側面攻撃

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(リンク修正)
(スタックルールそのものが存在しなかったので側面攻撃に限定した事では無い、血の渇きの挙動が特殊な事から特筆する記述ではないと思うため削除)
 
(8人の利用者による、間の10版が非表示)
1行: 1行:
=側面攻撃/Flanking=
+
{{情報ボックス/キーワード能力
 +
|名前=側面攻撃
 +
|英名=Flanking
 +
|種別=[[誘発型能力]]
 +
|登場セット=[[ミラージュ・ブロック]]<br/>[[時のらせんブロック]]<br/>[[統率者2016]]
 +
|リーガル=legal
 +
}}
 +
'''側面攻撃'''(そくめんこうげき)/''Flanking''は、[[ミラージュ・ブロック]]で初登場し、[[時のらせんブロック]]および[[統率者2016]]で再登場した[[キーワード能力]]。[[クリーチャー]]が持つ、[[ブロック・クリーチャー指定ステップ]]の間に[[誘発]]する[[誘発型能力]]である。
  
{{#card:Fallen Askari}}
+
{{#card:Benalish Cavalry}}
  
側面攻撃は[[ミラージュ・ブロック]]に登場し、[[時のらせん]]で復活した[[キーワード能力]]。
+
==定義==
[[クリーチャー]]の持つ[[誘発型能力]]で、[[]][[]]に多い。
+
'''側面攻撃'''/''Flanking''は、「このクリーチャーが側面攻撃を持たないクリーチャーに[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]されるたび、その[[ブロック・クリーチャー]][[ターン終了時まで]]-1/-1の[[修整]]を受ける。」を意味する。
  
側面攻撃を持つクリーチャーが、側面攻撃を持たないクリーチャーに[[ブロック#rule|ブロック]]された場合、[[ブロック・クリーチャー]]はターン終了時まで-1/-1の[[修整]]を受ける。
+
==解説==
ブロックされると[[誘発]]するので、これが[[スタック]]に乗り[[解決]]されるのは[[ブロック・クリーチャー指定ステップ]]の間。つまり、[[先制攻撃]]よりも先。
+
騎士の機動力を表現した[[能力]]である。これを持つクリーチャーは主に[[騎士]](またはそれに類似するもの)で、その多くが3[[マナ]]2/2、側面攻撃の他にもう1つ能力を持っている。側面攻撃を持つクリーチャーは[[]][[]]に多い。
  
また、側面攻撃を複数持っていればその数だけ誘発し、修整を与える。
+
===ルール===
例えば側面攻撃を3つ持っているクリーチャーが居た場合、そいつと殴りあったクリーチャーは都合-3/-3の修正を受ける事になる。
+
*側面攻撃はブロックされることで誘発するため、これが[[スタック]]に乗り[[解決]]されるのはブロック・クリーチャー指定ステップ、つまり先制攻撃を持つクリーチャーがダメージを与えるより先である。
 +
*側面攻撃を複数持っていればそれぞれが誘発し、修整を与える。例えば側面攻撃を3つ持っているクリーチャーがいた場合、それをブロックしたクリーチャーは都合-3/-3の修整を受ける事になる。
 +
**相手クリーチャーがいくつ側面攻撃を持っていようと、側面攻撃を1つ持っていればそれらはすべて誘発しない。
 +
*[[対象]]をとらないので、(ブロック関係が成立すれば)相手が[[プロテクション]]を持っていてもマイナス修整は有効。
  
*「相手の側面攻撃を無効化する」意味での側面攻撃は、相手がいくつ側面攻撃を持っていようと、1つ持っていれば十分である。
+
===その他===
 
+
*「'''側面攻撃を持つ相手には効かない'''」という点を忘れやすいので注意。
序盤の防御を[[タフネス]]1の[[再生]]クリーチャー([[リバー・ボア/River Boa]]など)に頼っている場合には、手痛い能力といえる。
+
**[[Mark Rosewater]]は、この点が直観的ではなく間違いやすいことを、デザイン的視点から見たときの側面攻撃最大の欠点としている。([https://web.archive.org/web/20130522010607/http://wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/mm/114a 参考]/[https://web.archive.org/web/20130403201836/http://archive.mtg-jp.com/reading/translated/010422/mm114a.cgi 翻訳] 設問44、解答と解説は前者でのみ表示可能)
 
