優しいインドリク/Affectionate Indrik
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Affectionate Indrik / 優しいインドリク (5)(緑)
クリーチャー — ビースト(Beast)
クリーチャー — ビースト(Beast)
優しいインドリクが戦場に出たとき、あなたがコントロールしていないクリーチャー1体を対象とする。あなたは「これはそれと格闘を行う。」を選んでもよい。(それぞれはもう一方に自身のパワーに等しい点数のダメージを与える。)
4/4気立ての優しいビースト。戦場に出ると対戦相手のクリーチャーにも構わずじゃれつくほどだが、そのサイズの大きさから結果的に格闘が発生する。
過去のカードで言えば、ソンバーワルドの雄鹿/Somberwald Stagのマナ・コストとタフネスの増えた上位種的存在。3/4までを一方的に打ち破りながら実用サイズの中堅戦力を残せるため、アドバンテージの観点で見ればそれなりに優秀である。とはいえ内訳としては捕食/Prey Uponを内蔵したダークウッドの猪/Durkwood Boars相当で、抱き合わせにしても芳しくないコストパフォーマンス。流石に6マナという重さに見合った効果とは言い難い。
スタンダードの緑では、同マナ域でも屈指のカードパワーを誇る殺戮の暴君/Carnage Tyrantの存在が大きい。また、同系能力持ちにもより扱いやすい縄張り持ちのアロサウルス/Territorial Allosaurusがいるため、構築で扱うには力不足だろう。
リミテッドでは、多くの場合アドバンテージが取れる貴重な除去内蔵クリーチャー。より危険なクリーチャーにも相討ちによる対処を狙えるため、重ささえクリアできればそうそう腐る事はない。
- 猛々しい能力に似合わないカード名から、イラスト、フレーバーテキストに至るまで、ユーモアたっぷりな仕上がりが好評を博した一枚。インドリクの足元には沢山の猫がすり寄り、当のインドリクもこれまた近くの人間男性に人懐こく(=Affectionate)頬をすり寄せる和ましい構図だが、男性の表情と見事にめり込み傾いだ姿勢が衝撃の程を窺わせて笑いを誘う。
- 一方で、遠巻きにしている人々も背景に見える事から、この男性が自ら近付いた可能性――すなわち下記の擁護も被害者当人の台詞と思しい節がある。なんとも見上げた愛護精神である。
「問題はインドリクの情熱ではない。ラヴニカに柵がないのがいけないのだ。」
参考
- Stories from the City/都からの話(Making Magic 2018年9月24日 Mark Rosewater著)
- インドリク/Indrik(背景世界/ストーリー用語)
- カード個別評価:ラヴニカのギルド - アンコモン