力を発揮しやすいと言える。

関連カード

サイクル

ファイレクシア：完全なる統一の2色の伝説のクリーチャーサイクル。稀少度はレア。

• 純潔の監視者、マルカトール/Malcator, Purity Overseer（白青）
• 刃砦の災厄、リーア・イヴォール/Ria Ivor, Bane of Bladehold（白黒）
• 死体傀儡、ヴェンセール/Venser, Corpse Puppet（青黒）
• 謎のゴライアス、オヴィカ/Ovika, Enigma Goliath（青赤）
• るつぼのゴライアス、ケテク/Kethek, Crucible Goliath（黒赤）
• グリッサ・サンスレイヤー/Glissa Sunslayer（黒緑）
• 迷宮壊し、ミグロズ/Migloz, Maze Crusher（赤緑）
• 最初の黄金守護、ジョー・カディーン/Jor Kadeen, First Goldwarden（赤白）
• 生ける治療、メリーラ/Melira, the Living Cure（緑白）
• 球層の追跡者、エズーリ/Ezuri, Stalker of Spheres（緑青）

ストーリー

リーア・イヴォール/Ria Ivorは新ファイレクシア/New Phyrexiaのファイレクシア人（イラスト）。

リーアはオーリオック/Auriokの一員で、ファイレクシア人と最初に遭遇したミラディン/Mirrodin人の1人であった。彼女は侵略に対する最前線に立ち、彼女の故郷を守り刃砦の勇者と言う称号にふさわしい仕事をする準備が出来ていた。彼女は出来る限り戦ったが、彼女の英雄心はやがて彼女の破滅の原因となった。包囲されたレオニン/Leoninの居住地を救出する作戦において、彼女の一団は待ち伏せを受け、生存者達が確実に逃れられるよう彼女は命を捧げた。今、彼女は自身が恐れていた敵の1人となっている。

• 外見から七人の鋼の族長/Seven Steel Thanesに属していると思われるが、MTGアリーナでこのカードから生成されるダニは機械正典/Machine Orthodoxy風のデザイン（紙でのコレクター番号11番）である。

フレイバーテキストに登場

新たなるファイレクシア

金切り声の猛禽/Shriek Raptor(白の太陽の非正規兵、リーア・イヴォール/Ria Ivor, White Sun partisanとして)

登場記事

• The Legends of Phyrexia: All Will Be One/『ファイレクシア：完全なる統一』の伝説たち（Daily MTG 2023年2月2日）

参考

• The Tokens of Phyrexia: All Will Be One/『ファイレクシア：完全なる統一』のトークン(Card Preview 2023年1月30日 Kendall Pepple著)
• カード個別評価：ファイレクシア：完全なる統一 - レア