Pippa, Duchess of Dice
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基本的に緑の能力でサイコロの兵隊を呼び出すことが多くなるだろう。毎[[ターン]]3[[マナ]]で平均3.5/3.5のクリーチャーが出てくるのは[[黒枠]]でも強力。十分な数の自慢のダイスを用意しよう。 | 基本的に緑の能力でサイコロの兵隊を呼び出すことが多くなるだろう。毎[[ターン]]3[[マナ]]で平均3.5/3.5のクリーチャーが出てくるのは[[黒枠]]でも強力。十分な数の自慢のダイスを用意しよう。 | ||
− | *元ネタはトランプの兵隊を従える[[Wikipedia:ja:ハートの女王|ハートの女王]] | + | *元ネタはトランプの兵隊を従える[[Wikipedia:ja:ハートの女王|ハートの女王]]だろう。 |
*公式記事における[[カード名]]の日本語訳は「サイコロの公女、ピッパ」<ref name="MM1">[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/un-boxing-part-2-2020-02-17 Un-Boxing, Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0033837/ 『アン』の箱詰め その2]([[Making Magic]] [[2020年]]2月17日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。 | *公式記事における[[カード名]]の日本語訳は「サイコロの公女、ピッパ」<ref name="MM1">[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/un-boxing-part-2-2020-02-17 Un-Boxing, Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0033837/ 『アン』の箱詰め その2]([[Making Magic]] [[2020年]]2月17日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。 | ||
− | **「公女」は公(''Prince'')や公爵(''Duke'')の娘を指し、一般に''Princess''と訳される。''Duchess''は''Duke'' | + | **「公女」は公(''Prince'')や公爵(''Duke'')の娘を指し、一般に''Princess''と訳される。''Duchess''は''Duke''の女性形、つまり女当主の意なので、上記の元ネタも加味して「女公」、「公爵夫人」あたりが適当か。 |
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+ | ==[[フレイバー・テキスト]]== | ||
+ | フレイバー・テキストは[[行動か死か/Do or Die|''Do or Die'']](命がけ、死にもの狂い)のもじりであると同時に、[[死亡|''die''(死亡)]]と[[ダイス|''die''(サイコロ)]]のシャレである。 | ||
+ | {{フレイバーテキスト|When it came to following her orders, it was do and die.}} | ||
==関連カード== | ==関連カード== |
2022年10月17日 (月) 16:45時点における最新版
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Pippa, Duchess of Dice (2)(緑)伝説のクリーチャー — 人間(Human)・貴族(Noble)
(2)(緑),(T):6面ダイスを1つ振る。それはパワーとタフネスが出目に等しい緑のDie・クリーチャー・トークンになる。
(2)(青),(T):ダイス1つを振り直す。(この能力は適切な時にのみ起動できる。)
アーティスト:Simon Dominic
緑の能力はトークン生成。振ったダイスがそのまま出目と同じパワー・タフネスのDie・クリーチャーになり動き出す。
青の能力はダイスの振り直し。タップ能力ではあるが、Goblin Bookieと同様の注釈文が付けられているので、運命の壁/Wall of Fortuneのように能力の解決中も使用可能。更に、緑の能力で生成したDie・クリーチャー・トークンも(ダイスそのもので表しているので)この能力で後から振り直すことができる[1]。
基本的に緑の能力でサイコロの兵隊を呼び出すことが多くなるだろう。毎ターン3マナで平均3.5/3.5のクリーチャーが出てくるのは黒枠でも強力。十分な数の自慢のダイスを用意しよう。
- 元ネタはトランプの兵隊を従えるハートの女王だろう。
- 公式記事におけるカード名の日本語訳は「サイコロの公女、ピッパ」[2]。
- 「公女」は公(Prince)や公爵(Duke)の娘を指し、一般にPrincessと訳される。DuchessはDukeの女性形、つまり女当主の意なので、上記の元ネタも加味して「女公」、「公爵夫人」あたりが適当か。
[編集] フレイバー・テキスト
フレイバー・テキストはDo or Die(命がけ、死にもの狂い)のもじりであると同時に、die(死亡)とdie(サイコロ)のシャレである。
When it came to following her orders, it was do and die.
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
Unsanctionedのレアの伝説のクリーチャーサイクル。起動コストに対抗色の色マナを含む起動型能力を持つ。括弧内は順にマナ・コストの色、起動コストの色。
- Syr Cadian, Knight Owl(白、黒)
- Alexander Clamilton(青、赤)
- Acornelia, Fashionable Filcher(黒、緑)
- Stet, Draconic Proofreader(赤、白)
- Pippa, Duchess of Dice(緑、青)
このサイクルは、Unstableの「友好色のアン・カード統率者サイクル(大演算器/The Grand Calcutronなど)」に続く、「対抗色の固有色を持つアン・カード統率者」として作られた。Unsanctionedは単色のハーフデッキを組み合わせて遊ぶ製品なので、いずれも「2つ目の色」が使えなくても機能するデザインになっている(Un-Boxing, Part 1/『アン』の箱詰め その1)。
[編集] 開発秘話
これは伝説のクリーチャーのサイクルの1枚、すなわち緑単色で青の能力を持つカードとして作られた。Mark Rosewaterは、かつてElvish Impersonatorsでやった「ダイスの出目でサイズが決まるクリーチャー」をトークン生成で再び扱うことを思いついた。青がダイスに関してできることは振り直しであるが、トークン生成もダイスの振り直しも1ターンに1度しか使えないのが望ましく、どちらもタップ能力にするなら同一ターンに起動することはできない。この2つの能力を関連させる方法はあるだろうか?解決策は、緑の能力で振られたダイスをそのままトークンにしてしまうことだった。これにより、青の能力はそのダイスを振り直すためにも使うことができるようになった[2]。
[編集] 脚注
- ↑ UNSANCTIONED FAQ(2020年2月25日 Mark Rosewater著)
- ↑ 2.0 2.1 Un-Boxing, Part 2/『アン』の箱詰め その2(Making Magic 2020年2月17日 Mark Rosewater著)