誤訳/名訳

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=誤訳/名訳=
 
 
[[カード名]]や[[テキスト]]、[[クリーチャー・タイプ]]、[[フレイバー・テキスト]]などの誤訳や名訳を挙げよう。
 
 
<!--  「英単語」は引用符でくくります。あと固有でない名詞は小文字化しました。  
 
<!--  「英単語」は引用符でくくります。あと固有でない名詞は小文字化しました。  
 
   「アポストロフィ」は誤りです。失礼しました。(06/02/04)  
 
   「アポストロフィ」は誤りです。失礼しました。(06/02/04)  
 
  あいうえお順に並べ替えて整理しました。(06/11/03) -->
 
  あいうえお順に並べ替えて整理しました。(06/11/03) -->
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このページでは、[[カード名]]や[[テキスト]]、[[クリーチャー・タイプ]]、[[フレイバー・テキスト]]などの誤訳や名訳を挙げる。
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なお、間違っても翻訳チームを誹謗中傷するのが目的ではないので、何の情報源もなしに誤訳と決めつけたりしないように。誤訳か誤植かは、翻訳チームでない限り判断がつかないのでとりあえずまとめて扱うことにする。
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[[カード個別評価]]のある[[カード]]は、詳しくはそちらを参照のこと。<!-- というわけで、あまり長い解説はつけないようお願いします。 -->
  
 
*作業工程上、以前は翻訳チームがイラストを目にすることができないまま訳していた、ということもあった模様。
 
*作業工程上、以前は翻訳チームがイラストを目にすることができないまま訳していた、ということもあった模様。
 
**ただし、逆に[[目かくし/Bandage]]のようにイラストから影響を受けたと思われる誤訳もある。
 
**ただし、逆に[[目かくし/Bandage]]のようにイラストから影響を受けたと思われる誤訳もある。
  
なお、間違っても翻訳チームを誹謗中傷するのが目的ではないので、何の情報源もなしに誤訳と決めつけたりしないように。
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==明らかな誤訳・誤植(ゲームに支障をきたすもの)==
誤訳か誤植かは、翻訳チームでない限り判断がつかないのでとりあえずまとめて扱うことにする。
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*[[#ue43311a|明らかな誤訳・誤植(ゲームに支障をきたすもの)]]
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*[[#n2281ef2|明らかな誤訳・誤植(ゲームに支障の無いもの)]]
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*[[#n010bafe|誤訳の可能性があるもの]]
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*[[#f1d31eae|誤訳とまではいえないが、適切とは言えないもの]]
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*[[#ob4e281e|誤訳ではないが、誤訳と勘違いされる可能性のあるもの]]
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*[[#t89367b6|定訳・翻訳テンプレートに外れているため、誤訳と勘違いされるもの]]
+
*[[#english|英語版に起因する誤り]]
+
*[[#b45cfc6e|名訳]]
+
*[[#ne183322|迷訳]]
+
*[[#foreign|日本語を除く言語で、誤訳と思われるもの]]
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[[カード個別評価]]のある[[カード]]は、詳しくはそちらを参照のこと。
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<!-- というわけで、あまり長い解説はつけないようお願いします。 -->
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→[[誤植]]
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<!-- 100%間違い無く誤訳であるものはこちらへ。 -->
 
<!-- 100%間違い無く誤訳であるものはこちらへ。 -->
==明らかな誤訳・誤植(ゲームに支障をきたすもの)==
+
{| class="wikitable"
:[[生き写し/Dead Ringers]]|テキスト。ただし、マジック史上最悪に近い難解テキストなので、誤訳もやむなしか。
+
|-
:[[擬態の仮面/Mask of the Mimic]]|テキスト。
+
|[[悪名高き群れ/Notorious Throng]]||テキスト。
:ケンタウロス/Centaur|[[幻影のケンタウロス/Phantom Centaur]]、[[根づけケンタウロス/Centaur Rootcaster]]のカード名とクリーチャー・タイプ。他の"Centaur"はケンタウ''ル''ス。クリーチャー・タイプは修正されたが、カード名はそのままになっている。
+
|-
:[[残忍な詐欺師/Feral Deceiver]]|カード名重複([[誤植]])。→[[残酷な詐欺師/Cruel Deceiver]]
+
|[[生き写し/Dead Ringers]]||テキスト。ただし、マジック史上最悪に近い難解テキストなので、誤訳もやむなしか。
:[[茂みの精霊/Thicket Elemental]]|テキスト。
+
|-
<!-- :[[衝動のタリスマン/Talisman of Impulse]]|明らかな印刷ミス。これが誤訳というのはありえないだろうがミスはミスである(しかし、印刷ミス先にすら誤植が存在する)。
+
|[[擬態の仮面/Mask of the Mimic]]||テキスト。
↑誤植の類では。 -->
+
|-
:消耗/Exhaustion|ポータルとカード名が重複するが[[疲労困憊/Exhaustion]]と訳されてしまったカード。しかもカード名の訂正が行われることもなく、「同じカードとして扱う」という発表が出たのみだった。
+
|ケンタウロス/Centaur||[[幻影のケンタウロス/Phantom Centaur]]、[[根づけケンタウロス/Centaur Rootcaster]]のカード名とクリーチャー・タイプ。他の"Centaur"はケンタウ'''ル'''ス。クリーチャー・タイプは修正されたが、カード名はそのままになっている。
:[[真実か詐話か/Truth or Tale]]|テキスト。
+
|-
:[[新野の火計/Burning of Xinye]]|カード名重複(勘違い)。→[[燎原の火/Wildfire]]
+
|[[狡知/Guile]]||カード名重複。→[[狡猾/Cunning]]
:[[すさまじき激情/Blood Frenzy]]|カード名重複。→[[血の狂乱/Consuming Ferocity]]
+
|-
:[[総帥の召集/Patriarch's Bidding]]|テキスト。
+
|[[残忍な詐欺師/Feral Deceiver]]||カード名重複([[誤植]])。→[[残酷な詐欺師/Cruel Deceiver]]
:[[大竜巻の精霊/Tornado Elemental]]|カード名重複。→[[竜巻の精霊/Waterspout Elemental]]
+
|-
:[[抵抗+救難/Stand+Deliver]]|カード名(救難)重複。→[[救出/Rescue]]
+
|[[茂みの精霊/Thicket Elemental]]||テキスト。
:[[動員令/Mobilization]]|カード名重複。→[[動員/Mobilize]]
+
|-
:[[闘技場/Arena]]|テキスト。
+
|[[衝動のタリスマン/Talisman of Impulse]]||テキスト。
:[[冬の抱擁/Winter's Grasp]]|カード名統一の不備。
+
|-
:[[沼地の王ソルカナー/Sol'kanar the Swamp King]]|テキスト。
+
|消耗/Exhaustion||ポータルとカード名が重複するが[[疲労困憊/Exhaustion]]と訳されてしまったカード。しかもカード名の訂正が行われることもなく、「同じカードとして扱う」という発表が出たのみだった。
:[[狡知/Guile]]|カード名重複。→[[狡猾/Cunning]]
+
|-
:[[敵愾/Hostility]]|カード名(敵意)重複。→[[悪意+敵意/Spite+Malice]]
+
|[[真実か詐話か/Truth or Tale]]||テキスト。
:[[山羊さらい/Goatnapper]]|テキスト。×「山羊」→○「ヤギ」
+
|-
:[[悪名高き群れ/Notorious Throng]]|テキスト。
+
|[[新野の火計/Burning of Xinye]]||カード名重複(勘違い)。→[[燎原の火/Wildfire]]
:[[放浪者ライズ/Rhys the Exiled]]|テキスト。
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|-
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|[[すさまじき激情/Blood Frenzy]]||カード名重複。→[[血の狂乱/Consuming Ferocity]]
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|[[総帥の召集/Patriarch's Bidding]]||テキスト。
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|[[大竜巻の精霊/Tornado Elemental]]||カード名重複。→[[竜巻の精霊/Waterspout Elemental]]
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|[[抵抗+救難/Stand+Deliver]]||カード名(救難)重複。→[[救出/Rescue]]
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|[[敵愾/Hostility]]||カード名(敵意)重複。→[[悪意+敵意/Spite+Malice]]
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|[[動員令/Mobilization]]||カード名重複。→[[動員/Mobilize]]
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|[[闘技場/Arena]]||テキスト。
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|[[沼地の王ソルカナー/Sol'kanar the Swamp King]]||テキスト。
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|[[冬の抱擁/Winter's Grasp]]||カード名統一の不備。
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|[[放浪者ライズ/Rhys the Exiled]]||テキスト。
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|[[山羊さらい/Goatnapper]]||テキスト。×「山羊」→○「ヤギ」
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|}
  
