魔女封じの宝珠/Witchbane Orb
提供:MTG Wiki
アーティファクト
魔女封じの宝珠が戦場に出たとき、あなたにつけられているすべての呪い(Curse)を破壊する。
あなたは呪禁を持つ。(あなたは、あなたの対戦相手がコントロールする、オーラ(Aura)呪文を含む呪文や能力の対象にならない。)
コントローラーに呪禁を持たせるアーティファクト。すでにつけられている呪いも一掃する。皇帝の仮面/Imperial Maskや神聖の力線/Leyline of Sanctityの亜種。
無色になりどのようなデッキにも入れやすくなったが、その分壊されやすくなったとも言える。赤から除去されうる点は、本体火力への対策となるこのカードにとっては痛い。
スタンダードやイニストラード・ブロック構築ではビートダウン系のデッキが死の支配の呪い/Curse of Death's Holdや忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damnedなどの対策に[1]、コントロール系のデッキが本体火力やネファリアの溺墓/Nephalia Drownyardなどの対策に[2]と幅広く採用されていた。ローテーション後もコントロールがラクドスの復活/Rakdos's Returnや殺戮遊戯/Slaughter Gamesを防ぐために使われた。
モダンでは単純な性能では神聖の力戦に劣り気味なものの、発明品の唸り/Whir of Inventionや大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creatorを採用したデッキではシルバーバレット候補になることがある。
- 登場当時のルールではプレイヤーを対象を取る火力からプレインズウォーカーを守ることもできた点も重要である(→プレインズウォーカーへのダメージの移し変えルール)。
ストーリー
魔女封じの宝珠/Witchbane Orb(Witchbane's Orb表記もあり)はイニストラード/Innistradに存在するアーティファクト(イラスト)。
呪いに対抗する魔力を持つ護法の玉で、格子状構造の中から光を放っている。手作業でこれに呪文を込める職人も存在する。
リリアナ/Lilianaは霊魔導士ディールク/Dierkの協力のもと宝珠を改造し、鎖のヴェール/The Chain Veilを制御するために使おうとしたが、結局ヴェールの反動を受け流すことはできず、リリアナも宝珠もひどく消耗するだけだった。
- 登場記事・登場作品
- Odric, Master Tactician/熟練の戦術家、オドリック(Uncharted Realms 2012年6月27日 Jenna Helland著)
- Innistrad's Last Hope/イニストラード最後の希望(Magic Story 2016年6月29日 Doug Beyer著)
脚注
- ↑ 行弘賢の「MOを遊びつくせ!」第5回:イニストラード・ブロック構築 実戦編(MTG日本公式 木曜マジック・バラエティ 2012年5月24日)
- ↑ 第78回:グランプリ・広島トップ8デッキ特集:後編「人間を取り巻く環境」(MTG日本公式 津村健志の「先取り!」スタンダード・アナライズ 2011年10月10日)