ホームランド

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=ホームランド/Homelands=
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'''ホームランド'''/''Homelands''は、7番目の[[エキスパンション]]。[[1995年]]10月14日に発売された。「ホームランド」とは「故郷、故国」の意。
  
[[アンティキティー]]から[[アイスエイジ]]までの[[ドミナリア/Dominaria]]から心機一転、新世界[[ウルグローサ/Ulgrotha]]に舞台を移し、練り込まれたストーリー設定の下で制作、販売展開されたセット。「ホームランド」とは「故郷、故国」の意。
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[[ブロック (総称)|ブロック]]制が開始された際、[[アイスエイジ・ブロック]]の1番目の小型エキスパンションに加えられていたが、[[2006年]]7月にアイスエイジ・ブロック最終セットの[[コールドスナップ]]の発売に伴い、ブロックから離脱。[[フォールン・エンパイア]]に次ぐ、「6番目の独立エキスパンションであり、最後のオールドエキスパンション」という立場になった。なお、[[アラビアンナイト]]から続いていた8枚入り[[ブースターパック]]の最後となる。
  
[[レジェンド#|セラ/Serra]][[センギア/Sengir]]といった[[マジック]]黎明期からの謎の言葉に新規の設定を持たせデザインに反映、ストーリーの核となるアイテムや登場人物を[[アーティファクト]][[レジェンド]]としてカード化、セット全体のイラストの雰囲気も統一感のあるものとなっている。
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==概要==
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[[アンティキティー]]から[[アイスエイジ]]までの[[ドミナリア/Dominaria]]から心機一転、新[[次元/Plane]][[ウルグローサ/Ulgrotha]]に舞台を移し、練り込まれたストーリー設定の下で制作、販売展開されたセットである。
  
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[[セラ/Serra]][[センギア/Sengir]]といった[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]黎明期からの謎の言葉に新規の設定を持たせデザインに反映、ストーリーの核となるアイテムや登場人物を[[アーティファクト]]や[[伝説のクリーチャー]]としてカード化、セット全体の[[イラスト]]の雰囲気も統一感のあるものとなっている。
やや遅れて販売された[[Homelands on the World of MAGIC:the Gathering|アメコミ]]も世界設定を強く反映し、コミック独自の展開は抑えた物語作り。
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詳細なタイムラインが設定され公表されたのもホームランドが初めて。
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以上のようなストーリー重視の展開は以後定番となり、ウェザーライト・サーガで完成を見ることになる。
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[[Duelist]]誌では毎号、背景世界や登場キャラクターに焦点を当てた記事が紹介された初のセットでもある(それまでのセットは良くて単発の紹介があるのみ)。やや遅れて販売された[[Homelands on the World of MAGIC:the Gathering|アメコミ]]も世界設定を強く反映し、コミック独自の展開は抑えた物語作り。詳細なタイムラインが設定され公表されたのもホームランドが初めて。
  
反面、[[カード]]の基本能力がかなり低い不遇のセットであり、真新しいメカニズムもなく、当時の[[環境]]へさして大きな影響は与えなかった。
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このストーリー重視の展開は以後定番となり、ウェザーライト・サーガで完成を見ることになる。
前後に強い[[エキスパンション]]が存在していたことも、カードパワーの低さを強く印象付けた一因。
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だが、後に再評価されたカードも少なくはない。
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長年[[アイスエイジ・ブロック]]の一角に数えられていたが、物語の連続性やブロックとしての統一性に欠けていたため、2006年の[[コールドスナップ]]登場に伴いブロックから離脱。これによって、[[フォールン・エンパイア]]に次ぐ、最後の「独立したエキスパンション」という立場になった。
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反面、[[カード]]の基本能力がかなり低い不遇のセットであり、真新しいメカニズムもなく、当時の[[環境]]へさして大きな影響は与えなかった。そのあまりの弱さゆえ、[[Mark Rosewater]]はこのセットを生み出した事を「マジック史上最大の過ちのひとつ」と評している<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/make-no-mistake-2003-11-10-0 Make No Mistake](Making Magic 2003年11月10日) - その1</ref><ref>[http://web.archive.org/web/20090207022834/http://members.at.infoseek.co.jp/braingeyser/03/1112.html M:tGやっちまった小咄集](個人サイト「Braingeyser」、上の記事の和訳)</ref>。前後に強い[[エキスパンション]]が存在していたことも、[[カードパワー]]の低さを強く印象付けた一因。だが、後に再評価されたカードも少なくはない。
 
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有名なカードとしては
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*[[Baron Sengir]]
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*[[Autumn Willow]]
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*[[Spectral Bears]]
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*[[鋸刃の矢/Serrated Arrows]]
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*[[イーサンの影/Ihsan's Shade]]
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*[[記憶の欠落/Memory Lapse]]
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*[[商人の巻物/Merchant Scroll]]
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などがある。
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<!-- パッケージ・イラストは
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1995年10月発売。全115種類、絵違い含め140種類。
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[[エキスパンション・シンボル]]は地球([[ウルグローサ/Ulgrotha]])。
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<!-- **背景世界 [#world]
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背景世界についての簡単な記述 -->
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有名なカードとしては[[Baron Sengir]]、[[Autumn Willow]]、[[Spectral Bears]]、[[鋸刃の矢/Serrated Arrows]]、[[イーサンの影/Ihsan's Shade]]、[[記憶の欠落/Memory Lapse]]、[[センギアの従臣/Sengir Autocrat]]、[[商人の巻物/Merchant Scroll]]などがある。
  
