増殖 (デッキ)
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増殖 (Proliferate) は、ファイレクシア:完全なる統一後のスタンダード及びパウパー環境に存在する、増殖を活用したコンボデッキである。
デッキ名はこれといって決まったものがなく、増殖コントロール (Proliferate Control)、増殖ストーム (Proliferate Storm)、毒ストーム (Poison Storm) などマチマチである。
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概要
インスタント
あなたのライブラリーの一番上にあるカード3枚を見る。そのうち1枚をあなたの手札に、残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。増殖を行う。(望む数のパーマネントやプレイヤーを選び、その後、すでにそこにあるカウンター1種類につき、そのカウンターをもう1個与える。)
ファイレクシア病の前触れ/Prologue to Phyresisや伝染性尋問/Infectious Inquiryで毒カウンターを与え、論議を呼ぶ計画/Contentious Planや実験的占い/Experimental Auguryなどの増殖呪文で毒殺を狙う。
スタンダード(イニストラード:真夜中の狩り〜機械兵団の進軍:決戦の後に期)
イニストラード:真夜中の狩り〜機械兵団の進軍:決戦の後に期のスタンダードで、ファイレクシア:完全なる統一で毒性と増殖といった毒カウンターを与える手段が登場したため、毒カウンターによる勝利を狙うデッキが登場した。
ヴラスカの堕落/Vraska's Fallや胆液まみれ/Drown in Ichorといった除去、終焉よ来たれ/Bring the Endingといったカウンターでしのぎつつ、多汁質の頭蓋住まい/Bilious Skulldwellerや腐り腹のネズミ/Blightbelly Ratなどの毒性持ちで毒カウンターを与え、後は増殖や追加の毒カウンターでトドメを刺す。
色の組み合わせは青黒が主体のディミーアポイズンと、秘儀の砲撃/Arcane Bombardmentを利用して呪文を連発する青赤のイゼットポイズン、イゼットボンバーがある。
目だった活躍はないものの、地雷デッキとしての下地はある。
パウパー
アーティファクト
多重キッカー(2)(あなたがこの呪文を唱えるに際し、あなたは追加の(2)を望む回数支払ってもよい。)
永遠溢れの杯は、それがキッカーされている1回につき蓄積(charge)カウンターが1個置かれた状態で戦場に出る。
(T):永遠溢れの杯の上に置かれている蓄積カウンター1個につき(◇)を加える。
各種枯渇ランドに加えて、永遠溢れの杯/Everflowing Chalice・五元のプリズム/Pentad Prismといったマナ・アーティファクトでマナ基盤を構成する。それらのカウンターを論議を呼ぶ計画/Contentious Planや実験的占い/Experimental Auguryなどの増殖呪文で使い回すことでマナ加速し、ファイレクシア病の前触れ/Prologue to Phyresisや伝染性尋問/Infectious Inquiryで毒カウンターを与える。後は増殖や追加の毒カウンターでトドメを刺す。
コントロールデッキ向きの色の組み合わせだが、打ち消しや除去といった相手に干渉するカードはほぼ採用しない。大量のキャントリップがそのままコンボパーツになるデッキ構成は、ストームに近い。もしくは、各カードが似通った役割を持ち特定のエンドカードを持たないというデッキコンセプトは、バーンに近い面もある。
黒緑青
Proliferate Control(Pauper) [1] | |||||||||||||||||
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- 嵐の乗り切り/Weather the Stormによって相手の攻めをしのぐ。増殖呪文を連打する構成であるため大量回復が見込める。
- サイドボードには毒カウンターと相性のいい打ち消しとして終焉よ来たれ/Bring the Ending、増殖と相性のいい除去として鋸刃の矢/Serrated Arrowsが採用される。
黒緑青タッチ赤
- 全体除去としてブレス攻撃/Breath Weaponを採用するために赤をタッチしたタイプ。赤マナ源は五元のプリズム/Pentad Prismと水蓮の花びら/Lotus Petalのみである。
- サイドボードの除去手段としては鋸刃の矢/Serrated Arrowsに加え、毒カウンターと相性のいい苦痛ある選定/Anoint with Afflictionが採用される。