ボディ・スナッチャー/Body Snatcher
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− | + | もう1つの難点は、実際にリアニメイトできるのはボディ・スナッチャー自身が[[死亡]]した時だということ。[[戦闘]]で都合良く死んでくれるとは限らないし、普通の[[対戦相手]]はこれを積極的に[[除去]]しようとはしないだろう。何か[[生け贄に捧げる]]手段を用意しておくか、あるいは自分から[[全体除去]]を使うような工夫が必要。また、そもそもリアニメイトする[[対象]]が墓地にいなければ能力が不発に終わるので注意。 | |
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+ | *全体除去とは相性がよい。同時に墓地に置かれたクリーチャーを対象にして戦場に[[戻す]]こともできる。 | ||
*PIG能力は自身を対象にすることもできるが、リアニメイトより前に自身が[[追放]]されてしまうので、自身をリアニメイトすることはできない。 | *PIG能力は自身を対象にすることもできるが、リアニメイトより前に自身が[[追放]]されてしまうので、自身をリアニメイトすることはできない。 | ||
**この性質上、PIG能力に[[対応して]]このカードを他の領域に移さない限り、再利用することはできない。 | **この性質上、PIG能力に[[対応して]]このカードを他の領域に移さない限り、再利用することはできない。 | ||
− | *[ | + | *[[Wikipedia:ja:ボディ・スナッチャー/恐怖の街|同名のハリウッド映画]]がある関係か、海外に[[コレクター]]が結構いるようである(下記のストーリーも参照)。 |
+ | *[[2021年]]6月の[[オラクル]]変更で[[クリーチャー・タイプ]]に[[ファイレクシアン]]が追加された。 | ||
==ストーリー== | ==ストーリー== | ||
「Body Snatcher」は「墓場から死体を盗む者」を意味する言葉。あるいは、[[Wikipedia:ja:ジャック・フィニイ|ジャック・フィニイ]]の小説「The Body Snatchers(邦題:盗まれた街)」とそれを原作とした何作かの映画のこと。「盗まれた街」は、知らず知らずの内に隣人と宇宙人が摩り替わってしまう、というSF侵略物である。 | 「Body Snatcher」は「墓場から死体を盗む者」を意味する言葉。あるいは、[[Wikipedia:ja:ジャック・フィニイ|ジャック・フィニイ]]の小説「The Body Snatchers(邦題:盗まれた街)」とそれを原作とした何作かの映画のこと。「盗まれた街」は、知らず知らずの内に隣人と宇宙人が摩り替わってしまう、というSF侵略物である。 | ||
− | フィニイの小説と同名であるこの'''ボディ・スナッチャー'''/''Body Snatcher''は[[ファイレクシア/Phyrexia]]の機械生物であり、{{Gatherer| | + | フィニイの小説と同名であるこの'''ボディ・スナッチャー'''/''Body Snatcher''は[[ファイレクシア/Phyrexia]]の機械生物であり、{{Gatherer|id=15189}}には[[ゴブリン/Goblin]](の死体?)をいじりつつ、石棺に納められた[[ケルド/Keld]]人の死体に向けて何らかのエネルギーを発している様子が描かれている。カードの能力を見ると墓場の死体と入れ替わるメカニズムを持たされており、「盗まれた街」のような摩り替わりを行うファイレクシアの侵略者をカード化したものと思われる。実際、侵略対象となる社会に対して、住人の姿を模した工作員や住人を誘拐して改造した下僕などを潜入させることは、ファイレクシアの常套手段である。 |
==参考== | ==参考== | ||
+ | *[[リアニメイトカード]] | ||
*[[カード個別評価:ウルザズ・デスティニー]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:ウルザズ・デスティニー]] - [[レア]] | ||
− | + | *[[カード個別評価:ドミナリア・リマスター]] - [[レア]] | |
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2022年12月19日 (月) 21:53時点における最新版
クリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) ミニオン(Minion)
ボディ・スナッチャーが戦場に出たとき、あなたがクリーチャー・カードを1枚捨てないかぎり、それを追放する。
ボディ・スナッチャーが死亡したとき、あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とする。これを追放し、そのカードを戦場に戻す。
自己完結型のリアニメイト能力を有するクリーチャー。手札から墓地にクリーチャー・カードを送るETB能力と、墓地のクリーチャー・カードをリアニメイトするPIG能力を併せ持つ(ただし、能力の使用条件があるため万能とはいえない)。このリアニメイト能力を考慮に入れないと、黒のダブルシンボルで4マナ2/2は平均以下の部類である。
戦場に出た時に手札からクリーチャー・カードを1枚捨てるというのは一見デメリットであるが、リアニメイトしたいカードを墓地へ送り込めるわけだから、むしろ便利とさえ言える。ただし、手札に釣り上げたいクリーチャーがいなければ戦場に出せない(追放されてしまう)という不便さもある。
もう1つの難点は、実際にリアニメイトできるのはボディ・スナッチャー自身が死亡した時だということ。戦闘で都合良く死んでくれるとは限らないし、普通の対戦相手はこれを積極的に除去しようとはしないだろう。何か生け贄に捧げる手段を用意しておくか、あるいは自分から全体除去を使うような工夫が必要。また、そもそもリアニメイトする対象が墓地にいなければ能力が不発に終わるので注意。
- 全体除去とは相性がよい。同時に墓地に置かれたクリーチャーを対象にして戦場に戻すこともできる。
- PIG能力は自身を対象にすることもできるが、リアニメイトより前に自身が追放されてしまうので、自身をリアニメイトすることはできない。
- この性質上、PIG能力に対応してこのカードを他の領域に移さない限り、再利用することはできない。
- 同名のハリウッド映画がある関係か、海外にコレクターが結構いるようである(下記のストーリーも参照)。
- 2021年6月のオラクル変更でクリーチャー・タイプにファイレクシアンが追加された。
[編集] ストーリー
「Body Snatcher」は「墓場から死体を盗む者」を意味する言葉。あるいは、ジャック・フィニイの小説「The Body Snatchers(邦題:盗まれた街)」とそれを原作とした何作かの映画のこと。「盗まれた街」は、知らず知らずの内に隣人と宇宙人が摩り替わってしまう、というSF侵略物である。
フィニイの小説と同名であるこのボディ・スナッチャー/Body Snatcherはファイレクシア/Phyrexiaの機械生物であり、イラストにはゴブリン/Goblin(の死体?)をいじりつつ、石棺に納められたケルド/Keld人の死体に向けて何らかのエネルギーを発している様子が描かれている。カードの能力を見ると墓場の死体と入れ替わるメカニズムを持たされており、「盗まれた街」のような摩り替わりを行うファイレクシアの侵略者をカード化したものと思われる。実際、侵略対象となる社会に対して、住人の姿を模した工作員や住人を誘拐して改造した下僕などを潜入させることは、ファイレクシアの常套手段である。