闇の腹心/Dark Confidant
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クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
あなたのアップキープの開始時に、あなたのライブラリーの一番上のカードを1枚公開し、そのカードをあなたの手札に加える。あなたは、そのマナ総量に等しい点数のライフを失う。
2/1解説
ラヴニカ:ギルドの都に収録されたインビテーショナルカード。 マジック・インビテーショナル2004優勝者、Bob Maherによってデザインされた。 通称ボブ。
機能的にはファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arenaによく似ている。 こちらはマナ・コストが1マナ少ない分、ライフロスの量が不安定になっている。
2マナでパワー2のクリーチャーなので、スーサイドブラックなどウィニーの息切れ防止に良い。 ウィニーならデッキのカードの平均マナ・コストも低く、ライフロスの期待値を抑えることもできる。
また、ライブラリーのトップが土地ならばライフを失うことなくカードを入手できるので、ライブラリー操作カードとの相性がいい。 師範の占い独楽/Sensei's Divining Topあたりが相方として適任か。 師範の占い独楽なら、ライブラリーの上から3枚以内に土地がなかったとしても、独楽をライブラリーの一番上に戻すことでライフの損失を1点に抑えられる。 ただし、実際にはデッキ構成自体をこのクリーチャーに合わせる場合が多いので、独楽とのコンボに頼るような用いられ方はほとんどされず、相殺/Counterbalanceや占術の岩床/Scrying Sheetsと3枚セットとして投入されることが多い。→ストラクチャー・アンド・フォース、ヤソコン
エクステンデッドのDarkCAL、スタンダードの8ヒッピーやスノウ・ストンピィ・呪師コントロール、エターナルのIntuition Tendrilsなどを中心に、かなりの活躍を見せている。 またエターナルでは「Confidant ○○」という名称のデッキが横行。→Confidant Tendrils このカードをアドバンテージの中心に据えたウィニーや、スタックス等のコントロール、コンボデッキにこのカードを詰め込んだものを指す。
その活躍っぷりは「土地がめくれたら宇宙ですよ」という流行語を生むほど。
ただし、あくまでもタフネスが1のクリーチャーであるため、除去されやすい。 強さが知れ渡った今では、殆どの場合、序盤に出すとアップキープを迎えるまでもなく除去されてしまう。
- 当初、Bob Maherがデザインしたのはこれだった。
非公式/非実在カード
Asp's Grasp (緑)ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは毒カウンターを9個得る。
毒カウンターは当時お払い箱扱いだったし、それでなくても1ターンキルの確率が非常に高いため当然却下。 もちろんこれは、自分が優勝するとは思っていなかったため適当に作って提出しただけではあるが。
- ディセンションで再登場した分割カードとは相性が悪い。それぞれの点数で見たマナ・コスト分ずつ参照されるので、結果的に両方の合計コスト分ライフを失ってしまう。
- それでも隆盛+下落/Rise+Fallは比較的一緒に入っている場合がある。
- 無論陰謀団の呪い/Curse of the Cabalなんかを一緒に入れるのはお勧めしない。10ライフを失うのはいくらなんでも痛すぎる。
- だが、これと大いなるガルガドン/Greater Gargadonを4枚ずつ投入したデッキがアメリカ選手権でTOP8入りしてしまった。このカードのポテンシャルを伺わせる結果である。→ラクドス・アグロ
ルーリング(ドロー忘れ)
- 2007年改正前のルールでは公開せずに手札に加えた場合、ジャッジが手札の中で最もマナ・コストの大きいカードを1枚公開しその点数のライフを失っていた。
- 現在は闇の腹心の能力を忘れた場合(ほかに考えるべき状況がなければ)それはドローステップのドローと考えることができる。忘れてしまった能力はターンサイクル内で気づいたときにスタックに置かれる。その上でドローステップのドローをしてしまった場合過剰なカードを引いたものとする。
- 腹心が既に除去されているのを忘れて、ついライブラリーをめくってしまうというミスにも気をつけたい。アップキープ・ステップは落ち着いてプレイするようにしたい。
- これと似たような現象は師範の占い独楽/Sensei's Divining Topの使用者にも多く見られる(いわゆる「空独楽」。詳しくは師範の占い独楽/Sensei's Divining Topの個別評価を参照)。
- ライブラリーの上に何らかのマーカーを置くことが許されているので、心配なら目印を置いておこう。