巨大な鋤/Colossal Plow
提供:MTG Wiki
アーティファクト — 機体(Vehicle)
巨大な鋤が攻撃するたび、(白)(白)(白)を加える。あなたは3点のライフを得る。ターン終了時まで、このマナはステップやフェイズの終了に際して無くならない。
搭乗6(あなたがコントロールしている望む数のクリーチャーを、パワーの合計が6以上になるように選んでタップする:ターン終了時まで、この機体(Vehicle)はアーティファクト・クリーチャーになる。)
攻撃すると地面を耕して白マナ3つとライフ3点の恵みをもたらす機体。
2マナ6/3と驚きのマナレシオを誇るが、代わりに搭乗コストは6とカルドハイム時点で領事府の弩級艦/Consulate Dreadnoughtと一位タイ。機体のパワーと搭乗コストが等しいため一見利用するメリットに乏しいが、カルドハイムではデザイナーズ・コンボとしてタフネス6を搭乗に使える巨大雄牛/Giant Oxが同時収録されている。パワーとマナ加速は強力だがタフネスは並で戦闘で打ち取られやすいため、練達のスカルド/Master Skaldで回収して再び牛に牽かせて対戦相手を苦しめたい。生み出されるマナに関しては這い回るやせ地/Crawling Barrensを採用しておくと無駄なく使い切る事ができる。(偶然にも「鋤が土地を育てる」という道具本来の使い方と合致する)
ペナルティ能力がある代わりにマナレシオがよいクリーチャーと相性が良く、特に登場当時スタンダードで使えた死の飢えのタイタン、クロクサ/Kroxa, Titan of Death's Hungerは、たった2マナで、生け贄に捧げられる前に、対応してこれに搭乗することができた。マナカーブに沿って展開できる死の神、イーガン/Egon, God of Deathとも相性は良好。これらの組み合わせを用いて高速で巨大な鋤を動かすデッキ、マルドゥ鋤が少数ながら存在した[1]。
- カード名の「鋤」は、手で耕すための刃が柄に対し真っ直ぐに伸びた農耕具のことを指す。plowは牛やトラクターに引かせる「すき」のことで、通常は「犂」の字を当てる。イラストや、巨大雄牛/Giant Oxとの関係を見てもこちらが妥当であろう。中国語版では「巨犁」としている。剣を鍬に/Swords to Plowsharesの記事も参照。
- カルドハイムのセット・デザイン・チームを率いたDavid Humpherysいわく、巨大雄牛/Giant Oxの搭乗先としてデザインされた機体[2]。当初の案では緑マナを出していたが、「白は機体との結びつきが強い」「対となる巨大雄牛/Giant Oxが白い」「農業・農具はフレーバー上は白い」「カードイラストの麦畑が平地らしい」といった理由から白マナを出す仕様に変更された[3]。
脚注
- ↑ 今週のCool Deck:マルドゥ・プラウ[鋤](スタンダード) 岩SHOWの「デイリー・デッキ」 2021年2月26日 岩SHOW著
- ↑ Twitter(David Humpherys)
- ↑ Twitter(Chris Mooney)