エルズペスの強打/Elspeth's Smite
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+ | 登場時の[[イニストラード:真夜中の狩り〜機械兵団の進軍:決戦の後に期]]の[[スタンダード]]では[[スライ/スタンダード/イニストラード:真夜中の狩り〜機械兵団の進軍:決戦の後に期|赤単アグロ]]相手を想定するなら[[痛烈な一撃/Knockout Blow]]と競合するのがネックであり、[[環境]]的にもこの[[カード]]は向いておらずあまり採用されなかった。しかし[[2023年]]5月29日の[[禁止カード|禁止指定]]以降は[[サイドボード]]に採用する事例が増え始めた。[[青黒赤ビートダウン#イニストラード:真夜中の狩り〜機械兵団の進軍:決戦の後に期|グリクシス・ミッドレンジ]]が衰退し、[[死体鑑定士/Corpse Appraiser]]が消えたことで[[しつこい負け犬/Tenacious Underdog]]が復権したので、その対策としてである。 | ||
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+ | [[ローテーション]]後の[[イニストラード:真夜中の狩り〜サンダー・ジャンクションの無法者期]]のスタンダードでは、[[エルドレインの森]]で負け犬に加え類似性能を持つ[[苔森の戦慄騎士/Mosswood Dreadknight]]も[[メタゲーム]]に多く姿を現したので、サイドボード需要がますます高まった。 | ||
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+ | 3年目の[[団結のドミナリア〜ファイナルファンタジー期]]のスタンダードにおいても、[[ステロイド/スタンダード/団結のドミナリア〜ファイナルファンタジー期|グルール果敢]]の[[心火の英雄/Heartfire Hero]]の[[死亡誘発]]を無視できる除去として採用される。さらに[[ファウンデーションズ]]に[[再録]]され、この後のスタンダードの常駐カードになった。 | ||
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+ | [[リミテッド]]では[[ダメージ]]の低さが気にかかるものの、[[バトル]]を巡る攻防戦においては役立つ。 | ||
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*白でダメージに追放のおまけが付く初の[[カード]]。 | *白でダメージに追放のおまけが付く初の[[カード]]。 | ||
+ | *[[正義の一撃/Righteous Blow]]および[[絶妙なタイミング/Impeccable Timing]]の[[上位互換]]。 | ||
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+ | *エルズペスの強打による[[ダメージ]]が[[致死ダメージ]]にならなかった場合であっても、これが[[解決]]した[[ターン]]中に[[対象]]となったクリーチャーが[[死亡]]するならば、理由を問わず、代わりに[[追放]]される。 | ||
+ | *[[マグマのしぶき/Magma Spray]]などと同様、「これによりダメージを[[与える|与えた]]クリーチャー」という記載はないため、[[軽減]]や[[移し変え効果]]によって対象となったクリーチャーにダメージを与えられなくても、[[置換効果]]が働く({{Gatherer|id=426843|参考:マグマのしぶきのGathererルール欄}})。 | ||
+ | **{{Gatherer|id=608710|Gathererのルール欄}}および[https://magic.wizards.com/en/news/feature/march-of-the-machine-release-notes リリースノート]([https://media.wizards.com/2023/downloads/MOM_Release_Notes/JP_MTGMOM_ReleaseNotes_20230417.pdf 邦訳版含む])では、ダメージを与えなければ追放効果が働かないように書かれている。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
− | *[[エルズペス・ティレル/Elspeth Tirel (ストーリー)|エルズペス・ティレル/Elspeth Tirel]] | + | *[[エルズペス・ティレル/Elspeth Tirel (ストーリー)|エルズペス・ティレル/Elspeth Tirel]]([[背景世界/ストーリー用語]]) |
*[[カード個別評価:機械兵団の進軍]] - [[アンコモン]] | *[[カード個別評価:機械兵団の進軍]] - [[アンコモン]] | ||
+ | *[[カード個別評価:ファウンデーションズ]] - [[アンコモン]] (ビギナー・ボックス) |
2024年11月3日 (日) 09:49時点における最新版
インスタント
攻撃クリーチャーやブロック・クリーチャーのうち1体を対象とする。エルズペスの強打はそれに3点のダメージを与える。このターンにそのクリーチャーが死亡するなら、代わりにそれを追放する。
白定番のレンジストライク・インスタント。死亡するなら追放するおまけ付き。
条件付きではあるが、1マナ3点火力は赤並の効率の良さ。死亡誘発やリアニメイトも無効化できる点もありがたい。とはいえ単体除去でしかなく、システムクリーチャーにも手出し出来ないので、基本的にはビートダウンに対するサイドボード向けのカード。
登場時のイニストラード:真夜中の狩り〜機械兵団の進軍:決戦の後に期のスタンダードでは赤単アグロ相手を想定するなら痛烈な一撃/Knockout Blowと競合するのがネックであり、環境的にもこのカードは向いておらずあまり採用されなかった。しかし2023年5月29日の禁止指定以降はサイドボードに採用する事例が増え始めた。グリクシス・ミッドレンジが衰退し、死体鑑定士/Corpse Appraiserが消えたことでしつこい負け犬/Tenacious Underdogが復権したので、その対策としてである。
ローテーション後のイニストラード:真夜中の狩り〜サンダー・ジャンクションの無法者期のスタンダードでは、エルドレインの森で負け犬に加え類似性能を持つ苔森の戦慄騎士/Mosswood Dreadknightもメタゲームに多く姿を現したので、サイドボード需要がますます高まった。
3年目の団結のドミナリア〜ファイナルファンタジー期のスタンダードにおいても、グルール果敢の心火の英雄/Heartfire Heroの死亡誘発を無視できる除去として採用される。さらにファウンデーションズに再録され、この後のスタンダードの常駐カードになった。
リミテッドではダメージの低さが気にかかるものの、バトルを巡る攻防戦においては役立つ。
- 白でダメージに追放のおまけが付く初のカード。
- 正義の一撃/Righteous Blowおよび絶妙なタイミング/Impeccable Timingの上位互換。
[編集] ルール
- エルズペスの強打によるダメージが致死ダメージにならなかった場合であっても、これが解決したターン中に対象となったクリーチャーが死亡するならば、理由を問わず、代わりに追放される。
- マグマのしぶき/Magma Sprayなどと同様、「これによりダメージを与えたクリーチャー」という記載はないため、軽減や移し変え効果によって対象となったクリーチャーにダメージを与えられなくても、置換効果が働く(参考:マグマのしぶきのGathererルール欄)。
- Gathererのルール欄およびリリースノート(邦訳版含む)では、ダメージを与えなければ追放効果が働かないように書かれている。
[編集] 参考
- エルズペス・ティレル/Elspeth Tirel(背景世界/ストーリー用語)
- カード個別評価:機械兵団の進軍 - アンコモン
- カード個別評価:ファウンデーションズ - アンコモン (ビギナー・ボックス)