巨大戦車/Juggernaut
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2016年6月5日 (日) 11:40時点における版
アーティファクト クリーチャー — 巨大戦車(Juggernaut)
各戦闘で、巨大戦車は可能なら攻撃する。
巨大戦車は壁(Wall)によってはブロックされない。
黎明期から存在する強力なアーティファクト・クリーチャー。無色のアーティファクトであるにも関わらずコスト・パフォーマンスが良く、4マナでパワー5という高い打撃力を誇る。
エターナルでは、Su-Chiなどとともにスタックスや5/3の中核クリーチャーとして活躍。磁石のゴーレム/Lodestone Golem登場後はそちらにスロットを譲ることも多くなっているが、現在でもこちらを愛用する古参プレイヤーもおり、根強い人気が伺える。
一方、ダークスティールでの再録時のスタンダードでは、他の多くのアーティファクト同様環境に駆逐され、ほとんど活躍することもないまま退場する結果となった。そうでなくとも、性能が飛躍的に上昇した昨今のクリーチャー群からすれば、4マナ5/3実質バニラ(限定的過ぎる回避能力)では、採用するには今ひとつだったのだろう。その後も何度か基本セット入りしているが、残念ながらスタンダードでは目立った活躍は残せていない。
- 第10版再録時に巨大戦車のクリーチャー・タイプを獲得した。
- 2005年7月のフライデー・ナイト・マジックの景品として、これのプロモーション・カードが配布された。
- Kai Buddeの通称"ジャーマン・ジャガーノート"の由来でもある。
- これが「巨大戦車」と日本語訳されたことに驚いた人も多い。みんな「ジャガーノート」になるとばかり思っていたからだ。ただし、その時点で既にオタリアの巨大戦車/Otarian Juggernautというカードも存在していた。
- ちなみに、マジック:ザ・ギャザリング オンラインプラスでの日本語訳は「ジャガナート」。
エクステンデッド制定後の短い間、禁止カードだったことがある(1997年7月1日禁止、1997年10月1日禁止解除)。エクステンデッドでローテーション以外での禁止解除を経験している珍しいカード。同じ経験をしているカードはこれ以外にBraingeyserだけ。
ストーリー
"Juggernaut(ジャガーノート)"は梵語で「世界(ジャガタ)の主人(ナータ)」を意味し、現代語としてはヒンドゥー教のクリシュナ神像を指す。これを乗せた輿に轢かれると幸福裡に昇天できると伝えられる。
ミラディン/Mirrodinにおけるこれは、フレイバー・テキストからするとどうやらゴブリンが作ったらしい。
ゴブリンはこいつを洞窟の出口よりはるかに大きく作ってしまったが、それが山腹をぶち抜いて新たな出口を作ってしまったのを見て、彼らは大喜びだった。(出典:巨大戦車/Juggernaut(ダークスティール版))
シャンダラー/Shandalarにおいてはテューン/Thuneの都市であるアン・カラス/An Karrasを3時間で壊滅せしめ、その破壊の様を見たドルイドが忍び寄る大蔦/Creeperhulkを作り上げている。
参考
- The Top 50 Artifacts of All Time第40位(WotC、文:Zvi Mowshowitz、英語)
- カード個別評価:ダークスティール - アンコモン
- カード個別評価:基本セット2015 - アンコモン
- カード個別評価:基本セット2011 - アンコモン
- カード個別評価:第10版 - アンコモン
- カード個別評価:リバイズド - アンコモン
- カード個別評価:アンリミテッド - アンコモン
- カード個別評価:エターナルマスターズ - アンコモン
- カード個別評価:Masters Edition 4 - アンコモン