傭兵
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傭兵/Mercenaryは、クリーチャー・タイプの1つ。思想信条や所属する共同体などのためではなく、雇用契約に従って戦う職業軍人のこと。
クリーチャー — ホラー(Horror) 傭兵(Mercenary)
クリーチャーを1体、生け贄に捧げる:カテラン組合の首領を再生する。
(6),(T):あなたのライブラリーから、マナ総量が6以下の傭兵(Mercenary)パーマネント・カードを1枚探し、それを戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。
クリーチャー — ハーピー(Harpy) 傭兵(Mercenary)
飛行
あなたのアップキープの開始時に、あなたが(2)を支払わないかぎり、換羽するハーピーを生け贄に捧げる。
クリーチャー — オーガ(Ogre) 侍(Samurai) 傭兵(Mercenary)
武士道1(このクリーチャーがブロックするかブロックされた状態になるたび、それはターン終了時まで+1/+1の修整を受ける。)
あなたのアップキープの開始時に、プレイヤー1人の手札にあるカードの枚数が、他の各プレイヤーの手札にあるカードの枚数よりも多い場合、その手札にあるカードの枚数が最も多いプレイヤーは霜剣山の背教者のコントロールを得る。
初出はアイスエイジのMercenaries。アライアンスでも複数登場した。隆盛したのはマスクス・ブロックで、リクルートメカニズムを有した部族として白のレベルと対を成す黒の部族として数を増やした。マスクス・ブロックにほぼすべてが集中しているレベルと違って、傭兵のほうは汎用的な職業であるため、その後もオンスロート・ブロックや神河救済などいくつかのエキスパンションで少数登場している。クリーチャー・タイプ大再編ではカード名にMercenaryを含むクリーチャーもこのタイプが与えられた。
マスクス・ブロックの傭兵は自分より低いマナ・コストの傭兵をリクルートすることができる。レベルと比べるとリクルートできる範囲が狭くて扱いづらさがある一方、マナ効率がよく、また基本性能が高めのカードが多い。当時の黒の優秀なコントロール・カードと組み合わせた、マーセナリーというデッキが活躍した。
部族カードはリクルーター以外では教示者のカテラン組合の召喚/Cateran Summons、墓地から回収できる腕ずくの凶漢/Strongarm Thug、一時強化のファイレクシアの督戦官/Phyrexian Driver、対抗カードの傭兵の密告人/Mercenary Informerが存在する。また暗殺者、ならず者と共通の部族カードとして殺しの羽ペン、マリ/Mari, the Killing Quillが存在する。
伝説の傭兵は団結のドミナリア統率者デッキで傭兵、ジェディット・オジャネン/Jedit Ojanen, Mercenaryが登場した。
- 時のらせんブロックでは、レベルが再登場を遂げた一方、傭兵は1枚も登場していない。
- 一口に傭兵と言っても時代や地域によってそれぞれ違いがあり、兵士・戦士・騎士などと区別しきれない部分もある。ただ、あえて傭兵と呼ぶ場合には(特に創作物では)「忠義・人情・正義などという価値観には目もくれず、ただ金のために戦う」という点が強調されることが多い。マジックでも例に漏れず、攻撃的な性能のものが多く、また報酬を吹っかけてきたり、契約次第で働かなかったり敵側に寝返ったりといったフレイバーのペナルティ能力(アップキープ・コストなど)を持っていたりする。
- (これはレベルにも言えることではあるが)フレーバー的には傭兵であっても傭兵のタイプは持っていない、というカードは多い(「売剣/sell-sword」と付くカードなど)。