ヤーグルとムルタニ/Yargle and Multani

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Yargle and Multani / ヤーグルとムルタニ (3)(黒)(黒)(緑)
伝説のクリーチャー — カエル(Frog) スピリット(Spirit) エレメンタル(Elemental)

18/6

黒緑伝説のクリーチャーコンビは、ドミナリア/Dominariaよりヤーグル/Yargle)とムルタニ/Multani)。

コンビでありながら、高パワーバニラというアーボーグの暴食、ヤーグル/Yargle, Glutton of Urborgの特徴が強く表れたデザイン。そのパワーはなんと黒枠カード歴代最大の18マナ・コストからすれば順当な数字であるはずのタフネスが貧相に見えてしまうほどのパワー偏重ぶりである。1度でも本体攻撃通せば勝負を決めうるサイズであり、戦闘になれば生き残れるクリーチャーはまずいない。そのため実質的には触れられざる者フェイジ/Phage the Untouchableに近いとも考えられる。

パワーこそ派手だが、所詮バニラはバニラ。回避能力除去耐性が無いため、そのままではチャンプブロックで足止めされて除去されるだけだろう。活躍させたいならばパワーを確実に活かせるようサポートしたい。色の役割としては5点までの全体マイナス修整ブロッカーを排除する、トランプルを付与するなどが効果的か。例によって投げ飛ばし/Fling系統のパワー参照カードとも相性が良い。機械兵団の進軍にはヴォルダーレンの興奮探し/Voldaren Thrillseekerが収録されており、賛助で能力を与えて起動すればぴったり20点火力になる。

リミテッドではクリーチャー同士の殴り合いになりやすく、その圧倒的なサイズから結果的にカード・アドバンテージを稼ぎやすい。それでも単なるファッティであり、前述の通りチャンプブロックで妨害されやすいので、何かしら直接パワーを叩きつける手段をピックして使いたい。黒緑で使える範囲ならば、種子中枢への襲撃/Storm the Seedcoreとの噛み合いが良好。

モダンにおいてクラガンウィック・シュートを強化した。クラガンウィックの死体焼却者/Cragganwick Crematorから投げ飛ばせるカードが引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Tornと合わせて2種最大8枚体制になることでコンボの安定性を増したと共に、この2枚がどちらも伝説であることから御霊の復讐/Goryo's Vengeanceという第2の勝ち筋を用意することが可能になった。

  • 18/6というP/Tはアーボーグの暴食、ヤーグルのP/Tである9/3のちょうど2倍。P/Tを2倍にするようなムルタニのカードはなく、ムルタニの特徴が特に出ていない点も相まって「ヤーグルとヤーグル」と揶揄する向きもある。

関連カード

ヤーグル
ムルタニ

サイクル

機械兵団の進軍の2人のキャラクターがコンビになった伝説のクリーチャーサイクルレアに2色の組み合わせの10枚が、神話レアに楔の3色の組み合わせの5枚が存在する。

これらのストーリー上での扱いは公式記事の『機械兵団の進軍』の伝説のチームたちを参照。

レア
神話レア

ジャンプスタート・ブースター用カードにも単色スーラクと殺し爪/Surrak and Goreclawが存在する。

参考

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