 
==明らかな誤訳・誤植(ゲームに支障の無いもの)==
 
==明らかな誤訳・誤植(ゲームに支障の無いもの)==
:[[Kobold Drill Sergeant|穴掘り兵長]](Drill Sergeant)|カードではなくクリーチャー・タイプの誤訳。「教練軍曹」
+
{| class="wikitable"
参考:[[スカークの教練教官/Skirk Drill Sergeant]]
+
|-
:[[イチョリッド/Ichorid]]|カード名の発音。レキシコンにあるように語源は"ichor"であるから、アイコライドやアイコリッドと訳すべきである。日本語なら「膿すすり」あたりか。
+
|[[Kobold Drill Sergeant|穴掘り兵長]](Drill Sergeant)||カードではなくクリーチャー・タイプの誤訳。参考:[[スカークの教練教官/Skirk Drill Sergeant]]
:[[カーナシド/Carnassid#translate|カーナシド/Carnassid]]|フレイバー・テキスト。詳細は[[こちら]]。
+
|-
:[[開放されたドワーフ/Liberated Dwarf]]|カード名。「開放」とは扉や窓を文字通り開け放つことである。この場合は「解放」が正しい。
+
|[[イチョリッド/Ichorid]]||カード名の発音。レキシコンにあるように語源は"ichor"であるから、アイコライドやアイコリッドと訳すべきである。
:[[樫族の肉裂き/Kashi-Tribe Reaver]]|カード名。"Reaver"に「肉裂き」の意はない。
+
|-
:[[金切り声の混種/Shrieking Grotesque]]|カード名。"grotesque"に「混種」の意味はなくカードも純粋なガーゴイル。
+
|[[カーナシド/Carnassid]]||フレイバー・テキスト。
:[[寄生牙のベヒモス/Wormfang Behemoth]]|[[テンプレート]]統一漏れ。他のBehemothは「ビヒモス」。
+
|-
:[[給食スリヴァー/Victual Sliver]]|カード名。
+
|[[開放されたドワーフ/Liberated Dwarf]]||カード名。「開放」とは扉や窓を文字通り開け放つことである。この場合は「解放」が正しい。
:[[剣歯ワイヴァーン/Sabertooth Wyvern#translate|剣歯ワイヴァーン/Sabertooth Wyvern]]|フレイバー・テキスト。詳細は[[こちら]]。
+
|-
:[[ゴブリン斥候隊/Goblin Scouts]]|フレイバー・テキスト。ドワーフがドリーフになっている(誤植?)。
+
|[[樫族の肉裂き/Kashi-Tribe Reaver]]||カード名。"Reaver"に「肉裂き」の意はない。
:[[サイムーン/Simoon]]|カード名。外来語由来の単語のため、英語でもこの言葉は「シムーン」と読む。
+
|-
:[[死せざる怒り/Undying Rage]]|フレイバー・テキスト。"Keldon"を「ケルドン人」と訳しているが、"[[ケルド/Keld]]"で地名なのでこれは「ケルド人」となる。「スカルガンの〜」と同じタイプのミスである。
+
|[[金切り声の混種/Shrieking Grotesque]]||カード名。"grotesque"に「混種」の意味はなくカードも純粋なガーゴイル。
:[[ダウスィーの精神ドリッパー/Dauthi Mindripper]]|カード名。これはもはや伝説級。
+
|-
 
+
|[[寄生牙のベヒモス/Wormfang Behemoth]]||[[テンプレート]]統一漏れ。他のBehemothは「ビヒモス」。
<!-- 詳細は[[ダウスィーの精神ドリッパー/Dauthi Mindripper#translate|こちら]]。
+
|-
カードのページに飛んでいるだけ、しかもそのページ内で見つけにくいわけでもないので必要無いでしょう -->
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|[[給食スリヴァー/Victual Sliver]]||カード名。
:[[団結のタリスマン/Talisman of Unity]]|テキストとカード名が整合していない。
+
|-
:[[天羅志の評決/Terashi's Verdict]]|カード名誤植。[[天羅至の叫び/Terashi's Cry]]、[[天羅至の掌握/Terashi's Grasp]]などから「天羅至」が正しいが、「天羅志」となっている。
+
|[[剣歯ワイヴァーン/Sabertooth Wyvern]]||フレイバー・テキスト。
:[[憤怒の仮面/Mark of Fury]]|カード名。イラストを見ても英語カード名でも仮面(マスク/"mask")ではなく印(マーク/"mark")。
+
|-
:[[魔の魅惑/Aluren]]|フレイバー・テキスト。kidneyとは腎臓の事であるが、肝臓と訳されてしまっている。
+
|[[ゴブリン斥候隊/Goblin Scouts]]||フレイバー・テキスト。ドワーフがドリーフになっている(誤植?)。
:[[画像:Bandage|目かくし/Bandage]]|カード名。包帯を巻いてる[[イラスト]]だが、イラストがまずかったのか「目かくし」とやられてしまった。[[色]]と[[効果]]、英語名を考えて明らかな誤訳。イラストを見て失敗型。
+
|-
:[[闇の天使セレニア/Selenia, Dark Angel#translate|闇の天使セレニア/Selenia, Dark Angel]]|フレイバー・テキスト。詳細は[[こちら]]
+
|[[サイムーン/Simoon]]||カード名。外来語由来の単語のため、英語でもこの言葉は「シムーン」と読む。
:[[よりよい品物/Greater Good]]|カード名。「より高い利益」といった意味。能力的にも符合し、かつ"good"という単数形では「品物」とは訳せない。
+
|-
<!-- 「大多数の利益」といった意味。能力的にも符合し、かつ"good"という単数形では「品物」とは訳せない。
+
|[[死せざる怒り/Undying Rage]]||フレイバー・テキスト。"Keldon"を「ケルドン人」と訳しているが、"[[ケルド/Keld]]"で地名なのでこれは「ケルド人」となる。「スカルガンの〜」と同じタイプのミスである。
goodの訳はこちらの方がよいと思いました。ただ、上では"greater"が意訳になるかと思います。「海老で鯛を釣る」に近いことであるかもしれません。 -->
+
|-
:[[包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Tower]]|カード名。×「搭」→○「塔」
+
|[[ダウスィーの精神ドリッパー/Dauthi Mindripper]]||カード名。これはもはや伝説級。
 
