監視の呪い/Curse of Surveillance
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エンチャント — オーラ(Aura) 呪い(Curse)
エンチャント(プレイヤー)
エンチャントしているプレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤー以外の望む数のプレイヤーを対象とする。それらのプレイヤーはそれぞれ、この能力が誘発した時点でエンチャントしていたプレイヤーについている呪い(Curse)の数に等しい枚数のカードを引く。
イニストラード:真夜中の狩りの青の呪いはドロー加速。単独でも1枚、他の呪いと合わせれば更に多くの枚数を引かせてくれる。
日本語版カードは下記の通り誤訳があり、実際のテキストもかなり分かり難いが、概ねエンチャントしたプレイヤーのアップキープにあなたがカードを引くことができる呪いである。そのプレイヤーに複数の呪いがついていればドロー枚数が増え、また多人数戦の場合他のプレイヤーにもカードを引かせることができる。
張るだけで追加ドローを得られるドロー・エンジンとしては風見の本殿/Honden of Seeing Windsと同格。複数を同一プレイヤーにかけるとそれぞれが別個に誘発し、2枚の時点で4枚ドローという圧倒的なカード・アドバンテージを得られるのだが、戦場に出た時点では何もせず、盤面に直接影響を及ぼさない。更にこれ自体が重いことから隙が大きく、呪いをかけた直後に一気に動かれ、ボード・アドバンテージを稼がれてそのまま押し切られるという状況も発生しがち。対戦相手のマナ域や色などから、返しのターンで何をされる可能性があるかをしっかり考えながら使いたい。
リミテッドでは単純にドロー加速として強力。エンチャントを除去する手段が少なく、設置コスト以外にはマナもかからないので中盤以降の息切れを防いでくれる。同セットの呪いは全てレアなので数を集めるのは難しいとはいえ、とりあえず1枚張っておけば十分なコストパフォーマンスを誇る。一方、スタンダードでは登場時点では緑や白のアグロデッキがメタに存在しており、それらを相手取る時に5マナ域をこれに費やすとテンポで遅れを取りやすい。風見の本殿が構築でも活躍を見せたことを考えるとポテンシャルは十分高いと言えるのだが、環境と今ひとつ合致しきれず採用率は控えめ。
- 日本語版には誤訳があり、「この能力が誘発した時点でエンチャントしていたプレイヤーについている呪いの数に等しい枚数のカードを引く。」が「自分についている呪いの数に等しい枚数のカードを引く」となっているため訂正が出された[1]。自分に呪いをかけることを推奨するカードではないので注意。
- 「この能力が誘発した時点でエンチャントしていたプレイヤーについている呪いの数」なので注意。誘発時と解決で監視の呪いのエンチャント先が変わる場合があっても、誘発した時点のエンチャント先のプレイヤーを参照するが、実際にそのプレイヤーについている呪いの数は解決時に参照する。能力に対応して監視の呪いを除去されれば引く枚数は減ってしまう。
- 望む数の対象を0個にすることで誰もドローしないことを選んでも良い。
脚注
- ↑ 『イニストラード:真夜中の狩り』一部カードにおけるテキスト訂正のお知らせとお詫び(マジック日本公式サイト 2021年9月6日)