限りない食欲/Insatiable Appetite
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Insatiable Appetite / 限りない食欲 (1)(緑)
インスタント
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クリーチャー1体を対象とする。あなたは食物(Food)1つを生け贄に捧げてもよい。そうしたなら、ターン終了時まで、それは+5/+5の修整を受ける。そうしなかったなら、ターン終了時まで、そのクリーチャーは+3/+3の修整を受ける。
巨大化/Giant Growthの亜種の一つ。マナ・コストが1増えているが、食物を生け贄に捧げることで修整値を+3/+3から+5/+5に増やすことができる。
同希少度でマナ・コストも同じである出来事の盾の力/Shield's Mightがアドバンテージ面で優秀なため、リミテッドではそちらに枠を取られがち。しかしながら食物を消費した場合の爆発力ではこちらに分があるし、+2/+2では覆せないサイズ差も+3/+3なら乗り越えられるという場面も少なくない。食物デッキでは主力級の1枚。
自力で食料を用意できる上にトランプル持ちの獰猛な魔女跡追い/Fierce Witchstalkerとは好相性で、手軽で奇襲性の高いフィニッシャー作成手段になりうる。コンバット・トリックとしても、+3/+3あれば大抵の戦闘は一方的に勝てるようになるため、対戦相手が大型クリーチャーを多用する場合に対策としてサイドボードに組み込んでもよいだろう。
- 日本語版のルール文章では、食物を生け贄に捧げた場合のみ対象を取るかのように書かれているが、これは誤訳であり訂正が出されている[1]。
- おそらくは中世ヨーロッパの伝承にある『取り替え子(チェンジリング)』がモチーフだろうか。人間の子どもが妖精にひそかに連れ去られると、代わりに妖精の子供が置き去りにされる。妖精の子供は旺盛な食欲や手が付けられないほどの癇癪を有し、成長に伴い容貌が醜くなるといった特徴があったと伝えられている。
- 圧倒され腰を抜かす夫婦の視点で描かれた、悪魔的に成長しすべてを喰らいつくす子供のイラストは無垢な恐ろしさを漂わせている。限りない食欲を語ったフレイバー・テキストは超大なベイロス/Enormous Balothにも通ずるものがある。
その子どもは、何から何まで食べ尽くした。家中、納屋中、家畜小屋中を。
ルール
- 限りない食欲を唱える際に、クリーチャー1体を対象に取る。
- 食物1つを生け贄に捧げるかどうかは、限りない食欲の解決時に選ぶ。
- 解決時までにクリーチャーが不正な対象になっていたなら、呪文自体が解決されず(立ち消え)、食物を生け贄に捧げることはない。