サーペイディア諸帝国史、第七巻/Sarpadian Empires, Vol. VII
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Sarpadian Empires, Vol. VII / サーペイディア諸帝国史、第七巻 (3)
アーティファクト
アーティファクト
サーペイディア諸帝国史、第七巻が戦場に出るに際し、あなたは「白の市民(Citizen)」「青のカマリッド(Camarid)」「黒のスラル(Thrull)」「赤のゴブリン(Goblin)」「緑の苗木(Saproling)」から1つを選ぶ。
(3),(T):選ばれた色とタイプの1/1のクリーチャー・トークンを1体生成する。
フォールン・エンパイアの5つの文明に敵対した側のクリーチャー・トークンを出すアーティファクト。3マナとタップで1/1が1体と、トークン製造機のコスト・パフォーマンスとしてはなかなか良好。
生け贄やチャンプブロック要員なら迷惑エンジン/Nuisance Engineで十分。ただこちらはパワーと色があるため、様々な使い道が考えられる。クリーチャー・タイプが、ゴブリンと苗木以外はシナジーを形成しにくいものの、実用性よりもフレーバーや懐古的な能力を重視する、時のらせんらしいカードといえる。
- フォールン・エンパイアに登場したトークンを生み出すカードのサイクル(アイケイシアの都市/Icatian Town、Homarid Spawning Bed、増殖槽/Breeding Pit、ゴブリンの巣穴/Goblin Warrens、各種サリッド+夜の土/Night Soil)をフィーチャーしたものであると思われる。トークン・クリーチャーもフォールン・エンパイアのテーマの1つであり、溢れ出るこれらの敵対種族に数で圧倒される様が描かれていた。
- 性能・機能はヴォルラスの研究室/Volrath's Laboratoryに近い。下位種といった感じ。
- 英語などの欧米の言語には、「書名」を表記する際には斜体の書式を用いる慣例がある。それに則り、英語などの言語版では印刷時はカード名が斜体になっていたが、2016年9月のオラクル更新で通常の書体に変更された。
- 余談だが、斜体の文章の中で書名が登場した際は、逆に通常の書体に直して表記する。他のカードのフレイバー・テキストで「サーペイディア諸帝国史」の書名が登場するときは通常の書体になっているイラスト。
- 従来の歴史ではサーペイディア諸帝国史/Sarpadian Empiresは全六巻とされていた。七巻目は時の裂け目/Time Riftに呑まれてはるか未来に飛ばされたため存在しないと思われていたのか、あるいは一足早く生じた次元の混乱によってあるはずのない歴史書が現れたのか。
参考
- 市民 / カマリッド(ホマリッド) / スラル / ゴブリン / 苗木
- サーペイディア諸帝国史/Sarpadian Empires(背景世界/ストーリー用語)
- カード個別評価:時のらせん - レア