Jumpstart

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|英語名=Jumpstart
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|シンボル=重なり合った2枚のカード
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|発売日=2020年7月3日
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|発売日=[[Magic Online|MO]]:2020年6月25日<br />[[Magic: The Gathering Arena|Arena]]:2020年7月16日<br>[[紙]]:2020年7月17日<BR>(日本販売:2020年8月21日)
 
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'''Jumpstart'''とは、[[ブースターパック]]2パックを組み合わせればすぐに遊べる[[シールド]]戦用の[[カード・セット]]である。[[2020年]]7月3日発売。英語版のみ。
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'''Jumpstart'''とは、[[ブースターパック]]2パックを組み合わせればすぐに遊べる[[シールド]]戦用の[[カード・セット]]である。[[2020年]]7月17日発売。テーブルトップでは販売は英語版のみだが、[[Magic: The Gathering Arena]]でも展開される。
  
 
==概要==
 
==概要==
1パックの内容は121パターンの[[基本土地]]を含む固定の[[カード]]の組み合わせ20枚となっている。それぞれのパターンは[[]]、Doctor、[[ガラク/Garruk]][[ゴブリン]][[神話レア]][[海賊]][[ファイレクシア/Phyrexia]][[ユニコーン]][[]]など独自のテーマで構成されており、2つのパックを組み合わせることで40枚の[[デッキ]]となる。つまり4パックと[[対戦相手]]さえいれば基本土地カードの用意やデッキ[[構築]]を飛ばしてすぐに[[ゲーム]]を開始することが可能となっている。
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1パックの内容は[[基本土地]]を含み[[色]]や[[マナカーブ]]を考慮された固定の[[カード]]の組み合わせ20枚となっており、2つのパックを組み合わせることで40枚の[[デッキ]]となる。つまり4パックと[[対戦相手]]さえいれば基本土地カードの用意やデッキ[[構築]]を飛ばしてすぐに[[ゲーム]]を開始することが可能となっている。それぞれのパックは[[]][[ゴブリン]]のように[[タイプ的]]を扱ったもの、[[ガラク/Garruk]][[ファイレクシア/Phyrexia]]のように人物や陣営を扱ったもの、+1([[+1/+1カウンター]])やDoctor([[回復]])のように[[メカニズム]]に着目したものなど、合計で46のテーマを持つ121パターンがある。
  
37枚の新規カードと、500枚以上の[[再録]]カードで構成されている。新規カードは[[エターナル]]でのみ使用可能であり、その他のカードは同名のカードが該当[[フォーマット]]に存在する場合に限り使用することができる。
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各パックは原則として[[単色]]デッキで、含まれる基本土地カードのうち1枚(唯一の[[多色]]デッキであるRainbowテーマのみ[[広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse]])は、そのパックのテーマに即した新規[[イラスト]]のカードとなっている。ただし[[基本セット2021]]の5人の[[プレインズウォーカー]]・テーマのものは基本セット2021の[[ショーケース・カード]]が収録される。
  
[[Magic: The Gathering Arena]]でも販売され、新録再録問わずすべてのカードは[[ヒストリック]]で使用可能となる。
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37枚の新規カードと41枚の新規イラストの土地カード、500枚以上の[[再録]]カードで構成されている。新規カードは[[エターナル]]でのみ使用可能であり、その他のカードは同名のカードが該当[[フォーマット]]に存在する場合に限り使用することができる。
  
