単色デッキ
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
(2人の利用者による、間の2版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
− | '''単色デッキ'''(''Mono-Colored Decks'')とは、1つの[[色]]のみ([[ | + | '''単色デッキ'''(''Mono-Colored Decks'')とは、1つの[[色]]のみ([[無色]]の[[カード]]が含まれることがある)で構築した[[デッキ]]のこと。 |
色配分を考える必要がないので構築・調整が楽であり、[[色事故]]も起こりにくいので安定している場合が多い。また、[[色拘束]]の強い[[カード]]を自由に使える点では、[[多色デッキ]]よりも有利である。 | 色配分を考える必要がないので構築・調整が楽であり、[[色事故]]も起こりにくいので安定している場合が多い。また、[[色拘束]]の強い[[カード]]を自由に使える点では、[[多色デッキ]]よりも有利である。 | ||
− | 一方、[[色の役割]]の都合でどうしても手を出せないものが存在する場合が多い。例えば、[[黒]]や[[赤]]は[[エンチャント]]、[[緑]]や[[青]]は[[クリーチャー]]を直接[[除去]] | + | 一方、[[色の役割]]の都合でどうしても手を出せないものが存在する場合が多い。例えば、[[黒]]や[[赤]]は[[エンチャント]]、[[緑]]や[[青]]は[[クリーチャー]]を直接[[除去]]する手段をほとんど持たない。無色の[[アーティファクト]]で補える場合があるが、やはり割高に付いてしまう。他にも、[[色対策カード]]の影響が大きく1枚で封殺されてしまうこともあるし、多色の場合と比べ[[カード・プール]]の狭さによる不利が生じたりする。 |
単色と多色でそれぞれのメリット、デメリットがあるので、それを理解したうえでデッキを作ることが大切。 | 単色と多色でそれぞれのメリット、デメリットがあるので、それを理解したうえでデッキを作ることが大切。 | ||
*特定の[[カード・タイプ]]を主軸にしたデッキも、色とは別に「〇〇単」と呼ぶことがある(→[[茶単]]、[[土地単]])。 | *特定の[[カード・タイプ]]を主軸にしたデッキも、色とは別に「〇〇単」と呼ぶことがある(→[[茶単]]、[[土地単]])。 | ||
− | *[[多色カード]] | + | *[[混成カード]]や[[多色カード]]が入っているデッキでも、1色しか出ない[[マナ基盤]]なら含まれる。 |
*1色をベースにアーティファクトを多用する場合、[[青茶単]]など別のデッキ名が使われる。 | *1色をベースにアーティファクトを多用する場合、[[青茶単]]など別のデッキ名が使われる。 | ||
− | * | + | *お手軽に色の弱点を補えてしまうアーティファクトが存在すると、その環境では単色化の傾向が強くなることがある。 |
**例えば、アーティファクトやエンチャントを破壊できない黒、クリーチャーを除去できない青も、[[ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Disk]]や[[忘却石/Oblivion Stone]]を使うことで、単色でもそれらに対応できるようになった。 | **例えば、アーティファクトやエンチャントを破壊できない黒、クリーチャーを除去できない青も、[[ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Disk]]や[[忘却石/Oblivion Stone]]を使うことで、単色でもそれらに対応できるようになった。 | ||
*2色以上を使っていても、1色を除き[[タッチ]]程度であれば単色と呼ばれることがある(例:赤単[[バーン]]タッチ[[白]]、5色緑単([[5CG]]))。 | *2色以上を使っていても、1色を除き[[タッチ]]程度であれば単色と呼ばれることがある(例:赤単[[バーン]]タッチ[[白]]、5色緑単([[5CG]]))。 |
2023年12月7日 (木) 01:03時点における最新版
単色デッキ(Mono-Colored Decks)とは、1つの色のみ(無色のカードが含まれることがある)で構築したデッキのこと。
色配分を考える必要がないので構築・調整が楽であり、色事故も起こりにくいので安定している場合が多い。また、色拘束の強いカードを自由に使える点では、多色デッキよりも有利である。
一方、色の役割の都合でどうしても手を出せないものが存在する場合が多い。例えば、黒や赤はエンチャント、緑や青はクリーチャーを直接除去する手段をほとんど持たない。無色のアーティファクトで補える場合があるが、やはり割高に付いてしまう。他にも、色対策カードの影響が大きく1枚で封殺されてしまうこともあるし、多色の場合と比べカード・プールの狭さによる不利が生じたりする。
単色と多色でそれぞれのメリット、デメリットがあるので、それを理解したうえでデッキを作ることが大切。
- 特定のカード・タイプを主軸にしたデッキも、色とは別に「〇〇単」と呼ぶことがある(→茶単、土地単)。
- 混成カードや多色カードが入っているデッキでも、1色しか出ないマナ基盤なら含まれる。
- 1色をベースにアーティファクトを多用する場合、青茶単など別のデッキ名が使われる。
- お手軽に色の弱点を補えてしまうアーティファクトが存在すると、その環境では単色化の傾向が強くなることがある。
- 例えば、アーティファクトやエンチャントを破壊できない黒、クリーチャーを除去できない青も、ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Diskや忘却石/Oblivion Stoneを使うことで、単色でもそれらに対応できるようになった。
- 2色以上を使っていても、1色を除きタッチ程度であれば単色と呼ばれることがある(例:赤単バーンタッチ白、5色緑単(5CG))。
- 白青黒赤は、そのまま「白単」「青単」「黒単」「赤単」で済むが、緑だけは呼び方が「みどたん」となってしまう。