ヨハン/Johan

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
7行: 7行:
 
後のカードで大雑把に例えて言えば、[[長毛のソクター/Woolly Thoctar]]+[[セラの祝福/Serra's Blessing]]+[[防衛]]という感じか。時代の差もあるとはいえ、見比べてしまうとやはり割高な印象を受けてしまう。
 
後のカードで大雑把に例えて言えば、[[長毛のソクター/Woolly Thoctar]]+[[セラの祝福/Serra's Blessing]]+[[防衛]]という感じか。時代の差もあるとはいえ、見比べてしまうとやはり割高な印象を受けてしまう。
  
*「攻撃に参加してもタップしない」能力の1つであるが、警戒には変更されていない。
+
*[[神河物語]]で[[警戒]]が制定された際に「攻撃に参加してもタップしない」能力はすべて警戒に変更されたが、ヨハンの能力は例外的に変更されずそのままである。
**クリーチャーに能力を持たせないため、[[バニラ]]が[[ムラガンダの印刻/Muraganda Petroglyphs]]の恩恵を受け続けられるなどのメリットがある。
+
**「警戒を与える」能力と違い、[[バニラ]]が[[ムラガンダの印刻/Muraganda Petroglyphs]]の恩恵を受け続けられるなどのメリットがある。
  
 
*下記ストーリーにもある通り、邪悪な[[ウィザード]]である。そういうキャラクターは[[青黒]]になるのが常だが、このカードは[[赤緑白]]とまったく異なる[[色の組み合わせ]]なのが興味深い。
 
*下記ストーリーにもある通り、邪悪な[[ウィザード]]である。そういうキャラクターは[[青黒]]になるのが常だが、このカードは[[赤緑白]]とまったく異なる[[色の組み合わせ]]なのが興味深い。
17行: 17行:
 
レジェンド初出時のルール文章は「ヨハンが攻撃せず、タップ状態でない場合、あなたのどのクリーチャーもタップせずに攻撃できる。」といったものであった。クロニクル版も言い回しが異なるものの、挙動自体は同じであった。
 
レジェンド初出時のルール文章は「ヨハンが攻撃せず、タップ状態でない場合、あなたのどのクリーチャーもタップせずに攻撃できる。」といったものであった。クロニクル版も言い回しが異なるものの、挙動自体は同じであった。
  
1998年7月頃の[[オラクル]]更新では、ルール文章が「あなたが攻撃するたび、あなたはターン終了時まで『ヨハンがアンタップ状態である限り、あなたが[[コントロール (ルール文章)|コントロール]]するクリーチャーは攻撃に参加してもタップしない』ことを選んでもよい。そうした場合、ヨハンはこのターン攻撃できない。」に変更された。しかし、1999年9月頃のオラクル更新で初出時の挙動に戻されている。
+
1998年7月頃の[[オラクル]]更新では、ルール文章が「あなたが攻撃するたび、あなたはターン終了時まで『ヨハンがアンタップ状態である限り、あなたが[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]するクリーチャーは攻撃に参加してもタップしない』ことを選んでもよい。そうした場合、ヨハンはこのターン攻撃できない。」に変更された。しかし、1999年9月頃のオラクル更新で初出時の挙動に戻されている。
  
 
初出時の挙動には「他のクリーチャーを次々と攻撃クリーチャーに指定して、最後にヨハンを攻撃クリーチャーに指定してタップする」という抜け道が存在していた。2002年10月頃のオラクル更新で、戦闘開始時にヨハンの攻撃の有無を決定するように変更され、この抜け道は塞がれた。
 
初出時の挙動には「他のクリーチャーを次々と攻撃クリーチャーに指定して、最後にヨハンを攻撃クリーチャーに指定してタップする」という抜け道が存在していた。2002年10月頃のオラクル更新で、戦闘開始時にヨハンの攻撃の有無を決定するように変更され、この抜け道は塞がれた。

2013年9月4日 (水) 05:45時点における版


Johan / ヨハン (3)(赤)(緑)(白)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)

あなたのターンの戦闘開始時に、あなたは、ヨハンは戦闘終了時まで「ヨハンは攻撃できない」を得ることを選んでもよい。そうした場合、ヨハンがアンタップ状態である場合、この戦闘ではあなたがコントロールするクリーチャーは攻撃してもタップしない。

5/4

クロニクル再録された、レジェンド出身の伝説のクリーチャー。自身がアンタップ状態なら、自身が攻撃しない代わりに、他の自分のクリーチャー全体に警戒のような効果を与えることができる。

だが警戒は大型クリーチャーが持っていてこそ光る能力なのに、6マナであるヨハンをブロッカーに専念させないと機能しないのはちぐはぐな印象がある。かといってヨハンをアタッカーにしてしまうと、単なるバニラになってしまうわけで、どうにも扱いづらい。リミテッド多人数戦などのクリーチャー戦が重要になるフォーマットで、他に大型クリーチャーが何体かいる状況を作ってやれば役に立つかも知れない。

後のカードで大雑把に例えて言えば、長毛のソクター/Woolly Thoctarセラの祝福/Serra's Blessing防衛という感じか。時代の差もあるとはいえ、見比べてしまうとやはり割高な印象を受けてしまう。

  • 神河物語警戒が制定された際に「攻撃に参加してもタップしない」能力はすべて警戒に変更されたが、ヨハンの能力は例外的に変更されずそのままである。

オラクルの変遷

ルール文章

レジェンド初出時のルール文章は「ヨハンが攻撃せず、タップ状態でない場合、あなたのどのクリーチャーもタップせずに攻撃できる。」といったものであった。クロニクル版も言い回しが異なるものの、挙動自体は同じであった。

1998年7月頃のオラクル更新では、ルール文章が「あなたが攻撃するたび、あなたはターン終了時まで『ヨハンがアンタップ状態である限り、あなたがコントロールするクリーチャーは攻撃に参加してもタップしない』ことを選んでもよい。そうした場合、ヨハンはこのターン攻撃できない。」に変更された。しかし、1999年9月頃のオラクル更新で初出時の挙動に戻されている。

初出時の挙動には「他のクリーチャーを次々と攻撃クリーチャーに指定して、最後にヨハンを攻撃クリーチャーに指定してタップする」という抜け道が存在していた。2002年10月頃のオラクル更新で、戦闘開始時にヨハンの攻撃の有無を決定するように変更され、この抜け道は塞がれた。

クリーチャー・タイプ

レジェンド初出時のクリーチャー・タイプレジェンドであったが、2004年10月のレジェンド廃止により、一時期クリーチャー・タイプを持っていなかった。

その後、2007年9月サブタイプ変更人間ウィザードのクリーチャー・タイプを獲得した。

ストーリー

ヨハン/Johanは、レジェンドのキャラクター。

人間男性の邪悪なウィザード。Tirras(ティラス)の暴君、Northern Realms(北の領土)の皇帝にして、ジャムーラ/Jamuraa全土の支配を企む者。

  • 「Johan」は英語読みでは「ジョアン」と発音する。ジョン(John)と同系の人名。

経歴

1996年に発売されたアメコミ『Magic:the Gathering Armada / Acclaim Comics』の「Legend of Jedit Ojanen」にオアシスの街を狙う主人公の敵役として登場。

上記のコミックを原案に作られた小説(レジェンド・サイクル)にも登場している。

登場作品

  • Legend of Jedit Ojanen (アメコミ)
  • Johan (小説、レジェンド・サイクル第1巻)
  • Jedit (小説、レジェンド・サイクル第2巻)
  • Hazezon (小説、レジェンド・サイクル第3巻)

登場記事

参考

QR Code.gif