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[[紙|テーブルトップ]]と[[Magic: The Gathering Arena]]の競技イベント体制再編により[[Magic: The Gathering Arena]]、[[2019年]]からは後継イベントである「'''[[ミシックチャンピオンシップ]]'''」にその役割は引き継がれることとなった<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/next-chapter-magic-esports-2018-12-06 The Next Chapter for Magic: Esports]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0031531/ 新時代へ――マジックとeスポーツ](News 2018年12月6日 [[Elaine Chase]]著)</ref>。さらに2020年から、テーブルトップのミシックチャンピオンシップは新イベント「'''[[プレイヤーズツアー]]'''」に移行された。 | [[紙|テーブルトップ]]と[[Magic: The Gathering Arena]]の競技イベント体制再編により[[Magic: The Gathering Arena]]、[[2019年]]からは後継イベントである「'''[[ミシックチャンピオンシップ]]'''」にその役割は引き継がれることとなった<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/next-chapter-magic-esports-2018-12-06 The Next Chapter for Magic: Esports]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0031531/ 新時代へ――マジックとeスポーツ](News 2018年12月6日 [[Elaine Chase]]著)</ref>。さらに2020年から、テーブルトップのミシックチャンピオンシップは新イベント「'''[[プレイヤーズツアー]]'''」に移行された。 | ||
*なお、2019年のテーブルトップのミシックチャンピオンシップのイベント形式と招待条件は、再編以前のプロツアーとほぼ同一である。 | *なお、2019年のテーブルトップのミシックチャンピオンシップのイベント形式と招待条件は、再編以前のプロツアーとほぼ同一である。 | ||
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===2018年までの招待条件=== | ===2018年までの招待条件=== |
2022年11月13日 (日) 20:45時点における版
プロツアー/Pro Tourは、プレミアイベントの種別である。略して「PT」とも表記される。
目次 |
概要
1年に計3回行なわれる、テーブルトップの大会。対応した地域チャンピオンシップで勝ち上がったプレイヤーのみが参加できる招待制の大会であり、好成績を残すことで世界選手権への招待を受けることができる。
2022-23シーズンのプレミア・プレイの再編により、チャンピオンシップの終了とともに復活した。
終幕と後継イベント
1996年から2018年までの約22年間、長きにわたってマジック最高峰の大会として開催され続けていたが、プロツアー「ラヴニカのギルド」を最後に幕を下ろす。
テーブルトップとMagic: The Gathering Arenaの競技イベント体制再編によりMagic: The Gathering Arena、2019年からは後継イベントである「ミシックチャンピオンシップ」にその役割は引き継がれることとなった[1]。さらに2020年から、テーブルトップのミシックチャンピオンシップは新イベント「プレイヤーズツアー」に移行された。
- なお、2019年のテーブルトップのミシックチャンピオンシップのイベント形式と招待条件は、再編以前のプロツアーとほぼ同一である。
過去の概要
1年に数回行われていたマジック界最高峰の大会。厳しい条件をクリアし参加権を得たプレイヤーのみが参加できる招待制の世界大会であり、RELは全日程で最高の「プロ(旧5)」である。試合の模様は全日程でLive配信され後日公式のtwitch・Youtubeページにもまとめられる。
各大会には25万ドル以上の賞金がかかっており、上位入賞者には賞金が与えられる。また、大会の順位に応じて多量のプロツアー・ポイントが付与されプロ待遇ランクに大きく影響する。
