原始の落とし子/Primeval Spawn
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クリーチャー — アバター(Avatar)
原始の落とし子が、唱えられることなく、または唱えるためにマナが支払われることなく戦場に出るなら、代わりにこれを追放する。
警戒、トランプル、絆魂
原始の落とし子が戦場を離れたとき、あなたのライブラリーの一番上にあるカード１０枚を追放する。あなたはその中から、望む枚数の呪文をマナ総量の合計が１０以下になるように選び、それらのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
自身の踏み倒しを許さないペナルティ能力と戦場を離れた際にライブラリーから踏み倒しする能力を持つ5色の大型アバター。
5色10マナというとんでもない重さだけあり、ひとたび戦場に出れば10/10の巨体と攻守に優れた3種の能力でプレイヤーの消耗を補い、除去されても自身を唱えるのに費やしたマナ・コストを実質的に返還してくれる。
踏み倒しについては抜け道が一切無い訳ではなく、「唱える」扱いかつマナを支払うものであれば代替コストでの回避が可能。統率者戦では元々5色の統率者を必要とするのもあり、太陽の拳/Fist of Sunsを内蔵する永遠の大魔道師、ジョダー/Jodah, Archmage Eternalや色マナをすべて減少する限りないもの、モロフォン/Morophon, the Boundlessとは好相性となっている。ただし両者を同時に適用すると0マナになってしまい、結果的に戦場に出せなくなるのには注意。
しかしながらペナルティの条件が曲者で、明滅の標的になっただけでも（踏み倒しこそ誘発するものの）本体はそのまま追放されてしまう都合上、ある意味では普通のクリーチャーより除去耐性が低くなっている。同じく5色10マナの大祖始/Progenitusが強固な除去耐性で自己完結しているのに対して、こちらは後続で何をするかも織り込んだ構築を要するだろう。
- 「唱えられることなく戦場に出る」については封じ込める僧侶/Containment Priestを、「唱えるためにマナが支払われていない」については拒否/Nixを参照。
