血の裏切り/Bloody Betrayal
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Bloody Betrayal / 血の裏切り (2)(赤)
ソーサリー
ソーサリー
クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それのコントロールを得る。そのクリーチャーをアンタップする。ターン終了時まで、それは速攻を得る。血(Blood)トークン1つを生成する。(それは「(1),(T),カード1枚を捨てる,このアーティファクトを生け贄に捧げる:カード1枚を引く。」を持つアーティファクトである。)
脅しつけ/Threatenの亜種で上位互換のひとつ。おまけで血トークンを生成する。
とりあえずリミテッドならば採用圏内。この類の一時的なコントロール奪取呪文は生け贄と相性がよく、今回は青や黒に濫用がある。濫用持ちの2マナ域はそれぞれのレアリティに1枚ずつしかなく、他は3マナ以上なのでこのコンボを狙うなら6~7マナを安定して出せる構成やプレイングを心がけたい。
コンボを狙わない場合でも、相手の主力クリーチャーを奪いたいシーンは後半戦が中心。その頃には、手札に余った土地などを血でルーティングできることの恩恵も大きい。そのため無理に吸血鬼とのシナジーを狙わずともデッキに投入できる。邪魔な死亡誘発や絆魂持ちブロッカーをどかしつつ、味方の「戦闘ダメージを与えるたび」を誘発させる助けになるのも環境に合っている。もちろん腐ることの多いカードでもあるが、他で得た血の起動コストにしてしまえばいいのも追い風。
前編のイニストラード:真夜中の狩りには狼男デッキ向けの群れの裏切り/Pack's Betrayalが収録されており、スタンダードではローテーション時期まで含めて競合する。部族抜きで考えると、無条件で血が手に入るこちらの方が汎用性は高い。狼や狼男を自分で使うもしくは相手から奪うのであればあちらは占術2がつくので、血よりも有用となる盤面もある。
- 10年前のイニストラードには、日本語カード名が逆転した裏切りの血/Traitorous Bloodというカードもあった。