プロツアー「イクサラン」

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プロツアー「イクサラン」/Pro Tour Ixalanは、2017年にアメリカのニューメキシコ州・アルバカーキで開催された、スタンダードとブースター・ドラフトのプロツアー。

[編集] 概要

スタンダード部門の初日の使用率では、ティムール・エネルギー（23.6%）とその亜種である4色エネルギー（19.6%）、ラムナプ・レッド（19.6%）が3強となり、4位以下を大きく引き離した。特にエネルギー・デッキという括りでは合計で48.5%と、全体の半数近くを占める結果となった^[1]。

トップ8にはティムール・エネルギー（4色エネルギー含む）が3人を送り込んだものの、他にもアグロからコントロールまで様々なデッキが入賞。決勝はスゥルタイ・エネルギーを駆るSeth Manfieldと白青ギフトを使用するPascal Maynardの友人同士の対決となり、これを制したSeth Manfieldが念願のプロツアー王者のタイトルを手に入れた。

• プロツアー「闇の隆盛」以降、プロツアーは新セット発売の2週間後に開催されてきたが、世界選手権17がイクサラン発売の翌週に行なわれたため、このプロツアーは5週間後の開催となった^[2]。特にスタンダードにとっては久々の「メタゲームがある程度固まってから行なわれるプロツアー」である。
• 2017-18シーズンのプロツアー・チームシリーズが開幕。前年度準優勝チームの「Genesis」が、Sethの優勝により1位でスタートを切った。
  • 日本人を含む参加チームは、前年度優勝チームの「Musashi」、前年度の「Last Samurai」を継ぐ「Final Last Samurai」、中村修平率いる「Kusemono」、齋藤友晴を擁する多国籍チーム「Connected Company」の4つ^[3]
• 日本人最高位は山本賢太郎（Musashi所属）の第9位。オポネント差0.001^[4]で惜しくもトップ8入りを逃す結果となった。
• 起動コストによるエネルギー・カウンターの減少を正しく反映せず、ゲームの状態を故意に偽って有利を得ようとしたとして、Huang Hao-Shan（MTG Mint Card所属）が失格処分を受けた^[5]。
• 本来知り得ない情報であるライブラリーの一番上を参照して、マッチの結果（投了するかどうか）を決めようとしたとして、Yao Zile（MTGSheep所属）が失格処分を受けた^[6]。

[編集] 基本データ

• 日時：2017年11月3日～11月5日
• 会場：Albuquerque Convention Center
• フォーマット：混合
  • 1日目：ブースター・ドラフト（イクサラン×3）3回戦、スタンダード（カラデシュ・ブロック＋アモンケット・ブロック＋イクサラン）5回戦
  • 2日目：ブースター・ドラフト3回戦、スタンダード5回戦
  • 3日目（決勝ラウンド）：スタンダード
• 参加者数：452名

[編集] 上位入賞者

[編集] 脚注

1. ↑ Pro Tour Ixalan Day One Metagame Breakdown/プロツアー『イクサラン』初日スタンダード・メタゲームブレイクダウン（Event Coverage Marc Calderaro著）
2. ↑ Ixalan, Worlds, Pro Tour, Nationals, and RPTQs/『イクサラン』の発表ならびに世界選手権およびプロツアー、国別選手権、プロツアー地域予選についてのお知らせ（Organized Play 2017年4月18日 Helene Bergeot著）
3. ↑ The 2017–18 Pro Tour Team Series Rosters（Organized Play 2017年10月30日 Mike Rosenberg著）
4. ↑ ROUND 16 STANDINGS（Event Coverage）
5. ↑ Disqualification in Round 6/第６回戦での失格処分について（同上）
6. ↑ Disqualification in Round 15/第15回戦での失格処分について（同上）

[編集] 参考

• Manfield Energizes Albuquerque（公式サイト、英語）
• プロツアー『イクサラン』 イベントカバレージ（mtg-jp.com）
• トーナメント記録