ラゾテプの肉裂き/Lazotep Reaver
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クリーチャー — ゾンビ(Zombie) ビースト(Beast)
ラゾテプの肉裂きが戦場に出たとき、ゾンビ動員1を行う。(あなたがコントロールしている軍団(Army)1体の上に+1/+1カウンター1個を置く。それはゾンビ(Zombie)でもある。あなたが軍団をコントロールしていないなら、その前に、黒の0/0のゾンビ・軍団クリーチャー・トークン1体を生成する。)
1/2ゴブリンの扇動者/Goblin Instigatorのようにクリーチャー・トークンを引き連れて出てくるタイプだが、動員の性質上、2体目以降は盤面での頭数は増えずにサイズアップしてゆくのでそこは一長一短か。軍団トークン共々ゾンビなので部族シナジーを受けやすく、マナ・コストも軽いので永遠衆の監督官/Eternal Taskmasterなどの墓地からの回収手段で生け贄コスト要員などにも活用できる(戦場に既に軍団トークンが居る場合の挙動には注意しておきたい)。
リミテッドでは黒のトップコモンの一つ。2マナでトークンと合わせて2/3のマナレシオは非常に優秀。灯争大戦の青黒赤に与えられている動員シナジーを活かしたデッキを組む場合は、最速2ターン目から軍団トークンを展開できるこのクリーチャーが起点になるので、優先してピックしておきたい。加えて、黒赤には灯の収穫/Spark Harvestや心火/Heartfire、灯を刈り取る者/Spark Reaperといった生け贄を追加コストや起動コストに含む優秀なカードが多く、それらを有効活用しやすくなるのもポイント。終盤押されている状態で引いても、時間稼ぎのチャンプブロッカーを最大2体展開できるので無駄になりにくく、地味ながら様々な応用が効く。
2マナで2体のクリーチャーを展開できるのは構築基準で見ても稀であり、何らかのシナジーがあれば採用を検討できる。登場時のスタンダードにおいては、死の男爵/Death Baronで全体強化を狙うゾンビデッキの戦略と合致している。またヒストリック・パイオニア以下のフォーマットになるが、1ターン目に墓所破り/Cryptbreaker、2ターン目にこのカードと繋げることで、即座にドローの条件が整う。イコリア:巨獣の棲処参入後は2体とも非人間クリーチャーであることに注目され、軍団のまとめ役、ウィノータ/Winota, Joiner of Forcesとの相性の良さから白黒赤タイプのウィノータ・コンボで活躍した。