ブロール
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ブロール/Brawlはカジュアル変種ルールの1つ。統率者戦のバリエーションで、一口で言えばスタンダードのカードプールで遊ぶ統率者戦。
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解説
統率者戦は人気フォーマットであるが、カードプールの広大さに伴う参入障壁の高さに問題があった。より気軽に遊べる統率者戦としてGerritt Turnerによって考案され、ウィザーズ社に持ち込まれたのがブロールである。
- ブロールとは「(公衆の面前での騒々しい)喧嘩・殴り合い」、転じて「賑やかなパーティー」のこと。
ルール
基本的なルールは統率者戦に準ずるが、以下にブロール特有のルールを記載する。
統率者戦の項も参照のこと。
構築ルール
伝説のクリーチャー・カードを1枚、あるいはプレインズウォーカー・カードを1枚選び、それを統率者とする。
統率者の固有色ルールに従い、ハイランダー構成でデッキを構築する。ただし、固有色が無色である統率者を使用する場合のみ、平地/Plains、島/Island、沼/Swamp、山/Mountain、森/Forestの中から1種類を選んでデッキに投入可能である。
デッキの枚数は、統率者と合わせて60枚である。サイドボードは使用しない。
- 通常の統率者戦と異なり、統率者として使用できる能力を持っていないプレインズウォーカーであっても統率者にできる。
ゲームルール
プレイヤーの開始時のライフの総量は30点である。2人対戦の場合に限り、開始時のライフの総量は25点になる。
対戦人数に関係なく、多人数戦のマリガンルールを適用する。すなわち、最初の1回はマリガンした回数に含めず、カードをライブラリーの一番下に置く枚数を増やすことなくマリガンすることができる。詳細はマリガンの項を参照。
統率者ダメージのルールは適用しない。
使用カード
現行のスタンダードセットに含まれるカードが使用可能だが、禁止カードはスタンダードのものではなく、ブロール独自の禁止リストを用いる。
2020年4月16日現在、以下の4枚を禁止カードとする。
- 魔術遠眼鏡/Sorcerous Spyglass
- 王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns
- 不屈の巡礼者、ゴロス/Golos, Tireless Pilgrim
- 呪文追い、ルーツリー/Lutri, the Spellchaser
旧ルール
- 2018年7月9日のルール改定[1]以前の旧2人対戦用ルールは以下の通り。
- 下記2018年5月10日のルール改定により開始時のライフの総量は20点に変更されていたが、このさらなる改定で25点となった。
- マリガンルールは2人対戦用マリガンルールに準じたものだった。この改定でいわゆる「フリー・マリガン」が採用された。
- 2018年5月10日のルール改定[2]以前の旧ルールは以下の通り。
- 固有色が無色である統率者を使用する場合、通常の統率者戦と同様、固有色を持つカードをデッキに入れることはできなかった。
- 2人対戦であっても開始時のライフの総量は30点であった。この改定により20点に変更された。
- 禁止カードはスタンダードに準じたものだった。この改定により独自のリストを用いることになった。
脚注
- ↑ Checking in on Brawl(Feature 2018年7月9日 Gavin Verhey著)
- ↑ ブロールの展望/The Future of Brawl(News 2018年5月10日 Gavin Verhey著)
参考
- Join the Brawl/「Brawl」に乗り込め(Ways to Play 2018年3月22日 Gavin Verhey著)
- It's Time to Brawl(Ways to Play 2018年3月23日 Katie Allison著)