2013-14シーズンより、ブースター・ドラフト3ラウンドと構築5ラウンドを2日間行ない(合計16ラウンド)、決勝トーナメントでは構築で行なわれる。
金曜・土曜の16回戦でベスト8(チーム戦の場合ベスト4)に入り、日曜の決勝ラウンドに残れる栄誉を特に「プロツアーサンデー」と呼び、プレイヤーにとって勲章の一つである。2017年以降、「プロツアーサンデー2度進出」がマジック・プロツアー殿堂へノミネートの条件の1つである(なお投票の際にも、プロツアーサンデー回数が大きな選定要素となる、八十岡翔太が長年殿堂入りを阻まれていた理由が「成績の割にプロツアーサンデー数があまりにも少なすぎる」ことであった、詳細は本人頁参照)。
変遷
プロツアーは過去さまざまなフォーマットで争われてきた。以下にその変遷を記す。
- 黎明期のプロツアーは、年齢によって「成人部門」と「ジュニア部門」の2つに分かれていた。
- プロツアーヴァレンシア07~プロツアー「マジック2015」(ポートランド14)の7年間、世界選手権以外の構築部門のフォーマットは、開催時点の最新基本セット・エキスパンションがブロック最後のエキスパンションの場合はブロック構築、その以外はスタンダードまたはモダン/エクステンテッドとなっていた。(2大会連続で同じフォーマットとなることはない)
- 2014-15シーズンからブロック構造変更に伴い、ブロック構築が採用されることはなくなった。
- プロツアー京都09より構築とリミテッドの混合フォーマット(チーム戦であるマジック25周年記念プロツアーは除く)となり、総合力が求められるようになった。
- この変更により、「構築屋」や「リミテッダー」といったプロプレイヤーごとの特徴は薄くなり、あまり呼称されなくなった。
- 2012年のプレミアイベント再編によりプロツアーにも大きな変更が加えられた。
- かつては豪華賞品が貰えるトーナメントやアーティストのサイン会などのサイドイベントも充実した一種のお祭りイベントであったが、後に一般プレイヤーでも参加できるサイドイベントは廃止され、お祭りとしての役目は大幅に開催数が増えたグランプリが担うこととなる。代わりに、これまで最終日のTop8だけであったライブ解説配信が全日程で行われるようになり、世界のプロ達の対戦がより視聴しやすくなっている。
- 新エキスパンション(基本セット)の注目度を上げるため、開催が発売日の2週間後となる。ただしプロツアー「イクサラン」以降、開催日程が非固定になる。
- また、大会名称は開催地ではなくその直前のエキスパンション名(2014年、15年、18年夏開催のプロツアー除く)を冠するようになったが、2019年プロツアーの年間のプロツアー開催数が増えるため、大会名称は再び開催地を冠するようになった。
- 再編後の世界選手権(プレイヤー選手権)はプロツアーとして扱われなくなり、プロツアーベスト8の数としてはカウントされなくなった。
- 前述のyoutube、twitchによる英語配信以外、プロツアー「ドラゴンの迷路」からはニコニコ動画による日本語・英語配信、プロツアー「異界月」からはbilibiliによる中国語配信も開始された。
- プロツアー「カラデシュ」とプロツアー「霊気紛争」 のみ、決勝トーナメントでは従来のシングル・エリミネーション方式から、パラマストーナメント方式(予選ラウンド1位、2位の者は準決勝からスタート、3位、4位の者は2回戦からスタート)と変更された。
プロツアー・チームシリーズ
2016-17シーズン(プロツアー「霊気紛争」)から2018-19シーズンまで、6人1組でチームとなり、そのチームの個人成績の合計を争う「プロツアー・チームシリーズ/Pro Tour Team Series」が設立された。
シーズン終了時、プロツアー・チームシリーズの上位8チーム全員に次回プロツアーの参加権利と賞金、さらに上位2チーム全員に世界選手権の併催イベント「プロツアー・チームシリーズ決勝」の参加権利が与えられる。
参加資格
- 地域チャンピオンシップの上位入賞者
- 前回のプロツアーで10勝以上の成績のプレイヤー
- 直近3回分のプロツアーにおける精算マッチ・ポイント(下記参照)39点以上のプレイヤー
- マジック・プロツアー殿堂(1年に1回)
- Magic Online Champions Showcasesでの権利獲得者
- MTGアリーナ予選ウィークエンド2日目イベントで7勝を達成したプレイヤー
精算マッチ・ポイント
精算マッチ・ポイントは、プロツアーでマッチ・ポイントを9点獲得したあとに得たマッチ・ポイントが加算される。例えば、9勝7敗だった場合、18点が加算される。また、トップ8に入賞したプレイヤーには追加で12点が加算される。
