世界を壊すもの/World Breaker
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クリーチャー — エルドラージ(Eldrazi)
欠色(このカードは無色である。)
あなたがこの呪文を唱えたとき、アーティファクト1つかエンチャント1つか土地1つを対象とし、それを追放する。
到達
(2)(◇),土地を1つ生け贄に捧げる:あなたの墓地から世界を壊すものをあなたの手札に戻す。((◇)は無色マナを表す。)
唱えたときにアーティファクトかエンチャントか土地を追放するエルドラージ。到達と、無色マナを使って墓地から手札に戻る起動型能力も持っている。
一回り小さくなった絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hungerといった性能で、唱えただけで最低でも土地を1つ追放できるため確実にボード・アドバンテージを得られる。搭載歩行機械/Hangarback Walkerなどの厄介なPIG能力持ちや各種エンチャントをメインから対処出来るのも見逃せない。戦場に出てからの5/7到達というのも脅威のサイズであり、単体でこれを突破できるクリーチャーはほとんどいない。
墓地から手札に戻す起動型能力は若干起動コストが重いが、ランプ戦略で余りがちなマナと土地を有効活用できるため悪くない選択肢。手元のフィニッシャーを全て対処されてしまい弾切れになるという、ランプ対コントロールの負けパターンの1つを潰し、粘り強い戦いを可能にしてくれる。
スタンダードではエルドラージランプにおいて、ウラモグや精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragonまで繋ぐ中堅として期待がかかる。ウギンの聖域/Sanctum of Uginやコジレックの帰還/Kozilek's Returnの誘発条件を満たせることや、各種龍王/Dragonlordや風番いのロック/Wingmate Rocといった有力な飛行クリーチャーが環境に多いことも追い風。また、ウギンの聖域のサーチ先に対応している点も便利で、1枚挿しの選択肢も考えられる。
- イラストの背景にはZendikar Expeditions版の神聖なる泉/Hallowed Fountainが写っている。