ブーンズ
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ブーンズ(Boons)は、リミテッド・エディションに収録されたインスタントのサイクル。古い英語で「祈り」や「恩恵」といった意味(Wiktionary:en:boon)。
マジック史上初のサイクルの1つで、全て1マナで3つ分の何かを発生させる。
それぞれ各色の特徴をよく表しているが、そのカードパワーには大きなばらつきがあり、強力なものからAncestral Recall > 暗黒の儀式 > 稲妻 > 巨大化 > 治癒の軟膏、の順である。この中で巨大化が最もパワーバランスの取れたカードだとされている。
特にAncestral Recalは格別でパワー9の一員に数えられており、また再録禁止カードに指定されている。
他はたびたび再録されていたが、3位とされる稲妻は1995年の第4版を最後に皆勤賞を逃した一方で、2位とされる暗黒の儀式は1999年のメルカディアン・マスクスまで大型エキスパンションの常連であり続けた。その後、稲妻が基本セット2010と基本セット2011で再登場するなど両者の位置付けは時代とともに移ろっている。
5つそれぞれに亜種が存在するが、暗黒の儀式は性質上リメイクを頻繁に出しづらく、色の役割においてマナ加速が赤に移ったこともあり亜種が少ない。Ancestral Recallと稲妻はそれぞれ1マナの呪文として適切に調整された下位互換が多数作られている。(最弱とされる治癒の軟膏も含め)上位互換は現れていない。
- 次元の混乱では、このブーンズをベースにして粗暴な力/Brute Forceと治癒の葉/Healing Leavesがタイムシフトしている。