各シーズンの精算マッチ・ポイント上位32人(32位のプレイヤーが同率で複数いる場合はその全員)は、そのシーズンの世界選手権に招待される。
2022-23シーズンのみの招待条件
- 世界選手権22出場者(プロツアー1のみ)
- ニューカペナ・チャンピオンシップで9勝以上の成績のプレイヤー(プロツアー1のみ)
- 前回のプロツアーで9勝以上の成績のプレイヤー
また、各地域チャンピオンシップの上位入賞者についても、各地域で50%以上増枠される。これらは、2022-23シーズンから新しく始まる予選システムのスムーズな導入と序盤のプロツアーの参加者数を十分に揃えるために設定されている。
2018年までの招待条件
プロツアー「ラヴニカのギルド」時点の招待条件だったが、体制変更直後~ミシックチャンピオンシップロンドン19もこの招待条件を適用される。
- プロツアー/グランプリ
- 前回プロツアー マッチポイント33点以上獲得者
- 該当グランプリ 決勝ラウンド進出者、またはマッチポイント39点以上(個人戦)/36点以上(チーム戦)獲得者
- 前シーズンプロツアー・チームシリーズ上位8チームのメンバー(シーズン最初のプロツアーのみ)
- マジック25周年記念プロツアー マッチポイント30点以上獲得チームのメンバー(シーズン最初のプロツアーのみ)
- プロツアー予選/プロツアー地域予選
- 該当プロツアー予選/Magic Onlineプロツアー予選 優勝
- 該当プロツアー地域予選 上位者 (参加する予選による進出者数が1~8名に変動)
- その他のイベント
- WotCに認定された、該当WPNプレミアムシリーズ 優勝
- 前回ワールド・マジック・カップ(団体戦)ベスト8入賞チームのメンバー (WMC後直近のプロツアーのみ)
- 該当マジックオンラインチャンピオンシップシリーズ(MOCS)Playoff上位2名、またはOpen優勝
- 年間ランキング・ポイント上位者による選出された、前回マジックオンラインチャンピオンシップ(MOC)参加者 (MOC後直近のプロツアーのみ)
- プロプレイヤーズ・クラブ
- マジック・プロツアー殿堂表彰者は、そのシーズンの全てのプロツアーの参加権を得られる。
- ゴールドレベル以上の者は、当サイクルに属するプロツアーの参加権を得られる。
- プロツアー出場権を持つシルバーレベルの者は、出場権利行使による当サイクルに属するプロツアーへ参加できる。(ただし出場権利行使した場合、次3サイクル間に再行使不可)
プロツアーに招待された者は、以下を除き開催地までの往復航空券も授与される。
- WPNプレミアムシリーズ優勝
- プロプレイヤーズ・クラブ(シルバーレベル)
- マジック・プロツアー殿堂表彰者
また、非常に稀なケースでは、主催者からの特別招待によってプロツアーへ参加できるプレイヤーも存在する。日本人では下記の2例が存在する。
チーム戦として開催されるマジック25周年記念プロツアーの招待条件については当該項目を参照。
旧体制プロツアー(2011年まで)の招待条件
- 前年度世界選手権優勝者
- 前年度プレイヤー・オブ・ザ・イヤー
- 前回プロツアー(世界選手権)上位50名
- 該当グランプリ 上位16名
- プロプレイヤーズ・クラブ レベル4以上 (レベル3の者は参加権のみ1つを得られる)
- DCI総合レーティング 上位100名(プロツアー開催6週間前時点)
- プロツアー予選優勝者
- 前年度世界選手権団体戦ベスト4入賞者(シーズン最初のプロツアーのみ)
賞金とプロポイント
2017-18シーズン(プロツアー「アモンケット」から)
順位 | 賞金 | プロポイント | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 50,000USD | 30 | 次シーズン世界選手権参加権利 次シーズン終了まで(17-18シーズン以降5サイクル間) プロプレイヤーズ・クラブ プラチナレベル昇格 |
2 | 20,000USD | 26 | |
3 | 15,000USD | 24 | |
4 | 12,500USD | 22 | |
5 | 10,000USD | 20 | |
6 | 9,000USD | 18 | |
7 | 7,500USD | 17 | |
8 | 6,000USD | 16 | |
9-16 | 5,000USD | ※ | |
17-24 | 3,000USD | ※ | |
25-32 | 2,000USD | ※ | |
33-48 | 1,500USD | ※ | |
