両手撃ち/Dual Shot
提供:MTG Wiki
最大2体までのクリーチャーを対象にとれるクリーチャー限定の1点火力。ギザギザ稲妻/Jagged Lightning系列火力の下位種のようであるが、インスタントとなり1体だけ選ぶ事も可能な点でかなり融通が利くようになった。
割り振り火力である双雷弾/Twin Boltと違い、単体に2点のダメージを与えることはできないため、使い道が少々限定的。2体のタフネス1クリーチャーをまとめて除去する専用の呪文と言える。マナが少ない序盤において、1マナで複数体のクリーチャーに対処できるというメリットは大きく、マナ・クリーチャーの連打から加速するようなデッキに対し逆にテンポを取れることもある。対象が1体だけでも使えるため、状況によっては2体目を待たずに使っていく判断も必要。
イニストラードを覆う影のリミテッドでは薄暮のニブリス/Niblis of Duskや闇告げカラス/Crow of Dark Tidingsといった3マナの飛行クリーチャーが2/1で、色があっていればメインに高確率で入っているので狙い目。また、こちらが地上中心のビートダウンの場合は腐臭ネズミ/Rancid Ratsのような接死持ちがサイドインされることも多いので、こちらも警戒してサイドインしておくということも考えられる。
イクサランでは、通常の除去としての役割のほかに、味方の恐竜を撃って激昂を満たす役目も果たせる。
Pauperでも見かけられる。効果の高さでは、1体に2点を与えたりプレイヤーを焼いたりできる双雷弾や、3体以上を焼けて対象も取らない電謀/Electrickeryのほうが高いものの、1マナで2体焼けるテンポの良さはそれらにない強み。
- イニストラード/Innistradのカードにはホラー映画をオマージュしたものが多いが、イニストラードを覆う影版のイラストはジョン・ウーばりのアクション映画テイストになっている。「両手撃ち」というカード名もこのイラストを意識した訳だろう。