イオン化/Ionize
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おまけ付きの多色カウンターという点で、かつての吸収/Absorbを筆頭とするインベイジョンのカウンターサイクルを彷彿とさせる、その中でも蝕み/Undermineに比較的近い性能。与えるクロックは1点減ったが、色拘束も薄くなった事で青マナダブルシンボルを要求しない希少なハード・カウンターに仕上がっており(心理的打撃/Psychic Strikeも参照)、扱いやすさを天秤にかければ十分割に合う調整。なおかつ対抗呪文/Counterspellの使えた当時と違い、取り消し/Cancel+αが汎用カウンターの基準となっている現在のカードプールから見れば、相対的により優れたコストパフォーマンスとなっているのも追い風。
登場時の環境では、同マナ帯においてコスト軽減が可能な魔術師の反駁/Wizard's Retort・提督の命令/Admiral's Order、諜報付きの悪意ある妨害/Sinister Sabotageなどと競合するため、デッキの特徴に合わせて使い分けたい。これは青マナ1点だけで撃つ事ができ、対戦相手のライフを積極的に削っていくクロック・パーミッションやカウンターバーンなどの戦略と噛み合うのが強みとなるだろう。基本セット2019で再録されたどぶ潜み/Guttersnipeとは色も合わせて非常に相性が良い。
スタンダードでは純正の青赤コントロールや青黒赤コントロールでの採用例があり、なかでも青白赤コントロールは最大の就職先となっている。