+
*ダメージではなくマイナス修整を与えるため、序盤の防御を[[タフネス]]1の[[再生]]クリーチャー([[リバー・ボア/River Boa]]など)に頼っている場合には手痛い能力といえる。
*[[対象]]をとらないので、(ブロック関係が成立すれば)相手が[[プロテクション]]を持っていても修整は有効。
+
*「側面攻撃を持つ相手には効かない」という点を忘れやすいので注意。
+
*騎士の機動力を能力化したものであり、これをもつクリーチャーは主に[[騎士]](またはそれに類似するもの)で、そのほとんどが3マナ2/2、側面攻撃の他にもう1つ能力を持っている。
+
*ある意味でのリメイク版が[[武士道]]である。
+
**この側面攻撃自体、[[ランページ]]の見直し修整版とも言える能力。
+
『[[攻撃]]時に有利な能力』『ブロック相手が多いほどお得』という観点で、ランページの雰囲気が残っている。
+
 
*「側面攻撃」というからには、横に回りこんでから攻撃している(だから「隙を突く」のでマイナス修整が入る)イメージなのだろう。
 
*「側面攻撃」というからには、横に回りこんでから攻撃している(だから「隙を突く」のでマイナス修整が入る)イメージなのだろう。
**複数[[ブロック]]を受けてもきっちり全てに対して[[誘発]]する。10体くらいに囲まれていても横に回りこむ[[側面攻撃]]持ちクリーチャーは物凄く忙しいに違いない。
+
*ブロックされたときに誘発する、[[パワー]][[タフネス]]に関係するキーワード能力には、他に[[ランページ]]や[[武士道]]がある。
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*{{WHISPER検索/カードテキスト|側面攻撃}}
 
*{{WHISPER検索/カードテキスト|側面攻撃}}
 
*[[キーワード能力]]
 
*[[キーワード能力]]
*[[ルーリング#keyword|ルーリング]]
+
*[[ルーリング]]
  
===総合ルール===
+
{{#cr:{{キーワード能力のCR番号|側面攻撃}}}}
{{#cr:502.3}}
+
[[Category:キーワード能力|そくめんこうけき]]
 +
__NOTOC__

2024年5月20日 (月) 14:10時点における最新版

側面攻撃/Flanking
種別 誘発型能力
登場セット ミラージュ・ブロック
時のらせんブロック
統率者2016
CR CR:702.25

側面攻撃(そくめんこうげき)/Flankingは、ミラージュ・ブロックで初登場し、時のらせんブロックおよび統率者2016で再登場したキーワード能力クリーチャーが持つ、ブロック・クリーチャー指定ステップの間に誘発する誘発型能力である。


Benalish Cavalry / ベナリアの騎兵 (1)(白)
クリーチャー — 人間(Human) 騎士(Knight)

側面攻撃(側面攻撃を持たないクリーチャーがこのクリーチャーをブロックするたび、ターン終了時まで、ブロックしているクリーチャーは-1/-1の修整を受ける。)

2/2

[編集] 定義

側面攻撃/Flankingは、「このクリーチャーが側面攻撃を持たないクリーチャーにブロックされるたび、そのブロック・クリーチャーターン終了時まで-1/-1の修整を受ける。」を意味する。

[編集] 解説

騎士の機動力を表現した能力である。これを持つクリーチャーは主に騎士(またはそれに類似するもの)で、その多くが3マナ2/2、側面攻撃の他にもう1つ能力を持っている。側面攻撃を持つクリーチャーはに多い。

[編集] ルール

  • 側面攻撃はブロックされることで誘発するため、これがスタックに乗り解決されるのはブロック・クリーチャー指定ステップ、つまり先制攻撃を持つクリーチャーがダメージを与えるより先である。
  • 側面攻撃を複数持っていればそれぞれが誘発し、修整を与える。例えば側面攻撃を3つ持っているクリーチャーがいた場合、それをブロックしたクリーチャーは都合-3/-3の修整を受ける事になる。
    • 相手クリーチャーがいくつ側面攻撃を持っていようと、側面攻撃を1つ持っていればそれらはすべて誘発しない。
  • 対象をとらないので、(ブロック関係が成立すれば)相手がプロテクションを持っていてもマイナス修整は有効。

[編集] その他

  • 側面攻撃を持つ相手には効かない」という点を忘れやすいので注意。
    • Mark Rosewaterは、この点が直観的ではなく間違いやすいことを、デザイン的視点から見たときの側面攻撃最大の欠点としている。(参考/翻訳 設問44、解答と解説は前者でのみ表示可能)
  • ダメージではなくマイナス修整を与えるため、序盤の防御をタフネス1の再生クリーチャー(リバー・ボア/River Boaなど)に頼っている場合には手痛い能力といえる。
  • 「側面攻撃」というからには、横に回りこんでから攻撃している(だから「隙を突く」のでマイナス修整が入る)イメージなのだろう。
  • ブロックされたときに誘発する、パワータフネスに関係するキーワード能力には、他にランページ武士道がある。

[編集] 参考

引用:総合ルール 20231117.0

QR Code.gif