エルフの射手/Elvish Archers
提供:MTG Wiki
アルファ版から第7版までの基本セットに収録されていた、緑としては珍しい先制攻撃持ちクリーチャー。
第5版時代までは、先制攻撃が評価され、同じく基本セットに存在していた白騎士/White Knightおよび黒騎士/Black Knightと相打ちを取れるクリーチャーとして、また火葬/Incinerateや巨大化/Giant Growthの良き相棒として、主にステロイドに採用されていた。
しかし第6版以降は、リバー・ボア/River Boaやカヴーのタイタン/Kavu Titanなどの後発の優秀な2マナクリーチャーに押され、大きな舞台での活躍はなくなり、稀に怨恨/Rancorとともに使用されたりエルフデッキに採用されたりする程度になってしまった。
そしてオンスロート・ブロックからの色の役割の変更及び明確化により、原則として緑単色のクリーチャーは先制攻撃を持たないことになったらしく、第8版以降は基本セットに収録されておらず、エキスパンションでも再録されていない。
- アルファ版ではP/Tが1/2だった(もちろんエラーである)。
- このカードはレアなのだが、白のコモンに同能力の若年の騎士/Youthful Knightというカードが存在する。色の特徴(その色が得意とする機能)の差がレアリティの違いという形で表されたものと思われる。同様の例に、ベナリアの勇士/Benalish Hero(コモン)と森林狼/Timber Wolves(レア)がある。
- Hornet Cobraのほぼ完全な上位互換。ただしデザインされたのはHornet Cobraの方が後。
- カード名に射手を含むが、クリーチャー・タイプに射手が追加されたのは2007年9月サブタイプ変更のときとかなり経ってから。名に「射手」とつくクリーチャーには「空を飛ぶクリーチャーを射ることができる」イメージから到達を持つものが多いが、これは「相手に近づかれる前に射かける」ので先制攻撃を持つようだ。
参考
- カード個別評価:第7版 - レア
- カード個別評価:第6版 - レア
- カード個別評価:第5版 - レア
- カード個別評価:第4版 - レア
- カード個別評価:リバイズド - レア
- カード個別評価:アンリミテッド - レア