モミール・ベーシック
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モミール・ベーシック/Momir BASICとは、Magic Online認定フォーマットの1つ。Magic Online VanguardのMomir Vig, Simic Visionaryと基本土地のみが使用可能なフォーマット。
その能力から、構築やリミテッドなどに比べ、運の要素が極めて強い。
Momir Vig, Simic Visionaryアバターが使用可能になって以来、主にカジュアル・ルームでプレイされていた物が正式にサポートされた。
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戦略
運の要素が大きいのは言うまでもないが、それでも基本となる戦略は存在する。 ただし、それら基本とされていることでも、決して正確な計算に基づいたものではなく、また新しいセットがサポートされるたびに変わっていくことに注意。また、諸説存在する。
- 能力をX=1から起動しない
- まず前提として、「土地のプレイ」「Momir Vigの能力を起動」の両方を行えるのは、手札が2枚以上残っているのが条件である。当然、より大きなマナ域でその状態を保持したいが、そのためには序盤は土地のプレイのみを行い、手札の消費を抑える必要がある。つまりその間は一方的にクリーチャーを展開されるリスクを犯すことになり、その兼ね合いがプレイングの大半と言っても良い。
- そのことから、マナ・クリーチャーやハンド・アドバンテージを得られるクリーチャーは有効性が高い。
- 1マナのクリーチャーに、盤面に大きな影響を与えるものは少ないため、カード消費を抑えてマナを伸ばす方が良い(マナ・クリーチャーの確率は概ね低い)。
- 以前はX=2から起動する(X=3では起動しない)ことが多かったが、現在では、比較的高確率かつ圧倒的な支配力を持つエルドラージ・クリーチャーのマナ域に繋げるため、X=5程度まで手札を保持することも多い。
- 基本土地は全種類投入
- このフォーマットでは一切呪文を唱えることができないため、クリーチャーのサイズと能力だけで戦うことになる。
- 有用な起動型能力を持つクリーチャーは各色に存在するため、それぞれの色のマナを使えるようにしておく方が、戦場に出たクリーチャーが腐りにくい。
その他
強烈なデメリットを持つなど、単純に使うようにデザインされていないクリーチャーを引き当てると、即死してしまったり、大幅に不利になることも多い。
それらのマナ域で、能力を一切起動しないわけにはいかないだろうから、基本的に対処の方法は皆無である。
- X=3 田舎の破壊者/Countryside Crusher→ライブラリーがすべて削られる。
- X=4 荒廃の巨人/Desolation Giant→自分の他のクリーチャーが壊滅する。
- X=5 地ならし屋/Leveler→ライブラリーがすべて削られる。
- X=5 荒廃の天使/Desolation Angel→自分の土地が壊滅する。
- X=6 世界喰らいのドラゴン/Worldgorger Dragon→自分のパーマネントがこれだけになる。クリーチャーは状況起因処理で消滅。
- X=7 触れられざる者フェイジ/Phage the Untouchable→誘発型能力で即死。
- X=8 深海の生息者/Denizen of the Deep→自分の他のクリーチャーが壊滅する。
構築ルール
- 使用可能カードは基本土地(基本氷雪土地も使用可能)のみ。種類は問わないので、各基本土地12枚でも沼/Swamp60枚でもかまわない。
- デッキは60枚の基本土地とMomir Vig, Simic Visionaryのデッキでなくてはならない。