+
|-
 +
|[[団結のタリスマン/Talisman of Unity]]||テキストとカード名が整合していない。
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|-
 +
|[[天羅志の評決/Terashi's Verdict]]||カード名誤植。[[天羅至の叫び/Terashi's Cry]]、[[天羅至の掌握/Terashi's Grasp]]などから「天羅至」が正しいが、「天羅志」となっている。
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|-
 +
|[[憤怒の仮面/Mark of Fury]]||カード名。イラストを見ても英語カード名でも仮面(マスク/"mask")ではなく印(マーク/"mark")。
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|-
 +
|[[包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Tower]]||カード名。「搭」ではなく「塔」。
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|-
 +
|[[魔の魅惑/Aluren]]||フレイバー・テキスト。kidneyとは腎臓の事であるが、肝臓と訳されてしまっている。
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|-
 +
|[[目かくし/Bandage]]||カード名。包帯を巻いてる{{日本語画像|Bandage|イラスト}}からか「目かくし」と訳されてしまった。[[色]]と[[効果]]、英語名を考えて明らかな誤訳。イラストを見て失敗型。
 +
|-
 +
|[[闇の天使セレニア/Selenia, Dark Angel]]|フレイバー・テキスト。
 +
|-
 +
|[[よりよい品物/Greater Good]]||カード名。「より高い利益」といった意味。能力的にも符合し、かつ"good"という単数形では「品物」とは訳せない。
 +
|}
  
 
==誤訳の可能性があるもの==
 
==誤訳の可能性があるもの==
:[[アーグの盗賊団/Erg Raiders]]|カード名。エルグ(erg)はサハラ砂漠などの広大な砂丘列を意味する。
+
{| class="wikitable"
:[[快活な守備兵/Sanguine Guard]]|カード名。「血の」を意味するラテン語に由来する Sanguine だが、黒いカードということを考えると現代的な「快活な」「陽気な」ではなく、「血まみれの」という意味の古い意味が正しい。[[ギルドパクト]]の[[血なまぐさい法務官/Sanguine Praetor]]参照。
+
|-
:[[心の管理人/Heart Warden]]|カード名。設定としては[[Heart of Yavimaya]]の管理人なのであろうと思われる。
+
|[[アーグの盗賊団/Erg Raiders]]||カード名。エルグ(erg)はサハラ砂漠などの広大な砂丘列を意味する。
:[[空飛ぶ怪盗/Ingenious Thief]]|カード名。「空飛ぶ」という意味の単語はないが、能力とイラストを汲み取った翻訳。誤訳というより訳し過ぎと言うべきか。
+
|-
:[[天使の嗜み/Angel's Grace]]|カード名。"grace"には優雅や魅力と猶予や恩恵といった異なる意味があり、これはそれらをかけたものである。
+
|[[快活な守備兵/Sanguine Guard]]||カード名。「血の」を意味するラテン語に由来する Sanguine だが、黒いカードということを考えると現代的な「快活な」「陽気な」ではなく、「血まみれの」という意味の古い意味が正しい。→[[血なまぐさい法務官/Sanguine Praetor]]
:[[奈落のしもべ/Liege of the Pit#translate|奈落のしもべ/Liege of the Pit]]|カード名。詳細は[[こちら]]
+
|-
:[[ナントゥーコの鞘虫/Nantuko Husk]]|カード名。"husk"は鞘という意味もあるが、殻という意味もある。どちらがより「らしい」訳だったかはわからないが…
+
|[[心の管理人/Heart Warden]]||カード名。設定としては[[Heart of Yavimaya]]の管理人なのであろうと思われる。
:[[鼠の短牙/Nezumi Shortfang|憎まれ者の傷弄り/Stabwhisker the Odious]]|カード名。"whisker"には髭という意味もあり、他の伝説のネズミに名前の系統を合わせるなら「傷髭」とでもすべきか。
+
|-
:[[変幻の大男/Protean Hulk#translate|変幻の大男/Protean Hulk]]|カード名。詳細は[[こちら]]。
+
|[[空飛ぶ怪盗/Ingenious Thief]]||カード名。「空飛ぶ」という意味の単語はないが、能力とイラストを汲み取った翻訳。誤訳というより訳し過ぎと言うべきか。
:[[吠え裂きアヌーリッド/Anurid Barkripper]]|カード名。"bark"には名詞で「樹皮」の意味がある。
+
|-
:[[四筋の稲妻/Forked Lightning]]|カード名。「四筋」の訳がどこから出てきたかが興味深い。
+
|[[天使の嗜み/Angel's Grace]]||カード名。"grace"には優雅や魅力と猶予や恩恵といった異なる意味があり、これはそれらをかけたものである。
:猛禽|複数のカード名。"raptor"の訳に相当する。"raptor"には猛禽類を指すほかに、小型の肉食恐竜を指すことがある([[シヴの猛竜/Shivan Raptor]])。「猛禽」は鳥類のみを指す語であるにも関わらず、[[奈落の猛禽/Pit Raptor]]からテンプレート化したため、[[トカゲ]]であるraptorがこのテンプレートによって誤訳となっている可能性がある。
+
|-
**[[熱狂の猛禽/Frenetic Raptor]]
+
|[[奈落のしもべ/Liege of the Pit]]||カード名。
**[[尾根の頂の猛禽/Ridgetop Raptor]]
+
|-
**[[朽ちゆく猛禽/Putrid Raptor]]
+
|[[ナントゥーコの鞘虫/Nantuko Husk]]||カード名。"husk"は鞘という意味もあるが、殻という意味もある。どちらがより「らしい」訳だったかはわからない。
 
+
|-
 +
|[[鼠の短牙/Nezumi Shortfang|憎まれ者の傷弄り/Stabwhisker the Odious]]||カード名。"whisker"には髭という意味もあり、他の伝説のネズミに名前の系統を合わせるなら「傷髭」とでもすべきか。
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|-
 +
|[[変幻の大男/Protean Hulk]]||カード名。
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|[[吠え裂きアヌーリッド/Anurid Barkripper]]||カード名。"bark"には名詞で「樹皮」の意味がある。
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|[[四筋の稲妻/Forked Lightning]]||カード名。「四筋」の訳がどこから出てきたかが興味深い。
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|猛禽||複数のカード名。"raptor"の訳に相当する。"raptor"には猛禽類を指すほかに、小型の肉食恐竜を指すことがある([[シヴの猛竜/Shivan Raptor]])。「猛禽」は鳥類のみを指す語であるにもかかわらず、[[奈落の猛禽/Pit Raptor]]からテンプレート化したため、[[トカゲ]]であるraptorがこのテンプレートによって誤訳となっている可能性がある。
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|}
 
<!-- [[シヴ山のドラゴン/Shivan Dragon]]  
 
<!-- [[シヴ山のドラゴン/Shivan Dragon]]  
 
  [[剣を鍬に/Swords to Plowshares]]  
 
  [[剣を鍬に/Swords to Plowshares]]  
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  とりあえずRavnicaまで様子を見ましょう -->
 
