分かち合う運命/Shared Fate
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Shared Fate / 分かち合う運命 (4)(青)
エンチャント
エンチャント
プレイヤー1人がカードを引くなら、代わりにそのプレイヤーは自分の対戦相手のうち1人のライブラリーの一番上のカードを裏向きのまま追放する。
各プレイヤーは分かち合う運命により自分が追放したカードを見てもよく、それらのカードの中から土地をプレイしても呪文を唱えてもよい。
簡単に言うと、対戦相手のライブラリーからカードを引くようになるエンチャント。実際はもっと複雑で、このカードを大会で使うとジャッジを悩ませる羽目になることもある。
この能力で対戦相手のライブラリーから追放したカードは手札にあるわけではない。追放領域からプレイしても、手札からプレイしたことにはならないので注意。触れられざる者フェイジ/Phage the Untouchableを出すと死んでしまう。
それを逆手にとって「墓地にあるとき」の能力(蘇生やイチョリッド/Ichorid)、「手札にあるとき」の能力(予見やサイクリング誘発型能力)など、オーナーにしか使えない能力を持ったカードをデッキに多く入れておけば、相手のうまみを減らすことができるだろう。
自分のライブラリーを空にするようなカードと相性がいい。相手の手札に対処する手段がない場合、クロックで負けないのならばロックが成立してしまう。
また、対戦相手が使うカードと同じ色のマナが出せなければ、せっかくカードを追放してもプレイできないので、社交の達人/Joiner Adeptや風変わりな果樹園/Exotic Orchardなどをお供に用意したい。
ややこしいカードだが、好きな人はとことん好きなカードであり、カジュアルプレイヤーのなかには熱烈なファンがいる1枚である。カジュアルで遊ぶならば、対戦相手のためにも日本語か英語のカード以外は入れない方が楽しめるだろう。
ルール
- この能力はカードを引くことを置換するので、ライブラリーアウトは発生しなくなる。
- 追放されたカードをプレイすることは、分かち合う運命が持つ常在型能力によって許可されているものである。したがって分かち合う運命が戦場を離れるとプレイすることはできなくなる。ただし、戦場を離れてもそのカードを見ることはできる(CR:406.3)。
- 2013年2月の総合ルール改定以前は、分かち合う運命が戦場を離れると見ることもできなくなっていた。
- 多人数戦の場合、どの対戦相手のライブラリーを選んでもよい。何人かで1人のライブラリーを集中して狙うなどもできる。