Contagion
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アライアンスを代表するメカニズム、ピッチスペルの1つ。
当時の妨害用オーラ、衰弱/Weakness2枚分の効果をたたき出す、優秀な除去・弱体化呪文として作られていた。
後世のカードでみれば、インスタントで使える面も含めて虚弱/Feebleness2枚分、というのがより適切だろうか。インスタントなので、虚弱同様コンバット・トリックにも使える。
カウンターはターン終了後も残るため大型クリーチャーに対しても抑止力になる。 マイナス修整なので軽減できず、再生も破壊されない能力も意味を成さないのも強み。 また、虚弱のように帰化/Naturalizeや解呪/Disenchantなどで破壊されることはないのもメリットである。
ネクロポーテンス/Necropotenceとの相性は抜群で、手札1枚という代替コストはネクロではライフ1点に過ぎない。 ネクロディスクなどのデッキでは必須カードだった。
また旧エクステンデッド環境でも黒系コントロールデッキによく入っていた。 ウィニーの出鼻をくじくのに特に有効だったのである。
- -2/-1という非常に珍しいカウンターを用いる。 昨今、このようなカードは+1/+1カウンターとの混同を避けるためにテキストを修正される方向にあるのだが、カードの特性上修正できないままにある。
- 実際の所、的盧馬/Riding the Dilu Horseのような記述にするくらいしか解決策が思いつかない。 しかし、これでは今以上に混乱の元になるため避けているのであろうと思われる。
- 猫が少なかった当時、その強さとイラストから一部の猫ファンから密かな人気があった。「クロネコ」の愛称で呼ばれていたことも。
- サイクル中、これとForce of Willだけ代替コストにライフを要する。 つまりそれだけ効果が強力だと考えられていた訳だが、トーナメントにおける使用頻度を見るに、ライフ1点では足りなかったようである。
- Contagionとは伝染病のこと。このイラストは伝染病で死んだ人間と生き残った猫だと思われる。黒猫が死を象徴するものとして描かれているのが印象的。
- タイムシフトでの再録が検討されていたが、コールドスナップの開発が決定された際にアイスエイジ・ブロックのメカニズムを持つカードはタイムシフト枠から外され、コールドスナップ用に新たにデザインされることとなった。 Contagionもその例から漏れることはなく、その役割は魂の撃ち込み/Soul Spikeとして、コールドスナップに加えられた。