  とりあえずRavnicaまで様子を見ましょう -->
  
 
+
==誤訳とまではいえないが、適切とは言えないもの==
 
<!-- ある意味間違ってはいないが、勘違いと言うほど的外れな指摘ではないもの。 -->
 
<!-- ある意味間違ってはいないが、勘違いと言うほど的外れな指摘ではないもの。 -->
==誤訳とまではいえないが、適切とは言えないもの==
+
{| class="wikitable"
:[[稲妻の斧/Lightning Axe]]|フレイバーテキスト。
+
|-
'''アスモラノマルディカダイスティナカルダカール「地獄料理書」'''
+
|[[稲妻の斧/Lightning Axe]]||フレイバーテキスト。''アスモラノマルディカダイスティナカルダカール「地獄料理書」''とするのが正しい。
とするのが正しい。
+
|-
:言葉遣いの誤り|性別の取り違い。他と整合性を欠くもの。
+
|[[いななくアーモドン/Trumpeting Armodon]]||カード名。「いななく(嘶く)」は[[]]に対して使う語である。
[[燭台の大魔術師/Magus of the Candelabra]]のフレイバー・テキスト。[[テフェリー/Teferi]]は男性。
+
|-
[[ソリン/Sorine#translate|髑髏カタパルト/Skull Catapult]]のフレイバー・テキスト(第5版、第6版)。[[ソリーン・レリックベイン]]は男性。
+
|[[シラナの岩礁渡り/Silhana Ledgewalker]]||カード名。
[[サーボ・タヴォーク/Tsabo Tavoc#story|果たし合いの場/Dueling Grounds]]のフレイバー・テキスト。[[サーボ]]は女性であるが、一人称を「おれ」と訳されている。
+
|-
[[夜と昼の恋歌/Love Song of Night and Day#translate|夜と昼の恋歌/Love Song of Night and Day]]([[眩しい光/Blinding Light]]、[[フェメレフの騎士/Femeref Knight]]、[[治療/Remedy]]、[[村の古老/Village Elder]]、[[ザルファーの騎士/Zhalfirin Knight]]の[[ミラージュ]]・[[ビジョンズ]]版のフレイバー・テキスト)。詳細は[[こちら]]。
+
|スカルガンの〜/Skarrgan||カード名。[[怒りの穴蔵、スカルグ/Skarrg, the Rage Pits]]からして、「スカルグの」が正しいと思われる。
[[サッフィー・エリクスドッター/Saffi Eriksdotter#story|ルアゴイフ/Lhurgoyf]]のフレイバー・テキスト。[[サッフィー]]は女性。
+
:[[シラナの岩礁渡り/Silhana Ledgewalker]]|カード名。
+
:[[カード名:スカルガン|スカルガンの〜/Skarrgan]]|カード名。[[怒りの穴蔵、スカルグ/Skarrg, the Rage Pits]]からして、「スカルグの」が正しいと思われる。
+
 
後述の「ジャムーラン・ライオン」などと似ているが、こちらはカード名の音写ではない。明らかに「の」が余計。
 
後述の「ジャムーラン・ライオン」などと似ているが、こちらはカード名の音写ではない。明らかに「の」が余計。
:[[ダブナントの射手/D'Avenant Archer]]|カード名、[[フレイバー・テキスト]]。[[ウェザーライト]]版の[[重バリスタ部隊/Heavy Ballista]]のフレイバーにあるが、
+
|-
本来はアブナント(島)が正しい。(フランス語の語形)
+
|[[ダブナントの射手/D'Avenant Archer]]||カード名、[[フレイバー・テキスト]]。[[ウェザーライト]]版の[[重バリスタ部隊/Heavy Ballista]]のフレイバーにあるが、本来はアブナント(島)が正しい。(フランス語の語形)
:[[走り回るスカージ/Skittering Skirge]]|カード名。能力的にも「跳び回る」の方が適訳か。
+
|-
:マントル/Mantle([[焦熱のマントル/Fiery Mantle]]など)|"mantle"は「マント」である。マント=マントルなので実際には誤訳ではないが、マントの方がわかりやすい。
+
|[[走り回るスカージ/Skittering Skirge]]||カード名。能力的にも「跳び回る」の方が適訳か。
:巫女/Oracle([[刻まれた巫女/Etched Oracle]]・[[とぐろ巻きの巫女/Coiling Oracle]])|[[ヴェクの巫女/Oracle en-Vec]]の訳を拡大して適用している。「神託を受ける者」や「神官」、「助言者」「賢者」などの意味で訳すべきだろう。
+
|-
[[巫女の従者/Oracle's Attendants]]もこれに該当するかもしれない。
+
|マントル/Mantle([[焦熱のマントル/Fiery Mantle]]など)||"mantle"は「マント」である。マント=マントルなので実際には誤訳ではないが、マントの方がわかりやすい。
<!-- 神託を受けるものと巫女の何が違うんだよ。
+
|-
日本じゃ卑弥呼から続くお告げを受けるもの=(大半が)巫女の定義が確立しているが、世界的に見れば神託者の殆どは男性。 -->
+
|巫女/Oracle([[刻まれた巫女/Etched Oracle]]・[[とぐろ巻きの巫女/Coiling Oracle]])||[[ヴェクの巫女/Oracle en-Vec]]の訳を拡大して適用している。「神託を受ける者」や「神官」、「助言者」「賢者」などの意味で訳すべきだろう。[[巫女の従者/Oracle's Attendants]]もこれに該当するかもしれない。
:[[いななくアーモドン/Trumpeting Armodon]]|カード名。「いななく(嘶く)」は[[馬]]に対して使う語である。
+
|}
  
  
<!-- [[乾きの呪文/Dry Spell]]
+
===言葉遣いの誤り===
[[恐ろしき攻撃/Panic Attack]]
+
性別の取り違い。他と整合性を欠くもの。
[[力線]]/Leylineの5枚
+
[[急かし/Quicken]]
+
[[飛び火/Leap of Flame]]
+
[[不時着/Crash Landing]]
+
ぺとらはいどろっくすは全内容を項目に移しました。
+
理由不明削除を復活。(6/15)
+
:[[ヒッパリオン/Hipparion]]|フレイバー・テキスト。"Aesthir"を「アイスシアー」と読むのはさすがに無理。後のカードでは「[[エイスサー/aesthir]]」と訳される。
+
↑頭のaeを「アイ」や「エイ」で読むことも、語尾の「-ir」を「-yr」のように発音する場合もある。 -->
+
  
 +
{| class="wikitable"
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|-
 +
|[[燭台の大魔術師/Magus of the Candelabra]]||フレイバー・テキスト。[[テフェリー/Teferi]]は男性。
 +
|-
 +
[[ソリン/Sorine#translate|髑髏カタパルト/Skull Catapult]]のフレイバー・テキスト(第5版、第6版)。[[ソリーン・レリックベイン]]は男性。
 +
|-
 +
|[[果たし合いの場/Dueling Grounds]]||フレイバー・テキスト。[[サーボ・タヴォーク/Tsabo Tavoc#ストーリー|サーボ]]は女性であるが、一人称を「おれ」と訳されている。
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|-
 +
|[[夜と昼の恋歌/Love Song of Night and Day]]||[[眩しい光/Blinding Light]]、[[フェメレフの騎士/Femeref Knight]]、[[治療/Remedy]]、[[村の古老/Village Elder]]、[[ザルファーの騎士/Zhalfirin Knight]]の[[ミラージュ]]・[[ビジョンズ]]版のフレイバー・テキスト。詳細は[[夜と昼の恋歌/Love Song of Night and Day#翻訳|こちら]]。
 +
|-
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|[[ルアゴイフ/Lhurgoyf]]||フレイバー・テキスト。[[サッフィー・エリクスドッター/Saffi Eriksdotter#ストーリー|サッフィー]]は女性。
 +
|}
  