 
==デザイン==
 
==デザイン==
 
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|デザイン・チーム||[[Kyle Namvar]]||
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|デザイン・チーム||[[Kyle Namvar]]
 
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|||[[Scott “Scooter” Hungerford]]
 
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|アート・ディレクター||[[Sandra (Everingham) Garavito]]
 
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==関連リンク==
 
==関連リンク==
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/mr97 ミスなんてもってのほか] その1(米Wizards社、英文)
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*[https://magic.wizards.com/ja/game-info/products/card-set-archive/homelands ホームランド](マジック英語公式日本語版  セット特設サイト)
*[http://members.at.infoseek.co.jp/braingeyser/03/1112.html M:tGやっちまった小咄集](Braingeyser、上の記事の和訳)
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<references />
 
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==参考==
 
==参考==
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*[http://whisper.wisdom-guild.net/cardlist/Homelands/ カードリスト](Wisdom Guild)
 
*[[カード個別評価:ホームランド]]
 
*[[カード個別評価:ホームランド]]
<!-- -[[テーマデッキ]] -->
+
*[[Homelands on the World of MAGIC:the Gathering]] (コミック版ホームランド)
 
*[[カードセット一覧]]
 
*[[カードセット一覧]]
*[[背景世界/ストーリー用語]]
+
**[[アイスエイジ・ブロック]]
<!-- -[[]](小説) -->
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***[[アイスエイジ]]
*[[Homelands on the World of MAGIC:the Gathering]](コミック版ホームランド)
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***([[ホームランド]])
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***[[アライアンス]]
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***[[コールドスナップ]]
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**[[フォールン・エンパイア]]
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**[[第4版]] - [[クロニクル]] - [[ルネッサンス]]
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**[[アイスエイジ・ブロック]]([[アイスエイジ]] - ([[ホームランド]]) - [[アライアンス]])
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**[[ミラージュ・ブロック]]([[ミラージュ]] - [[ビジョンズ]] - [[ウェザーライト]])
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**[[第5版]]
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[[Category:エキスパンション|ほおむらんと]]

2021年12月21日 (火) 19:20時点における最新版

ホームランド/Homelands
シンボル 惑星(ウルグローサ/Ulgrotha
略号 HL, HML
発売日 1995年10月14日
セット枚数 全115種類(イラスト違いを含めると140種類)

ホームランド/Homelandsは、7番目のエキスパンション1995年10月14日に発売された。「ホームランド」とは「故郷、故国」の意。

ブロック制が開始された際、アイスエイジ・ブロックの1番目の小型エキスパンションに加えられていたが、2006年7月にアイスエイジ・ブロック最終セットのコールドスナップの発売に伴い、ブロックから離脱。フォールン・エンパイアに次ぐ、「6番目の独立エキスパンションであり、最後のオールドエキスパンション」という立場になった。なお、アラビアンナイトから続いていた8枚入りブースターパックの最後となる。

目次

[編集] 概要

アンティキティーからアイスエイジまでのドミナリア/Dominariaから心機一転、新次元/Planeウルグローサ/Ulgrothaに舞台を移し、練り込まれたストーリー設定の下で制作、販売展開されたセットである。

セラ/Serraセンギア/Sengirといったマジック黎明期からの謎の言葉に新規の設定を持たせデザインに反映、ストーリーの核となるアイテムや登場人物をアーティファクト伝説のクリーチャーとしてカード化、セット全体のイラストの雰囲気も統一感のあるものとなっている。

Duelist誌では毎号、背景世界や登場キャラクターに焦点を当てた記事が紹介された初のセットでもある(それまでのセットは良くて単発の紹介があるのみ)。やや遅れて販売されたアメコミも世界設定を強く反映し、コミック独自の展開は抑えた物語作り。詳細なタイムラインが設定され公表されたのもホームランドが初めて。

このストーリー重視の展開は以後定番となり、ウェザーライト・サーガで完成を見ることになる。

反面、カードの基本能力がかなり低い不遇のセットであり、真新しいメカニズムもなく、当時の環境へさして大きな影響は与えなかった。そのあまりの弱さゆえ、Mark Rosewaterはこのセットを生み出した事を「マジック史上最大の過ちのひとつ」と評している[1][2]。前後に強いエキスパンションが存在していたことも、カードパワーの低さを強く印象付けた一因。だが、後に再評価されたカードも少なくはない。

有名なカードとしてはBaron SengirAutumn WillowSpectral Bears鋸刃の矢/Serrated Arrowsイーサンの影/Ihsan's Shade記憶の欠落/Memory Lapseセンギアの従臣/Sengir Autocrat商人の巻物/Merchant Scrollなどがある。

[編集] デザイン

デザイン・チーム Kyle Namvar
Scott “Scooter” Hungerford
デベロップ・チーム Charlie Cantini
Skaff Elias (lead)
Jim Lin
Joel Mick
Dave Petty
アート・ディレクター Sandra (Everingham) Garavito

[編集] 関連リンク

  1. Make No Mistake(Making Magic 2003年11月10日) - その1
  2. M:tGやっちまった小咄集(個人サイト「Braingeyser」、上の記事の和訳)

[編集] 参考

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