再録

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(5人の利用者による、間の7版が非表示)
1行: 1行:
'''再録'''(''Reprint'')とは、何らかの[[エキスパンション]]や[[基本セット]]で登場した[[カード]]が、その後、別のエキスパンションや基本セットに再び収録されること。「'''再版'''」とも表記する([[プロモーション・カード]]など「カードセット収録」とは異なる形の配布を含む場合に表記されることが多い)。
+
'''再録'''(''Reprint'')とは、何らかの[[エキスパンション]]や[[基本セット]]で登場した[[カード]][[メカニズム]]が、その後、別のエキスパンションや基本セットに再び収録されること。
  
 
再録されたカードは、[[ゲーム]]上では再録後のカードと全く同じものとして扱われ、再録後のセットが使える[[フォーマット]]でも使用可能になる。
 
再録されたカードは、[[ゲーム]]上では再録後のカードと全く同じものとして扱われ、再録後のセットが使える[[フォーマット]]でも使用可能になる。
  
 +
*「'''再版'''」とも表記する([[プロモーション・カード]]など「カードセット収録」とは異なる形の配布を含む場合に表記されることが多い)。
 
*[[第10版]]までの基本セット(初期のものを除く)は「全てのカードが過去のエキスパンションや基本セットから選んで収録した」という形になっているため、「再録」ではなく「'''採録'''」と表記する。ただ使い分けが面倒なためか、基本セットの場合でも「再録」と表記されることが多い。
 
*[[第10版]]までの基本セット(初期のものを除く)は「全てのカードが過去のエキスパンションや基本セットから選んで収録した」という形になっているため、「再録」ではなく「'''採録'''」と表記する。ただ使い分けが面倒なためか、基本セットの場合でも「再録」と表記されることが多い。
*[[再録禁止カード]]というものも存在する。[[再録禁止カード一覧|再録禁止カードリスト]]に掲載されているカードは、実際の[[トーナメント]]で使用できるカードとして再録されることはない。
 
**かつての方針では「[[プレミアム・カード]]でない、公式のトーナメント使用可能なカード」にのみ適用される、としていた。そのため、再録禁止カードであっても[[ジャッジ褒賞]]の[[プロモーション・カード]]などで再録された例があった。[[再録禁止カード#再版ポリシーの歴史]]も参照。
 
 
*[[絵|イラスト]]などの好みや、元々持っていたなどの理由から、再録されたオールドカードの方を好んで[[デッキ]]に入れる[[プレイヤー]]も少なくない。
 
*[[絵|イラスト]]などの好みや、元々持っていたなどの理由から、再録されたオールドカードの方を好んで[[デッキ]]に入れる[[プレイヤー]]も少なくない。
*中にはカードイラストのみならず、今では存在しない[[インタラプト]]や[[マナ・ソース]][[モノ・アーティファクト]]などと[[カード・タイプ]]そのものが違っていたりするケースも多いので、最新の[[オラクル]]を確認しておきたい。
+
*中にはカードイラストのみならず、今では存在しない[[インタラプト]]や[[マナ・ソース]][[単発型アーティファクト]]などと[[カード・タイプ]]そのものが違っていたりするケースも多いので、最新の[[オラクル]]を確認しておきたい。
 
*[[アヴァシンの帰還]]の[[いかづち/Thunderbolt]]や、[[基本セット2013]]の[[消去/Erase]]、[[ニクスへの旅]]の[[復仇/Reprisal]]など、10年以上経過してからいきなり再録されるカードもある。
 
*[[アヴァシンの帰還]]の[[いかづち/Thunderbolt]]や、[[基本セット2013]]の[[消去/Erase]]、[[ニクスへの旅]]の[[復仇/Reprisal]]など、10年以上経過してからいきなり再録されるカードもある。
*[[マジック・オリジン]]を最後に基本セットが廃止されてからは再録の機会が大きく減った。その代わり、[[戦乱のゼンディカー]]の[[竜使いののけ者/Dragonmaster Outcast]]のように、エキスパンションの方で[[レア]]や[[神話レア]]といった今までは再録されづらかったカードも再録されるようになった([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/battle-zendikards-part-one-2015-09-21 参考]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0015743/ 翻訳])。
+
*[[マジック・オリジン]]を最後に基本セットが廃止された一時期、スタンダード・[[リーガル]]のカードの再録の機会が大きく減った。その代わり、[[戦乱のゼンディカー]]の[[竜使いののけ者/Dragonmaster Outcast]]のように、エキスパンションの方で[[レア]]や[[神話レア]]といった今までは再録されづらかったカードも再録されるようになった<ref>[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/battle-zendikards-part-one-2015-09-21 Battle for Zendikards, Part One]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0015743/ 戦乱のゼンディカード その1]([[Making Magic]] 2015年9月21日)</ref>。
 +
*[[ブロック (総称)|ブロック制]]が廃止された[[ドミナリア]]以降は基本的な[[効果]]の[[コモン]]は積極的に再録されるようになり、[[自然への回帰/Return to Nature]]など連続で再録されるカードも珍しくなくなった。
 +
 
 +
==再録・再版の禁止==
 +
[[ウィザーズ・オブ・ザ・コースト|ウィザーズ社]]が公式に再録・再版を禁止しているカード(イラスト)も存在する。再版禁止にされるカード(イラスト)としては以下のようなものがある。
 +
*「[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/official-reprint-policy-2010-03-10 Official Reprint Policy](公式再版ポリシー)」により[[再録禁止カード一覧|再録禁止カードリスト]]に掲載されているカード、[[再録禁止カード]]を参照。
 +
*[[アンティ]]に関するカードなど、法律上の問題があったもの。
 +
*不適切なイラスト、描写や文言が含まれる、あるいは不祥事を想起させていたカード。[[プラデッシュの漂泊民/Pradesh Gypsies]]、[[十字軍/Crusade]]、ゴジラシリーズ版[[虚空を招くもの/Void Beckoner#ゴジラシリーズ・カード|虚空を招くもの/Void Beckoner]]などがこれに当たる。
  
 
==参考==
 
==参考==
 +
<references />
 
*[[確定再版]]
 
*[[確定再版]]
 
*[[同型再版]]
 
*[[同型再版]]
 
*[[落ちる]](用法2)
 
*[[落ちる]](用法2)
 
*[[用語集]]
 
*[[用語集]]

2024年9月19日 (木) 15:43時点における最新版

再録(Reprint)とは、何らかのエキスパンション基本セットで登場したカードメカニズムが、その後、別のエキスパンションや基本セットに再び収録されること。

再録されたカードは、ゲーム上では再録後のカードと全く同じものとして扱われ、再録後のセットが使えるフォーマットでも使用可能になる。

[編集] 再録・再版の禁止

ウィザーズ社が公式に再録・再版を禁止しているカード(イラスト)も存在する。再版禁止にされるカード(イラスト)としては以下のようなものがある。

[編集] 参考

  1. Battle for Zendikards, Part One/戦乱のゼンディカード その1Making Magic 2015年9月21日)
QR Code.gif