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==誤訳ではないが、誤訳と勘違いされる可能性のあるもの==
 
<!-- 100%間違い無く誤訳でないが、誤訳と思われてしまいそうなものはこちらへ。 -->
 
<!-- 100%間違い無く誤訳でないが、誤訳と思われてしまいそうなものはこちらへ。 -->
==誤訳ではないが、誤訳と勘違いされる可能性のあるもの==
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{| class="wikitable"
:[[嵐の運び手/Storm Seeker]]|カード名。"seek"は『運ぶ』ではなく『求める』『捜す』という意味の為、日本人には間違いであると見られやすいが、英語としてのニュアンスを大事にした意図的なものである。寧ろ、語呂とイメージを大切にした良い訳と評すべきだろう。
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:[[生ける屍/Living Death]]|カード名。ファンタジーものの小説等ではしばしば"living death"=「生ける屍」と訳されているので、固有名詞に近い言葉だと考えられる。
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|[[嵐の運び手/Storm Seeker]]||カード名。"seek"は「運ぶ」ではなく「求める」「捜す」という意味のため、日本人には間違いであると見られやすいが、英語としてのニュアンスを大事にした意図的なものである。むしろ、語呂とイメージを大切にした良い訳と評すべきだろう。
:[[エラダムリーのぶどう園/Eladamri's Vineyard]]|カード名。「ぶどう園」とフレイバー・テキスト中の「キノコワイン」との関連性。
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:[[子守り/Cradle Guard]]|カード名。"cradle"(揺籃)とは揺り籠・幼児期の事なので、意訳の範疇。訳以前に元の英単語の用法が比喩表現の一種、メタファー(暗喩)である事に注意。擬人化表現。
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|[[生ける屍/Living Death]]||カード名。ファンタジーものの小説等ではしばしば"living death"=「生ける屍」と訳されているので、固有名詞に近い言葉だと考えられる。
<!-- [[心の管理人/Heart Warden]]と同じ理由で誤訳の可能性がある気がするんだが。 -->
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:[[祖先の記憶/Ancestral Memories#translate|祖先の記憶/Ancestral Memories]]|第7版のフレイバー・テキスト。詳細は[[こちら]]
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|[[エラダムリーのぶどう園/Eladamri's Vineyard]]||カード名。「ぶどう園」とフレイバー・テキスト中の「キノコワイン」との関連性。
:[[日本語画像:Acridian|宏]]/[[平和な心/Pacifism|平和なべ]]|フォントの唐風隷書体の都合でこう見える。初めて導入された[[ウルザズ・サーガ]]を参照。
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:[[道を塞ぐ者、黄泉示/Yomiji, Who Bars the Way]]|[[カード名]]。意図的に「路」という漢字を避けている。
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|[[子守り/Cradle Guard]]||カード名。"cradle"(揺籃)とは揺り籠・幼児期の事なので、意訳の範疇。訳以前に元の英単語の用法が比喩表現の一種、メタファー(暗喩)である事に注意。擬人化表現。
:メサ/mesa|[[メサ・ペガサス/Mesa Pegasus#translate|メサ・ペガサス/Mesa Pegasus]]、[[メサ・ファルコン/Mesa Falcon]]、[[聖なるメサ/Sacred Mesa]]のカード名。詳細は[[こちら]]。
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|[[道を塞ぐ者、黄泉示/Yomiji, Who Bars the Way]]||[[カード名]]。意図的に「路」という漢字を避けている。
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|メサ/mesa||[[メサ・ペガサス/Mesa Pegasus]]、[[メサ・ファルコン/Mesa Falcon]]、[[聖なるメサ/Sacred Mesa]]のカード名。詳細は[[メサ・ペガサス/Mesa Pegasus#翻訳|こちら]]。
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==定訳・翻訳テンプレートに外れているため、誤訳と勘違いされるもの==
 
==定訳・翻訳テンプレートに外れているため、誤訳と勘違いされるもの==
:[[いかづち頭/Thunderheads#translate|いかづち頭/Thunderheads]]|カード名。定訳は「入道雲」。詳細は[[こちら]]。
 
:[[雄鹿クワガタ/Stag Beetle#translate|雄鹿クワガタ/Stag Beetle]]|カード名。定訳は「クワガタムシ」。詳細は[[こちら]]。
 
:[[殺人鯨/Killer Whale#translate|殺人鯨/Killer Whale]]|カード名。定訳は「シャチ」。詳細は[[こちら]]。
 
:[[疾風のデルヴィッシュ/Whirling Dervish#translate|疾風のデルヴィッシュ/Whirling Dervish]]|カード名。定訳は「旋舞教団」。詳細は[[こちら]]。
 
:ジャムーラン/Jamuraan|[[ジャムーラン・ライオン/Jamuraan Lion]]のカード名。定訳は「ジャムーラの〜、ジャムーラ人」。
 
カード名を音写したために、他の和訳と違和感が生じてしまっている。
 
:[[大地のしもべ/Gaea's Liege]]|カード名。「Gaea」はギリシア神話の大地の女神。また、大地そのものも意味する語。
 
マジックの背景世界でも大地の女神の名前と設定され、以後のカードでは「ガイア」が定訳となる。
 
:[[動物の魅了/Animal Magnetism#translate|動物の魅了/Animal Magnetism]]|カード名。定訳「動物磁気」。詳細は[[こちら]]。
 
:[[慰めの防御円/Circle of Solace]]|カード名。防御円と言うのは「Circle of Protection」までセットでの訳であるためいささか不適切。
 
「Circle(Circle of)」単体の訳としては[[物語の円/Story Circle]]に習って「円」、もしくは[[虹色の魔法円/Prismatic Circle]]のように「魔法円」であろう。「円」を成すもののイメージからして、「魔法円」の方が妥当か。
 
:ファイレクシアン/Phyrexian|[[ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought]]のカード名。定訳は「ファイレクシアの〜、ファイレクシア人」。
 
カード名を音写したために、他の和訳と違和感が生じてしまっている。
 
  
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|[[大地のしもべ/Gaea's Liege]]||カード名。「Gaea」はギリシア神話の大地の女神。また、大地そのものも意味する語。マジックの背景世界でも大地の女神の名前と設定され、以後のカードでは「ガイア」が定訳となる。
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|[[慰めの防御円/Circle of Solace]]||カード名。防御円と言うのは「Circle of Protection」までセットでの訳であるためいささか不適切。「Circle(Circle of)」単体の訳としては[[物語の円/Story Circle]]に習って「円」、もしくは[[虹色の魔法円/Prismatic Circle]]のように「魔法円」であろう。「円」を成すもののイメージからして、「魔法円」の方が妥当か。
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|ファイレクシアン/Phyrexian||[[ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought]]のカード名。定訳は「ファイレクシアの〜、ファイレクシア人」。カード名を音写したために、他の和訳と違和感が生じてしまっている。
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==英語版に起因する誤り==
 
