偶然の出合い/Chance Encounter
提供:MTG Wiki
Chance Encounter / 偶然の出合い (2)(赤)(赤)
エンチャント
エンチャント
あなたがコイン投げに勝つたび、偶然の出合いの上に運勢(luck)カウンターを1個置く。
あなたのアップキープの開始時に、偶然の出合いの上に運勢カウンターが10個以上ある場合、あなたはこのゲームに勝利する。
オデッセイ・ブロックの勝利条件カードサイクルの赤版。コイン投げに10回勝った状態でアップキープを迎えると勝利。
コイン投げに10回勝つことが条件だが、よっぽどの運が無ければ満たすことはできず、そもそも10回もコイン投げができるかどうか怪しい。サイクルの他のカードと異なり、偶然の出合いを戦場に出すまでは条件達成を目指した行動を取れないため、サイクルで一番実現率が低い勝利条件カードと考えられる。
- ゴブリン爆弾/Goblin Bombと違って負けてもカウンターが減るわけではない。
- 魔力激突/Mana Clashには勝ち負けがないので、これで運勢カウンターを乗せることはできない。
利用
- 熱狂のイフリート/Frenetic Efreetがいれば、この2枚で勝負を決めることができる。これの登場に先駆けて2001年3月に出された熱狂のイフリートのパワーレベル・エラッタによって、長年このコンボは不可能だったが、2009年4月24日のオラクル更新でパワー・レベル・エラッタが解除され、使用可能となった。
- クラークの親指/Krark's Thumbを戦場に出しておけば、かなり条件を達成しやすくなる。
- 1個カウンターが乗ったら時計回し/Clockspinningで地道にフォローできる。8回バイバックすればそれで終わりなので、運の要素を最低限に抑えられる。
- 同じオデッセイでの突発的な行動/Impulsive Maneuversは、敵・味方関係なくクリーチャーが戦闘に参加するたびにコイン投げを行う。お互いにクリーチャーがそれなりに入っていれば、かなりの量のコイン投げが行えるので、相性は悪くない。だが、この場合、戦闘ダメージで十分対戦相手を倒せるかもしれない。
- 次元の混乱/Planar Chaosを複数張り続けて待つのも1つの方法。
- カープルーザンのミノタウルス/Karplusan Minotaurがいれば、10回コインを投げるまで(出したターン含め)5ターン、20回投げるまでならわずか7ターンである。もっとも、その前に自身の能力で除去されそうだが。
- Mana Screwがあれば、うまくいけば戦場に出したターンに勝利することも可能な他、Giant Fanでも多少の加速ができる。コイン投げというある種ミニゲームである時点で黒枠よりも銀枠向きである。
関連カード
サイクル
オデッセイ・ブロックの勝利条件カードサイクル。英語名では、名前に全て「戦い」を意味する単語を含んでいる(Test of Endurance=持久戦、Encounter=遭遇戦)。
- 忍耐の試練/Test of Endurance
- 機知の戦い/Battle of Wits
- 死闘/Mortal Combat
- 偶然の出合い/Chance Encounter
- 勇壮な戦闘/Epic Struggle
その他
- 「出会い」の方が正しいような気もするかもしれないが、この場合は「出会い」と「出合い」の意味は同じなのでどちらでもかまわない。
勝利の可能性が少ないときほど、成功の喜びは大きい。
- モダンホライゾン2にて新規イラスト・新規フレイバー・テキストで再録された。こちらのイラストではユースリ/Yusri(表記ゆれ)が助力を申し出てくれている。
「実際のところ勝ち目は?」― ユスリからデセーラへ
参考
- 18,000 Words: The 100 Worst Magic Cards of All Time 第70位(Braingeyser)
- カード個別評価:オデッセイ - レア
- カード個別評価:モダンホライゾン2 - レア