不安定な装置/Volatile Rig

提供：MTG Wiki

アーティファクトの4マナにして4/4にトランプルまで持つアーティファクト・クリーチャー。基本スペック“だけ”ならウォー・マンモス/War Mammothを超える。

問題はそのペナルティ能力。攻撃強制自体は高いパワー・タフネスで問題ないが、わずかでも衝撃が与えられると動作異常を起こし、運が悪いと自爆する。そのため安定した戦力としてカウントするには不安が伴う、まさに不安定な装置。

死亡したときにもコイン投げをして、すべてのクリーチャーとプレイヤーに4点ものダメージを与える大爆発を起こす能力は一長一短。全体火力として採用するには不安定だが、ダメージ量が大きいので対戦相手からしても厄介な存在となる。クリーチャーを惜しんで対戦相手がチャンプブロックを嫌う可能性もありリミテッドでは意外と強い。

• スタンダードで共存する交易所/Trading Postとは好相性。望むタイミングで生け贄に捧げることができ、またアーティファクトとしてもクリーチャーとしても生け贄に捧げることができるので墓地回収かドローか望む方に変えることができる。さらに交易所の能力で4点の回復ができるので、自身への被害を軽減できる。もちろん、自爆が失敗すればこれを回収して再利用することも可能。
  • 不安定な装置2枚と交易所1枚があると、毎ターン1/2の確率で4点のダメージをばらまくことができる。

• コイン投げをしてから生け贄に捧げるまでが一連の能力であるため、結果を見てから他のコストとして生け贄に捧げるなどはできない。同様に四番目の能力も、コイン投げの結果を見てからダメージを与えるまでの間に何かを割りこませることは自分にも対戦相手にもできない。

• ギルド/Guildの透かしこそないものの、その能力は極めてイゼット的である。

参考

• カード個別評価：ラヴニカへの回帰 - レア