<!-- 根本的に英語版が誤っている(ので、誤訳という議論自体ができない)場合はこちらへ。 -->
 
<!-- 根本的に英語版が誤っている(ので、誤訳という議論自体ができない)場合はこちらへ。 -->
==英語版に起因する誤り[#english]==
 
:[[手甲/Shuko]]|カード名。手甲と言ったら「てこう」「てっこう」と読むのだが、元の英語版が"Shuko"だから振り仮名もやむを得ず「しゅこう」と振られている。
 
<!-- :[[超電撃の掌握/Hypervolt Grasp]]|
 
↑ここはエラー・カードについて書くところではないので。。 -->
 
  
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|[[手甲/Shuko]]||カード名。手甲と言ったら「てこう」「てっこう」と読むのだが、元の英語版が"Shuko"だから振り仮名もやむを得ず「しゅこう」と振られている。
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==名訳==
 
==名訳==
:開(あ)きし野に蟋蟀(こおろぎ)鳴くや落つ葉陰(Cold, the wind-worn leaves Fall dead; and from autumn fields The sound of crickets)|
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{| class="wikitable"
[[http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/bok/higure,,ja|神河謀叛]]の掌編「[[蟋蟀鳴くや]]」冒頭。
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|-
訳文のみに用いられている修辞法に気づいただろうか?
+
|開(あ)きし野に蟋蟀(こおろぎ)鳴くや落つ葉陰(Cold, the wind-worn leaves Fall dead; and from autumn fields The sound of crickets)||
:[[今を生きる/Seize the Day]]|同名の映画の邦題から。
+
[[神河謀叛]]の掌編「[http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/bok/higure,,ja 蟋蟀鳴くや]」冒頭。訳文のみに用いられている修辞法に気づいただろうか?
<!-- 胸をうたれるカード名だ。 -->
+
|-
:[[逢魔が辻/Haunted Crossroads]]|「逢魔が時」からの連想による。この訳は草の根翻訳家からも評価が高かった。
+
|[[今を生きる/Seize the Day]]||同名の映画の邦題から。
:[[最後の賭け/Final Fortune]]|通常、"fortune"は幸運などを示す言葉だが、カードの効果を汲んで日本語にした名訳。
+
|-
:[[最後の審判/Doomsday]]|かなりテンプレートから外れているが雰囲気に合っている。
+
|[[逢魔が辻/Haunted Crossroads]]||「逢魔が時」からの連想による。この訳は草の根翻訳家からも評価が高かった。
:[[屍賊/Nim]]|造語を''完全な''造語で返した訳。
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(例えば[[凍血鬼/Bloodcurdler]]も造語訳だが、「吸血鬼」という先例あってこそ。このような訳とは一線を劃す。)
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|[[帰ってきた刃の翼/Bladewing the Risen]]||かつての少年の心のふるさと、ウルトラマンに敬意を表した。
:[[闘争か逃亡か/Fight or Flight]]|FightとFlightの語感が残された名訳である。
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:[[不吉の月/Bad Moon]]|"bad"を単に悪いなどと訳さずに不吉と訳し、イラストの雰囲気をそのまま訳にも表現した名訳。
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|[[最後の賭け/Final Fortune]]||通常、"fortune"は幸運などを示す言葉だが、カードの効果を汲んで日本語にした名訳。
:[[暴虐の覇王アスマディ/Vaevictis Asmadi]]|カード名。これを名訳といわずして何をか名訳といわんや。
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:[[芽ぐみ/Burgeoning]]|シャレの領域。
+
|[[最後の審判/Doomsday]]||かなりテンプレートから外れているが雰囲気に合っている。
:[[めった切り/Slice and Dice]]|スライスして、さいの目にして、このイメージを一言で現した名訳。
+
|-
:[[羊術師/Ovinomancer]]|要はシャレの領域。たまたまはまったんじゃないかとも思うがいい訳。
+
|[[屍賊/Nim]]||造語を'''完全な'''造語で返した訳(例えば[[凍血鬼/Bloodcurdler]]も造語訳だが、「吸血鬼」という先例あってこそ。このような訳とは一線を画す)。
:[[Now I Know My ABC's]]|フレイバー・テキスト。アルファベット26字の入った印刷でおなじみの文章をもじったテキストを、日本語版ではなんと五十音全部を一字ダブらずに訳してのけた。
+
|-
:[[帰ってきた刃の翼/Bladewing the Risen]]|かつての少年の心のふるさと、ウルトラマンに敬意を表した。
+
|[[闘争か逃亡か/Fight or Flight]]||FightとFlightの語感が残された名訳である。
<!-- 誤訳でないという根拠になっていない
+
|-
かつてゲームぎゃざで精密な訳ではないものの意図的に訳したとありましたので復活 -->
+
|[[不吉の月/Bad Moon]]||"bad"を単に悪いなどと訳さずに不吉と訳し、イラストの雰囲気をそのまま訳にも表現した名訳。
 
+
|-
<!-- -[[キノコザウルス/Fungusaur]]
+
|[[暴虐の覇王アスマディ/Vaevictis Asmadi]]||カード名。これを名訳といわずして何をか名訳といわんや。
[[村八分/Ostracize]]|古代アテネで行われていた「陶片追放」のこと。これぞ、ローカライズ! という一例。(ただし「陶片追放」は実際に追い出されるが「村八分」は留まる事を許されるとの指摘もある)
+
|-
↑Ostracizeを「村八分」とする訳は辞書レベルのものです(辞書に「村八分にする」という意味が記載されている)。しかもその訳に議論があるわけですから、名訳と呼ぶのは不自然かと思われます。 -->
+
|[[芽ぐみ/Burgeoning]]||シャレの領域。
 +
|-
 +
|[[めった切り/Slice and Dice]]||スライスして、さいの目にして、このイメージを一言で現した名訳。
 +
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|[[羊術師/Ovinomancer]]||要はシャレの領域。たまたまはまったんじゃないかとも思うがいい訳。
 +
|-
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|[[Now I Know My ABC's]]||フレイバー・テキスト。アルファベット26字の入った印刷でおなじみの文章をもじったテキストを、日本語版ではなんと五十音全部を一字ダブらずに訳してのけた。
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|}
  
 
==迷訳==
 
==迷訳==
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*[[ぼんやり/Lost in Thought]]
 
*[[ぼんやり/Lost in Thought]]
  
==日本語を除く言語で、誤訳と思われるもの &aname(foreign);==
+
==日本語を除く言語で、誤訳と思われるもの==
 
*[[アクロンの軍団兵/Akron Legionnaire]](中:阿克隆的退役軍人)
 
*[[アクロンの軍団兵/Akron Legionnaire]](中:阿克隆的退役軍人)
 
*[[大喰らいのワーム/Craw Wurm]](中:巨爪亞龍)
 
*[[大喰らいのワーム/Craw Wurm]](中:巨爪亞龍)
220行: 276行:
  
 
=参考=
 
=参考=
 +
*[[誤植]]
 
*[[他言語との比較]]
 
*[[他言語との比較]]

2008年6月12日 (木) 21:06時点における版

このページでは、カード名テキストクリーチャー・タイプフレイバー・テキストなどの誤訳や名訳を挙げる。

なお、間違っても翻訳チームを誹謗中傷するのが目的ではないので、何の情報源もなしに誤訳と決めつけたりしないように。誤訳か誤植かは、翻訳チームでない限り判断がつかないのでとりあえずまとめて扱うことにする。

