すき込み/Plow Under
提供:MTG Wiki
2倍休耕地/Fallow Earth。 相手のマナ基盤を拘束しつつドロー事故を引き起こす。
「戻ってきたら意味がない」「5マナは重すぎ」と思うかも知れないが、2枚分のドロー阻害は大きく、カード・アドバンテージの視点からも1:2交換と優秀である。 特にランドブースト系の緑デッキなどからすれば、土地を割られるよりドローが腐ることの方が遥かに深刻。 マナ加速を活かし早い段階から撃たれると、大抵のデッキは大きな足止めを受けることになる。 というわけで、一風変わった土地破壊カードといった見た目であるが、その実、非常に強力なタイム・デストラクションカードなのである。
ウルザズ・デスティニーの他のカードが強すぎた事もあって、初出当時はカスレア扱いだった。その頃は高速デッキが幅を利かせていた事も有り、このカードが真価を発揮する土壌ではなかったと言える。 後にパララクス補充をメタる過程で「土地を戻す強さ」が認識され、一気に花開く事となった。→トリニティ
第8版再録時のスタンダードでは、創造の標など緑系中速デッキの隆盛を支えた立役者のひとつであり、コントロールデッキへの耐性を飛躍的に高めた実績がある。 とりわけエターナルスライドでは、霊体の地滑り/Astral Slideと永遠の証人/Eternal Witnessでこれを使い回すロックコンボがフィニッシュ手段の1つである。
- 2つの土地のオーナーが同じ場合、それをどのようにライブラリーに置くのか決めるのかはそれらの土地のオーナーであり、すき込みのコントローラーではない。(CR:217.2d)
- この時すき込みのコントローラーは、どのような順番でカードが置かれたのかを知ることはできない。もちろん、自分自身の土地を対象にしたのであればその限りではない。
- 上述のように、使い回すことでドローとマナ基盤に対してロックを仕掛けられる。例としては一望の鏡/Panoptic Mirrorなど。