冥界の影/Nether Shadow
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Nether Shadow / 冥界の影 (黒)(黒)
クリーチャー — スピリット(Spirit)
クリーチャー — スピリット(Spirit)
速攻
あなたのアップキープの開始時に、冥界の影があなたの墓地にあり、かつその上にクリーチャー・カードが3枚以上ある場合、あなたは冥界の影を戦場に出してもよい。
元祖「自力で墓地から戻ってくる」クリーチャー。同時に、墓地にあるときだけ機能する能力を持った、最初のカード。
コスト無しで自力で戦場に復活し、しかも速攻もちですぐ攻撃参加できるとはいっても、しょせんは1/1。単純なクリーチャー戦力としては意味は小さく、その復活能力をあてにして「死ぬために」デッキに入れられることが多い。
復活条件は「墓地で自分より上に3枚の死体が積まれている」ことなので、時間さえかければ確実性は高い。極端に言えば、デッキの4枚の冥界の影をすべて墓場送りできれば、それで復活条件を満たせるわけだ。ただし、復活チェックはアップキープの開始時に1回だけなので、この能力で無限ループを構成することはできない。
- 第5版以前の古いルール・テキストでは、条件さえみたせばアップキープ中に何度でも復活を行えた。そのため、冥界の影4体と生け贄に捧げる手段さえあればアップキープ中に無限ループが構成できた。
- リバイズド以前のバージョンでは「アップキープの間に」、第4版以降では「アップキープの終了時」とテキスト欄に書かれているが、正しいオラクルは「アップキープの開始時」なので注意が必要。
- 登場当初はクリーチャー・タイプはシャドーであったが現在はスピリットになっている。シャドーという単語がキーワード能力になったことによるものと思われる。
- 第5版再録の折、新規イラストを獲得。
- マジック黎明期から活躍し続けている名アーティストの1人、Christopher Rush氏によって描かれたリミテッド・エディションから第4版までのイラストが、2004年アリーナ・リーグプロモ版のCircle of Protection: Artのイラスト左上に登場している。
関連カード
黒で自己リアニメイト能力を持つカードはすべてこれの亜種やバリエーションと言える。時代の近いものや直接的なリメイクは以下の通り。
- 灰燼のグール/Ashen Ghoul - よりパワフルになったバリエーション。(アイスエイジ)
- 冥界の裏切り者/Nether Traitor - 直接的なリメイク版。(時のらせん)
参考
- カード個別評価:第5版 - レア
- カード個別評価:第4版 - レア
- カード個別評価:リバイズド・エディション - レア
- カード個別評価:アンリミテッド・エディション - レア
- カード個別評価:Masters Edition - アンコモン