カード個別評価のあるカードは、詳しくはそちらを参照のこと。

  • 作業工程上、以前は翻訳チームがイラストを目にすることができないまま訳していた、ということもあった模様。
    • ただし、逆に目かくし/Bandageのようにイラストから影響を受けたと思われる誤訳もある。

目次

明らかな誤訳・誤植(ゲームに支障をきたすもの)

悪名高き群れ/Notorious Throng テキスト。
生き写し/Dead Ringers テキスト。ただし、マジック史上最悪に近い難解テキストなので、誤訳もやむなしか。
擬態の仮面/Mask of the Mimic テキスト。
ケンタウロス/Centaur 幻影のケンタウロス/Phantom Centaur根づけケンタウロス/Centaur Rootcasterのカード名とクリーチャー・タイプ。他の"Centaur"はケンタウス。クリーチャー・タイプは修正されたが、カード名はそのままになっている。
狡知/Guile カード名重複。→狡猾/Cunning
残忍な詐欺師/Feral Deceiver カード名重複(誤植)。→残酷な詐欺師/Cruel Deceiver
茂みの精霊/Thicket Elemental テキスト。
衝動のタリスマン/Talisman of Impulse テキスト。
消耗/Exhaustion ポータルとカード名が重複するが疲労困憊/Exhaustionと訳されてしまったカード。しかもカード名の訂正が行われることもなく、「同じカードとして扱う」という発表が出たのみだった。
真実か詐話か/Truth or Tale テキスト。
新野の火計/Burning of Xinye カード名重複(勘違い)。→燎原の火/Wildfire
すさまじき激情/Blood Frenzy カード名重複。→血の狂乱/Consuming Ferocity
総帥の召集/Patriarch's Bidding テキスト。
大竜巻の精霊/Tornado Elemental カード名重複。→竜巻の精霊/Waterspout Elemental
抵抗+救難/Stand+Deliver カード名(救難)重複。→救出/Rescue
敵愾/Hostility カード名(敵意)重複。→悪意+敵意/Spite+Malice
動員令/Mobilization カード名重複。→動員/Mobilize
闘技場/Arena テキスト。
沼地の王ソルカナー/Sol'kanar the Swamp King テキスト。
冬の抱擁/Winter's Grasp カード名統一の不備。
放浪者ライズ/Rhys the Exiled テキスト。
山羊さらい/Goatnapper テキスト。×「山羊」→○「ヤギ」

明らかな誤訳・誤植(ゲームに支障の無いもの)

穴掘り兵長(Drill Sergeant) カードではなくクリーチャー・タイプの誤訳。参考:スカークの教練教官/Skirk Drill Sergeant
イチョリッド/Ichorid カード名の発音。レキシコンにあるように語源は"ichor"であるから、アイコライドやアイコリッドと訳すべきである。
カーナシド/Carnassid フレイバー・テキスト。
開放されたドワーフ/Liberated Dwarf カード名。「開放」とは扉や窓を文字通り開け放つことである。この場合は「解放」が正しい。
樫族の肉裂き/Kashi-Tribe Reaver カード名。"Reaver"に「肉裂き」の意はない。
金切り声の混種/Shrieking Grotesque カード名。"grotesque"に「混種」の意味はなくカードも純粋なガーゴイル。
寄生牙のベヒモス/Wormfang Behemoth テンプレート統一漏れ。他のBehemothは「ビヒモス」。
給食スリヴァー/Victual Sliver カード名。
剣歯ワイヴァーン/Sabertooth Wyvern フレイバー・テキスト。
ゴブリン斥候隊/Goblin Scouts フレイバー・テキスト。ドワーフがドリーフになっている(誤植?)。
サイムーン/Simoon カード名。外来語由来の単語のため、英語でもこの言葉は「シムーン」と読む。
死せざる怒り/Undying Rage フレイバー・テキスト。"Keldon"を「ケルドン人」と訳しているが、"ケルド/Keld"で地名なのでこれは「ケルド人」となる。「スカルガンの〜」と同じタイプのミスである。
ダウスィーの精神ドリッパー/Dauthi Mindripper カード名。これはもはや伝説級。
団結のタリスマン/Talisman of Unity テキストとカード名が整合していない。
天羅志の評決/Terashi's Verdict カード名誤植。天羅至の叫び/Terashi's Cry天羅至の掌握/Terashi's Graspなどから「天羅至」が正しいが、「天羅志」となっている。
憤怒の仮面/Mark of Fury カード名。イラストを見ても英語カード名でも仮面(マスク/"mask")ではなく印(マーク/"mark")。
包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Tower カード名。「搭」ではなく「塔」。
魔の魅惑/Aluren フレイバー・テキスト。kidneyとは腎臓の事であるが、肝臓と訳されてしまっている。
目かくし/Bandage カード名。包帯を巻いてるイラストからか「目かくし」と訳されてしまった。効果、英語名を考えて明らかな誤訳。イラストを見て失敗型。
闇の天使セレニア/Selenia, Dark Angel|フレイバー・テキスト。
よりよい品物/Greater Good カード名。「より高い利益」といった意味。能力的にも符合し、かつ"good"という単数形では「品物」とは訳せない。

誤訳の可能性があるもの

アーグの盗賊団/Erg Raiders カード名。エルグ(erg)はサハラ砂漠などの広大な砂丘列を意味する。
快活な守備兵/Sanguine Guard カード名。「血の」を意味するラテン語に由来する Sanguine だが、黒いカードということを考えると現代的な「快活な」「陽気な」ではなく、「血まみれの」という意味の古い意味が正しい。→血なまぐさい法務官/Sanguine Praetor
心の管理人/Heart Warden カード名。設定としてはHeart of Yavimayaの管理人なのであろうと思われる。
空飛ぶ怪盗/Ingenious Thief カード名。「空飛ぶ」という意味の単語はないが、能力とイラストを汲み取った翻訳。誤訳というより訳し過ぎと言うべきか。
天使の嗜み/Angel's Grace カード名。"grace"には優雅や魅力と猶予や恩恵といった異なる意味があり、これはそれらをかけたものである。
奈落のしもべ/Liege of the Pit カード名。
ナントゥーコの鞘虫/Nantuko Husk カード名。"husk"は鞘という意味もあるが、殻という意味もある。どちらがより「らしい」訳だったかはわからない。
憎まれ者の傷弄り/Stabwhisker the Odious カード名。"whisker"には髭という意味もあり、他の伝説のネズミに名前の系統を合わせるなら「傷髭」とでもすべきか。
変幻の大男/Protean Hulk カード名。
吠え裂きアヌーリッド/Anurid Barkripper カード名。"bark"には名詞で「樹皮」の意味がある。
四筋の稲妻/Forked Lightning カード名。「四筋」の訳がどこから出てきたかが興味深い。
猛禽 複数のカード名。"raptor"の訳に相当する。"raptor"には猛禽類を指すほかに、小型の肉食恐竜を指すことがある(シヴの猛竜/Shivan Raptor)。「猛禽」は鳥類のみを指す語であるにもかかわらず、奈落の猛禽/Pit Raptorからテンプレート化したため、トカゲであるraptorがこのテンプレートによって誤訳となっている可能性がある。