*3パックに1つは追加の[[レア]]カードが封入されている。
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普通にプレイヤーごとに2パックを開封して対戦する遊び方の他、以下のような遊び方が提案されている。
*各パックの基本土地カード1枚は、そのパックのテーマに即した新規[[イラスト]]のカードとなっている。ただし一部はテーマ的に[[基本セット2021]]に収録されるものと同じイラストが使われる。
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*Jumpstartドラフト:プレイヤー1人につき2パック用意し、パックはすべて開封して[[]]とテーマがわかるようにする。後は[[ロチェスター・ドラフト]]の[[ピック]]順でプレイヤーがパックを選んでいきデッキを構築する。
*発売が近い基本セット2021とは多くの内容が近いものとなるが、完全に独立した製品である。
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*4パックJumpstart:プレイヤー1人につき4パック用意し、プレイヤーはパックを開封して40枚デッキを2つ作る。対戦でプレイヤーは1マッチ目はどちらか一方のデッキを選んで対戦し、2マッチ目はもう一方のデッキを使用する。3マッチ目がある場合は好きな方を選択し対戦する。[[ミシックインビテーショナル]]で採用されたデュオ・スタンダードに近い。
*2020年6月20日、21日には[[プレリリース]]・イベントが行われる。
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*シールド戦用のセットだが、[[Mark Rosewater]]はパックごと[[ドラフト]]するという遊び方も提唱している<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/190948580008/youve-said-in-the-past-that-players-will-draft Blogatog]([[Mark Rosewater]]のblog 2020年2月21日)</ref>。プレイヤー1人につき2パック用意し、パックはすべて開封して[[]]とテーマがわかるようにする。後は[[ロチェスター・ドラフト]][[ピック]]順でプレイヤーがパックを選んでいきデッキを構築する。
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*各パターンには[[レア]]または[[神話レア]]カードが少なくとも1枚含まれており、レア以上のカードが2枚含まれているパターンも約3分の1存在する。
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*基本セット2021とは、互いに独立したセットだが関連した製品となるように同時に開発され、120枚のカードが基本セット2021から収録されている。これらはJumpstartの[[エキスパンション・シンボル]]を持たず基本セット2021のカードがそのまま収録されている。発売日も基本セット2021と同時になるはずだったが、後述の通り延期された。
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*当初の発売予定は2020年7月3日だったが、[[Wikipedia:ja:2019新型コロナウイルス|2019新型コロナウイルス]]の世界的流行の影響による物流の遅れにより、発売日が7月17日に変更され<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/jumpstart-release-shifts-july-17-2020-04-20 Jumpstart Release Shifts to July 17]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0033954/ 『Jumpstart』のテーブルトップでの発売延期のお知らせ](News [[2020年]]4月20日 [[Wizards of the Coast]]著)</ref>、北米地域以外では発売日にも店舗に製品が行き渡らない可能性があることが告知された。最終的に日本国内では8月21日に発売された。こういった事情により、初版分は世界的な供給不足に陥ってしまった<ref>[https://mtg-jp.com/reading/mm/0034274/ デザイン演説2020]([[Making Magic]] 2020年8月18日)</ref>。なお2020年6月20日、21日には[[プレリリース]]・イベントが行われる予定だったが、中止となった<ref>[https://wpn.wizards.com/ja/article/scheduling-core-set-2021-what-you-need-know 『基本セット2021』の各種イベント申請について知っておくべきこと]([[ウィザーズ・プレイ・ネットワーク]] 2020年5月18日)</ref>。
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==[[デジタルゲーム]]==
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'''[[Magic: The Gathering Arena]]'''でもイベントの一環として、初回が2020年7月17日から8月16日まで、第2回が[[2021年]]6月4日から7月8日までの期間限定で導入され、新録再録問わずすべてのカードは[[ヒストリック]]で使用可能となる。ただし、一部カードについては別のカードに置き換えられる<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-digital/mtg-arena-state-game-june-2020-06-23 MTG Arena: State of The Game – June 2020]([[Daily MTG]] 2020年7月23日)</ref>。また各種基本土地はワイルドカードで変換できないため、入手するためにはイベントで該当するパックを引き当てる必要がある。
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'''[[Magic Online]]'''では、基本セット2021の追加と同時に[[Treasure Chest]]から登場するようになった。
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==関連セット==
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*[[Magic: The Gathering Arena]]では同じ形式のセットとして[[Jumpstart: Historic Horizons]]も登場した。
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*[[団結のドミナリア]]以降は、ブースターパックの一種として同様の形式を持つ[[ジャンプスタート・ブースター]]が販売されるようになった。
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*[[2022年]]には続編として[[ジャンプスタート2022]]が発売した。
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*[[2024年]]には同様の形式でデッキを組む[[Ravnica: Cluedo Edition]]のほか、第3弾にあたる[[ファウンデーションズ・ジャンプスタート]]が発売した。
  