49-64 | 1,000USD | ※ | |
65位以下 | なし | ※ |
2016-17シーズン(プロツアー「霊気紛争」まで)
順位 | 賞金 | プロポイント | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 50,000USD | 31 | 次シーズン世界選手権参加権利 次シーズン終了まで プロプレイヤーズ・クラブ プラチナレベル昇格 |
2 | 20,000USD | 27 | |
3-4 | 15,000USD | 23 | |
5-6 | 10,000USD | 19 | |
7-8 | 5,000USD | 15 | |
9-16 | 5,000USD | ※ | |
17-24 | 3,000USD | ※ | |
25-32 | 2,000USD | ※ | |
33-48 | 1,500USD | ※ | |
49-64 | 1,000USD | ※ | |
65位以下 | なし | ※ |
※トップ8入賞以外のプレイヤーのプロツアー・ポイントの獲得は、最終順位ではなく、自身のマッチポイントに基づいてポイントが与えられる。(条件、獲得ポイント2015-16シーズンと同一)
プロツアー・チームシリーズ順位の決定は、最終戦以外にチーム上位5名、最終戦にチーム全員の成績を考慮する。
2014-15シーズン~2015-16シーズン
順位 | 賞金 | プロポイント | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 40,000USD | 30 | 次シーズン世界選手権参加権利 次シーズン終了まで プロプレイヤーズ・クラブプラチナレベル昇格 |
2 | 20,000USD | 26 | 次回プロツアー 参加権利+往復航空券 |
3-4 | 12,500USD | 22 | |
5-8 | 10,000USD | 18 | |
9-16 | 5,000USD | ※ | |
17-25 | 2,500USD | ※ | |
26-50 | 1,500USD | ※ | |
51-75 | 1,000USD | ※ | |
76位以下 | なし | ※ |
※トップ8入賞以外のプレイヤーのプロツアー・ポイントの獲得は、最終順位ではなく、自身のマッチポイントに基づいてポイントが与えられる。
マッチポイント | プロポイント | 備考 |
---|---|---|
36以上 | 15 | 次回プロツアー 参加権利+往復航空券 |
35 | 12 | |
34 | 11 | |
33 | 10 | |
32 | 8 | プロツアー「霊気紛争」まで9ポイント |
31 | 7 | プロツアー「霊気紛争」まで8ポイント |
30 | 6 | |
29-28 | 5 | 2014-15シーズンのみ4ポイント |
27 | 4 | 2014-15シーズンのみ3ポイント |
26以下 | 3 |
2013-14シーズンまで
順位 | 賞金 | プロポイント | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 40,000USD | 30 | 次シーズン世界選手権参加権利 次シーズン終了まで プロプレイヤーズ・クラブプラチナレベル昇格 |
2 | 20,000USD | 24 | 次回プロツアー 参加権利+往復航空券 |
3-4 | 12,500USD | 22 | |
5-8 | 10,000USD | 20 | |
9-16 | 5,000USD | 15 | |
17-25 | 2,500USD | 10 | |
26-50 | 1,500USD | 6 | |
51-75 | 1,000USD | 5 | |
76-100 | なし | 4 | |
101位以下 | なし | 3 |
脚注
- ↑ The Next Chapter for Magic: Esports/新時代へ――マジックとeスポーツ(News 2018年12月6日 Elaine Chase著)
- ↑ プロツアー『アモンケット』日本人プレイヤー初日成績一覧
- ↑ 龍の世界を制するのはだれだ!?プロツアー『タルキール龍紀伝』をニコ生で目撃せよ!!
参考
- Return of the Pro Tour: Your Path to Playing Magic at the Highest Level/プロツアー再び:マジック最高レベルの舞台へ続く道
- Return of the Pro Tour: Details/プロツアー再び:詳細情報
- プロツアー成績ランキング
- プロツアー一覧
- トーナメント用語