誤訳とまではいえないが、適切とは言えないもの

稲妻の斧/Lightning Axe フレイバーテキスト。アスモラノマルディカダイスティナカルダカール「地獄料理書」とするのが正しい。
いななくアーモドン/Trumpeting Armodon カード名。「いななく(嘶く)」はに対して使う語である。
シラナの岩礁渡り/Silhana Ledgewalker カード名。
スカルガンの〜/Skarrgan カード名。怒りの穴蔵、スカルグ/Skarrg, the Rage Pitsからして、「スカルグの」が正しいと思われる。

後述の「ジャムーラン・ライオン」などと似ているが、こちらはカード名の音写ではない。明らかに「の」が余計。

ダブナントの射手/D'Avenant Archer カード名、フレイバー・テキストウェザーライト版の重バリスタ部隊/Heavy Ballistaのフレイバーにあるが、本来はアブナント(島)が正しい。(フランス語の語形)
走り回るスカージ/Skittering Skirge カード名。能力的にも「跳び回る」の方が適訳か。
マントル/Mantle(焦熱のマントル/Fiery Mantleなど) "mantle"は「マント」である。マント=マントルなので実際には誤訳ではないが、マントの方がわかりやすい。
巫女/Oracle(刻まれた巫女/Etched Oracleとぐろ巻きの巫女/Coiling Oracle ヴェクの巫女/Oracle en-Vecの訳を拡大して適用している。「神託を受ける者」や「神官」、「助言者」「賢者」などの意味で訳すべきだろう。巫女の従者/Oracle's Attendantsもこれに該当するかもしれない。


言葉遣いの誤り

性別の取り違い。他と整合性を欠くもの。

髑髏カタパルト/Skull Catapultのフレイバー・テキスト(第5版、第6版)。ソリーン・レリックベインは男性。
燭台の大魔術師/Magus of the Candelabra フレイバー・テキスト。テフェリー/Teferiは男性。
果たし合いの場/Dueling Grounds フレイバー・テキスト。サーボは女性であるが、一人称を「おれ」と訳されている。
夜と昼の恋歌/Love Song of Night and Day 眩しい光/Blinding Lightフェメレフの騎士/Femeref Knight治療/Remedy村の古老/Village Elderザルファーの騎士/Zhalfirin Knightミラージュビジョンズ版のフレイバー・テキスト。詳細はこちら
ルアゴイフ/Lhurgoyf フレイバー・テキスト。サッフィーは女性。

誤訳ではないが、誤訳と勘違いされる可能性のあるもの

嵐の運び手/Storm Seeker カード名。"seek"は「運ぶ」ではなく「求める」「捜す」という意味のため、日本人には間違いであると見られやすいが、英語としてのニュアンスを大事にした意図的なものである。むしろ、語呂とイメージを大切にした良い訳と評すべきだろう。
生ける屍/Living Death カード名。ファンタジーものの小説等ではしばしば"living death"=「生ける屍」と訳されているので、固有名詞に近い言葉だと考えられる。
エラダムリーのぶどう園/Eladamri's Vineyard カード名。「ぶどう園」とフレイバー・テキスト中の「キノコワイン」との関連性。
子守り/Cradle Guard カード名。"cradle"(揺籃)とは揺り籠・幼児期の事なので、意訳の範疇。訳以前に元の英単語の用法が比喩表現の一種、メタファー(暗喩)である事に注意。擬人化表現。
祖先の記憶/Ancestral Memories 第7版のフレイバー・テキスト。
平和なべ|フォントの唐風隷書体の都合でこう見える。初めて導入されたウルザズ・サーガを参照。
道を塞ぐ者、黄泉示/Yomiji, Who Bars the Way カード名。意図的に「路」という漢字を避けている。
メサ/mesa メサ・ペガサス/Mesa Pegasusメサ・ファルコン/Mesa Falcon聖なるメサ/Sacred Mesaのカード名。詳細はこちら

定訳・翻訳テンプレートに外れているため、誤訳と勘違いされるもの

いかづち頭/Thunderheads カード名。定訳は「入道雲」。
雄鹿クワガタ/Stag Beetle カード名。定訳は「クワガタムシ」。
殺人鯨/Killer Whale カード名。定訳は「シャチ」。
疾風のデルヴィッシュ/Whirling Dervish カード名。定訳は「旋舞教団」。
ジャムーラン/Jamuraan ジャムーラン・ライオン/Jamuraan Lionのカード名。定訳は「ジャムーラの〜、ジャムーラ人」。カード名を音写したために、他の和訳と違和感が生じてしまっている。
大地のしもべ/Gaea's Liege カード名。「Gaea」はギリシア神話の大地の女神。また、大地そのものも意味する語。マジックの背景世界でも大地の女神の名前と設定され、以後のカードでは「ガイア」が定訳となる。
動物の魅了/Animal Magnetism カード名。定訳「動物磁気」。
慰めの防御円/Circle of Solace カード名。防御円と言うのは「Circle of Protection」までセットでの訳であるためいささか不適切。「Circle(Circle of)」単体の訳としては物語の円/Story Circleに習って「円」、もしくは虹色の魔法円/Prismatic Circleのように「魔法円」であろう。「円」を成すもののイメージからして、「魔法円」の方が妥当か。
ファイレクシアン/Phyrexian ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnoughtのカード名。定訳は「ファイレクシアの〜、ファイレクシア人」。カード名を音写したために、他の和訳と違和感が生じてしまっている。

英語版に起因する誤り

手甲/Shuko カード名。手甲と言ったら「てこう」「てっこう」と読むのだが、元の英語版が"Shuko"だから振り仮名もやむを得ず「しゅこう」と振られている。

名訳

開(あ)きし野に蟋蟀(こおろぎ)鳴くや落つ葉陰(Cold, the wind-worn leaves Fall dead; and from autumn fields The sound of crickets)

神河謀叛の掌編「蟋蟀鳴くや」冒頭。訳文のみに用いられている修辞法に気づいただろうか?

今を生きる/Seize the Day 同名の映画の邦題から。
逢魔が辻/Haunted Crossroads 「逢魔が時」からの連想による。この訳は草の根翻訳家からも評価が高かった。
帰ってきた刃の翼/Bladewing the Risen かつての少年の心のふるさと、ウルトラマンに敬意を表した。
最後の賭け/Final Fortune 通常、"fortune"は幸運などを示す言葉だが、カードの効果を汲んで日本語にした名訳。
最後の審判/Doomsday かなりテンプレートから外れているが雰囲気に合っている。
屍賊/Nim 造語を完全な造語で返した訳(例えば凍血鬼/Bloodcurdlerも造語訳だが、「吸血鬼」という先例あってこそ。このような訳とは一線を画す)。
闘争か逃亡か/Fight or Flight FightとFlightの語感が残された名訳である。
不吉の月/Bad Moon "bad"を単に悪いなどと訳さずに不吉と訳し、イラストの雰囲気をそのまま訳にも表現した名訳。
暴虐の覇王アスマディ/Vaevictis Asmadi カード名。これを名訳といわずして何をか名訳といわんや。
芽ぐみ/Burgeoning シャレの領域。
めった切り/Slice and Dice スライスして、さいの目にして、このイメージを一言で現した名訳。
羊術師/Ovinomancer 要はシャレの領域。たまたまはまったんじゃないかとも思うがいい訳。
Now I Know My ABC's フレイバー・テキスト。アルファベット26字の入った印刷でおなじみの文章をもじったテキストを、日本語版ではなんと五十音全部を一字ダブらずに訳してのけた。

迷訳

日本語を除く言語で、誤訳と思われるもの

参考

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