 
==公式特集ページ==
 
==公式特集ページ==
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===製品情報===
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*[https://magic.wizards.com/ja/products/jumpstart Jumpstart](マジック米国公式サイト日本語版)
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*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/card-image-gallery/jumpstart Jumpstart Card Image Gallery](マジック米国公式サイト)
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*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/jumpstart-decklists-2020-06-18 Jumpstart Decklists]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0034154/ 『Jumpstart』デッキリスト(テーブルトップ版)]([[Daily MTG]] 2020年6月20日)
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**[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0034157/ 『Jumpstart』デッキリスト(MTGアリーナ版)](マジック日本公式サイト 2020年7月16日)
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*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/core-set-2021-and-jumpstart-release-notes-2020-06-20 Core Set 2021 and Jumpstart Release Notes]/[https://mtg-jp.com/gameplay/rules/docs/0034119/ 『基本セット2021』&『Jumpstart』リリースノート]([[Daily MTG]] 2020年6月20日)
 
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/introducing-jumpstart-new-way-play-magic-2020-02-20 Introducing Jumpstart: A New Way to Play Magic]([[Daily MTG]] 2020年2月20日)
 
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/introducing-jumpstart-new-way-play-magic-2020-02-20 Introducing Jumpstart: A New Way to Play Magic]([[Daily MTG]] 2020年2月20日)
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*[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0033954/ 『Jumpstart』のテーブルトップでの発売延期のお知らせ]([[Daily MTG]] 2020年4月20日)
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*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/jumpstart-cards-being-replaced-mtg-arena-2020-06-17 Jumpstart cards being replaced in MTG Arena]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0034109/ 『Jumpstart』収録カードのMTGアリーナにおける差し替えのお知らせ]([[Daily MTG]] 2020年6月17日)
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*[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0034087/ 『Jumpstart』発売延期のお知らせ]([[Daily MTG]] 2020年6月18日)
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*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-digital/mtg-arena-state-game-june-2020-06-23 MTG Arena: State of The Game – June 2020]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0034112/ MTGアリーナ:ゲーム更新情報(2020年6月)]([[Daily MTG]] 2020年6月23日)
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*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-digital/mtg-arena-state-game-july-2020-07-15 MTG Arena: State of The Game – June 2020]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0034162/ MTGアリーナ:ゲーム更新情報(2020年7月)]([[Daily MTG]] 2020年7月15日)
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*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-digital/jump-jumpstart-mtg-arena-2020-07-15 JUMP INTO JUMPSTART ON MTG ARENA][https://mtg-jp.com/reading/publicity/0034163/ MTGアリーナで『Jumpstart』を楽しもう]([[Daily MTG]] 2020年7月16日)
  
==参考==
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===開発コラム他===
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*[https://mtg-jp.com/reading/mm/0034041/ 『基本』を語る必要がある]([[Making Magic]] 2020年6月8日)
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*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/card-preview/behind-scenes-designing-jumpstart-2020-06-17 Behind the Scenes of Designing Jumpstart]([[Daily MTG]] 2020年6月17日)
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*[https://mtg-jp.com/reading/special/0034084/ 『Jumpstart』:大地主を目指して](マジック日本公式サイト 2020年6月18日)
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*[https://mtg-jp.com/reading/translated/0034086/ 安全確保と溶岩投擲]([[Daily MTG]] 2020年6月18日)
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*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/lore-jumpstart-cards-2020-06-22 The Lore of Jumpstart on the Cards]([[Daily MTG]] 2020年6月22日)
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*[https://mtg-jp.com/reading/mm/0034274/ デザイン演説2020]([[Making Magic]] 2020年8月18日)
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*[https://mtg-jp.com/reading/mm/0037658/ 混成の歴史 その2]([[Making Magic]] [[2024年]]2月26日)
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==脚注==
 
<references />
 
<references />
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==参考==
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*[[Jumpstartデッキリスト]]
 
*[[カード個別評価:Jumpstart]]
 
*[[カード個別評価:Jumpstart]]
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*[[Jumpstart: Historic Horizons]]
 
*[[カードセット一覧]]
 
*[[カードセット一覧]]
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**[[ジャンプスタート2022]]
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**[[ファウンデーションズ・ジャンプスタート]]

2024年10月30日 (水) 11:52時点における最新版

Jumpstart
シンボル 重なり合った2枚のカード
略号 JMP
発売日 MO:2020年6月25日
Arena:2020年7月16日
:2020年7月17日
(日本販売:2020年8月21日)
セット枚数

