フェイズ・アウト

提供:MTG Wiki

2013年9月10日 (火) 02:30時点におけるRashida (トーク | 投稿記録)による版
移動: 案内, 検索

フェイズ・アウト/Phase Out は、

  1. フェイジング能力などの際に行われる行動。#ルールを参照。
  2. 上記の行動によって変更される、カードの位相の1つ。#位相を参照。
  3. 過去のルールで用いられていた、フェイズ・アウトしたカードが置かれる領域#領域 (廃語)を参照。

ルール

フェイズ・アウト/Phase Out は、パーマネント位相を、フェイズ・イン/Phased-In からフェイズ・アウト/Phased-Out に変更すること。

これが発生するケースには、わずかな例外を除けば大きく2つのパターンがある。

  1. フェイジングの能力によってアンタップ・ステップに自動的に発生(フェイズ・アウト)するパターン。
  2. 起動型能力呪文によって、プレイヤーの意思の元引き起こされるパターン。

一般に、前者はデメリットとして扱われる。この振る舞いの結果、そのパーマネントは「1ターンおき」にしか活動できないため。

逆に後者はメリットとして扱われる。そのパーマネントに対する何らかの悪影響(直接ダメージや除去など)に対してフェイズ・アウトすることで、それを無効化できるため。

  • パーマネントがフェイズ・アウトすることで誘発する誘発型能力は、フェイズ・アウトの直前の状態を基準に誘発する(領域変更誘発も参照のこと)。

位相

フェイズ・アウト/Phased-Out は、位相の1つ。位相がフェイズ・アウトになったパーマネントは、フェイズ・アウトしていることを参照するルール効果を除いて、ゲーム中に存在しないかのように扱われる。間接的な関係でなくフェイズ・アウトしているカードが複数あり、それが片方にあるいは相互に影響を与えるカードだったとしてもフェイズ・アウトしている限りは影響を及ぼすことはない。

  • フェイズ・アウトについて特に言及していない効果が、フェイズ・アウトしてしまったパーマネントの情報を参照しようとした場合、それは代わりにそのパーマネントの最後の情報を参照する。
  • 他の位相と異なり、フェイズアウト位相・フェイズイン位相は「特定の物理的な状態」が定義されていない。これはフェイジングを処理する際、数々の例外処理を行わざるを得なかった領域移動に関するルールを、定義上「位相」として処理することで簡便化を図ったためである。ルール上は位相だが物理的な状態を持たないため、直感的に理解しづらいものとなっている。
  • ゲーム中これらのカードを扱う際は、フェイズアウト位相をどのように表すか取り決めをし、進行に支障が出ないようにしたい。
    • かつては裏返しにしてフェイズアウト状態(フェイズアウト領域へ移動)を表すことが多かったが、変異クリーチャーが登場した現在では不適切な場合が多いかもしれない。

領域 (廃語)

フェイズ・アウト領域/Phased-Out Zone は、過去に存在した領域の1つ。過去のルールでは、フェイズ・アウトしたパーマネントはここに置かれていた。

基本セット2010でのルール変更に伴い、フェイジングは上述の位相を用いたルールに変更され、この領域は廃止された。

参考

QR Code.gif