祭り壊し/Festival Crasher

提供：MTG Wiki

2022年7月4日 (月) 07:35時点における版

小柄な竜装者/Wee Dragonauts系列の、インスタントやソーサリーを唱えるたびにパワーが上がるデビル。窯の悪鬼/Kiln Fiendのタフネスが上がった代わりに修整値が減った格好。

先達同様、ウィー＝ゼロックスや青赤スペルのようなインスタントとソーサリーを多用するデッキに適している。修整値が落ち着いたので爆発力はそこそこ止まりなのが残念だが、タフネスが上がり序盤のブロッカーとしての価値が上がったので、これでも2マナのコモンとしては優秀なスペックと言える。あらゆるインスタントがコンバット・トリックに転ずるので、攻撃を通せば多大な戦闘ダメージを期待できる。もちろん、ブロックされても強引に相打ちに持って行ける。逆に対戦相手の回避能力を持たないクリーチャーによる攻撃を牽制することも可能。

一方で自身は回避能力を持たず、またタフネスは上がらないため、何らかの手段でタフネスをあげなかった場合、パワー3以上のクリーチャーとの戦闘では相打ち以下の結果に終わってしまう。また、これの強化を主目的に呪文を使った場合、カード・アドバンテージで遅れを取りやすい点には注意が必要。先達同様、回避能力を付与する呪文と併用したり、火力でブロッカーを排除するなどの運用が基本となる。

リミテッドではファッティとも相打ちを取れる可能性があるなどクリーチャー戦になりがちな点も含めて優秀。2マナ域としては素のタフネス自体は高めで、同マナ帯の相手ならばがっちりと止め、終盤にブロックし損ねたらそのまま勝負がつきかねない。特にインスタント・ソーサリーをテーマにする青赤デッキでは根幹となる主力コモン。

パウパーでは窯の悪鬼と共に赤単ブリッツの主力を務める。

参考

• カード個別評価：イニストラード：真夜中の狩り - コモン