ミシュラの戦争機械/Mishra's War Machine
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アップキープ・コストとして手札1枚を要求する、バンド持ち大型アーティファクト・クリーチャー。
除去されにくいバンド持ちは敵に回すとやっかいなことが多く、その意味でタフネス5+バンドのこれも、そこそこ悪くない。ダメージによる除去には強いと言える。
だが、重い。マナ・コストはまだしも、毎ターンの手札消費は痛すぎる。バンド自体がどちらかというと遅い持久戦向きの能力なので、継続的なコストを要求されるのはその強みを帳消しにしてしまうことになる。その意味でこのアップキープ・コストは、能力とかみあっていなくて使いづらい。
- どうしても使いたい場合はゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabobなどでコストを帳消しにするか、毎ターンダメージを3点軽減する手段を用意したい。
オラクルの変遷
アンティキティー初出時のルール文章は「タップし、あなたに3点のダメージを与える」と常に連続して実行するようになっていた。リバイズド版でもこれを踏襲していた。
第4版でダメージを与えた場合にのみタップするような記述に変更された。しかし、1995年6月に当時NetRepのTom Wylieによって「ダメージを軽減すればタップ状態にならないように読めるが、ダメージの結果にかかわらずタップする」という裁定が出されていた。
1998年7月頃のオラクル更新で先述の裁定に合わせて、リバイズド以前の挙動に変更されていたが、2012年9月のオラクル更新で、第4版の挙動に戻された。
関連カード
ミシュラの戦争機械自体はあまり活躍したカードではなかったが、このカードからパワーカードのマスティコア/Masticoreが誕生した(→Card of the Day - 2004/01/14、マスティコア/Masticore#開発秘話参照)。
ストーリー
兄弟戦争/Brothers' Warでミシュラ/Mishraが利用した戦争機械のカード化(イラスト)。