Jumpstartとは、ブースターパック2パックを組み合わせればすぐに遊べるシールド戦用のカード・セットである。2020年7月17日発売。テーブルトップでは販売は英語版のみだが、Magic: The Gathering Arenaでも展開される。

目次

[編集] 概要

1パックの内容は基本土地を含みマナカーブを考慮された固定のカードの組み合わせ20枚となっており、2つのパックを組み合わせることで40枚のデッキとなる。つまり4パックと対戦相手さえいれば基本土地カードの用意やデッキ構築を飛ばしてすぐにゲームを開始することが可能となっている。それぞれのパックはゴブリンのようにタイプ的を扱ったもの、ガラク/Garrukファイレクシア/Phyrexiaのように人物や陣営を扱ったもの、+1(+1/+1カウンター)やDoctor(回復)のようにメカニズムに着目したものなど、合計で46のテーマを持つ121パターンがある。

各パックは原則として単色デッキで、含まれる基本土地カードのうち1枚(唯一の多色デッキであるRainbowテーマのみ広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse)は、そのパックのテーマに即した新規イラストのカードとなっている。ただし基本セット2021の5人のプレインズウォーカー・テーマのものは基本セット2021のショーケース・カードが収録される。

37枚の新規カードと41枚の新規イラストの土地カード、500枚以上の再録カードで構成されている。新規カードはエターナルでのみ使用可能であり、その他のカードは同名のカードが該当フォーマットに存在する場合に限り使用することができる。

普通にプレイヤーごとに2パックを開封して対戦する遊び方の他、以下のような遊び方が提案されている。

  • Jumpstartドラフト:プレイヤー1人につき2パック用意し、パックはすべて開封してとテーマがわかるようにする。後はロチェスター・ドラフトピック順でプレイヤーがパックを選んでいきデッキを構築する。
  • 4パックJumpstart:プレイヤー1人につき4パック用意し、プレイヤーはパックを開封して40枚デッキを2つ作る。対戦でプレイヤーは1マッチ目はどちらか一方のデッキを選んで対戦し、2マッチ目はもう一方のデッキを使用する。3マッチ目がある場合は好きな方を選択し対戦する。ミシックインビテーショナルで採用されたデュオ・スタンダードに近い。
  • 各パターンにはレアまたは神話レアカードが少なくとも1枚含まれており、レア以上のカードが2枚含まれているパターンも約3分の1存在する。
  • 基本セット2021とは、互いに独立したセットだが関連した製品となるように同時に開発され、120枚のカードが基本セット2021から収録されている。これらはJumpstartのエキスパンション・シンボルを持たず基本セット2021のカードがそのまま収録されている。発売日も基本セット2021と同時になるはずだったが、後述の通り延期された。
  • 当初の発売予定は2020年7月3日だったが、2019新型コロナウイルスの世界的流行の影響による物流の遅れにより、発売日が7月17日に変更され[1]、北米地域以外では発売日にも店舗に製品が行き渡らない可能性があることが告知された。最終的に日本国内では8月21日に発売された。こういった事情により、初版分は世界的な供給不足に陥ってしまった[2]。なお2020年6月20日、21日にはプレリリース・イベントが行われる予定だったが、中止となった[3]

[編集] デジタルゲーム

Magic: The Gathering Arenaでもイベントの一環として、初回が2020年7月17日から8月16日まで、第2回が2021年6月4日から7月8日までの期間限定で導入され、新録再録問わずすべてのカードはヒストリックで使用可能となる。ただし、一部カードについては別のカードに置き換えられる[4]。また各種基本土地はワイルドカードで変換できないため、入手するためにはイベントで該当するパックを引き当てる必要がある。

Magic Onlineでは、基本セット2021の追加と同時にTreasure Chestから登場するようになった。

[編集] 関連セット

[編集] 公式特集ページ

[編集] 製品情報

[編集] 開発コラム他

[編集] 脚注

  1. Jumpstart Release Shifts to July 17/『Jumpstart』のテーブルトップでの発売延期のお知らせ(News 2020年4月20日 Wizards of the Coast著)
  2. デザイン演説2020(Making Magic 2020年8月18日)
  3. 『基本セット2021』の各種イベント申請について知っておくべきこと(ウィザーズ・プレイ・ネットワーク 2020年5月18日)
  4. MTG Arena: State of The Game – June 2020(Daily MTG 2020年7月23日)

[編集] 参考

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