ブラフ
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ブラフ (Bluff)はこけおどし、威嚇、ハッタリなどの意味。また、それらによる足止め。もちろん、立派な戦略の1つである。
ブラフは相手が恐れて初めて意味をなすため、
ことが不可欠である。
「非公開の情報に関する発言は、あらゆる意味において、正確である必要はない。非公開の情報の内容を含むブラフは、ゲームに不可欠である。」と公式規定されているように、虚偽の情報を発言する、俗に言う「口三味線」はルールに置いては全く問題が無い。ただし、これを嫌う人もいるので、カジュアルプレイにおいては「匂わせる」程度に留めて置いたほうが無難である。
- 例えばパーミッションデッキであれば、アンタップ状態の土地と手札があればブラフになる。打ち消されるかも、と相手は考えるからである。対抗呪文/Counterspellが存在したかつての環境では、2枚の島によってかなりの行動制限を意識させることができ、逆にカウンター側は2枚の島を起こしておくプレイが求められた(もちろんピッチスペルがある環境なら手札があるだけでブラフになる)。
- 別の例では、相手が丘巨人/Hill Giantをコントロールしている時に、灰色熊/Grizzly Bearsで攻撃するような、チャンプアタック的行為もブラフとなる。この場合は、手札に巨大化/Giant Growthがあるかもとブロックを躊躇してくれるかもしれない。
もちろんそれが通用するのは、相手が「通しても構わない」状況であり、同時に、ブロックされて「タダ死に」するリスクがあることも忘れてはならない。
デッキの内容を相手に勘違いさせることもブラフの一種になるであろう。
また、良く使われていたブラフにサイドボードが絡んだものがある。
- 例えばカウンターポストであれば、メインに入れた解呪/Disenchantをサイドに入れておいた解呪と交換する事によって、あたかもサイドボードチェンジしたように見せかけるのである。これにより、実際にはデッキが変わっていないにも関わらず相手が政略/Political Trickeryを投入したと思い込みKjeldoran Outpostを抜くように仕向けることができた。
プレイングにおいて注意すべき点として、あくまでブラフは補助的な役割に過ぎないということがある。 例えば対抗呪文/Counterspellを持っていないのに島二つを立て、本来プレイ出来ていた呪文をプレイせずテンポを失ってしまうような事は避けたい。 これは、ブラフが有効に働く状況というのが(例え相手がそれを見抜けていなくても)かなり限られているためで、また実利を代償としたブラフは大変にリスクが大きく、相対的なリターンが小さいためである。