累加アップキープ
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− | *[[魔力の導管/Power Conduit]] | + | **この[[if節ルール]]は2010年7月の[[総合ルール]]改訂で追加されたものである。改訂前は[[対応して]][[戦場を離れる|戦場を離れ]]た場合でもコストを支払うことが可能で、コストがメリットである[[レシュラックの伝令/Herald of Leshrac]]を利用して、恒久的に[[土地]]の[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]を奪うテクニックが可能であった(現在は不可能)。 |
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*「累積アップキープ」と聞いてにやりとできる方はそうとう古くからの[[プレイヤー]]であろう。もしくは、翻訳の出ていない時期からのプレイヤーかもしれない。 | *「累積アップキープ」と聞いてにやりとできる方はそうとう古くからの[[プレイヤー]]であろう。もしくは、翻訳の出ていない時期からのプレイヤーかもしれない。 | ||
− | + | *[[アイスエイジ]]で出た当時は経年カウンターを置くという[[ルーリング|ルール]]が存在しなかったので管理が大変だった。 | |
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− | + | *もともとは単純に「だんだん扱いづらくなる」システムとして作られたが、サイクロンの存在によって「戦場にいる時間に応じて強くなる」という使い方もできることに気づかれたようで、[[ウェザーライト]]や[[コールドスナップ]]では、経年カウンターの数を参照するカードがいくつか存在する。 | |
− | * | + | **同じ「戦場にいる時間に応じて強くなる」カードである[[悪性腫瘍/Malignant Growth]]は、当初の経年カウンターを置かないルールから、同じタイミングで加算される、経年カウンターとは別の[[カウンター (目印)|カウンター]]を用いている。 |
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==参考== | ==参考== | ||
− | *{{WHISPER検索/ | + | *{{WHISPER検索/英語オラクル|"Cumulative Upkeep"|累加アップキープ(Cumulative Upkeep)}} |
+ | *[http://web.archive.org/web/20090321155954/http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/rule/20060728/index.html 累加メカニズム] (文:[[Devin Low]]) | ||
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2016年1月3日 (日) 19:26時点における最新版
累加アップキープ/Cumulative upkeep | |
---|---|
種別 | 誘発型能力 |
登場セット | アイスエイジ・ブロック ミラージュ・ブロック |
CR | CR:702.24 |
累加アップキープ(るいか~)/Cumulative upkeepは、アイスエイジで制定されたキーワード能力。コントローラーのアップキープ・ステップ開始時に誘発する誘発型能力である。
Yavimaya Ants / ヤヴィマヤの蟻 (2)(緑)(緑)
クリーチャー — 昆虫(Insect)
クリーチャー — 昆虫(Insect)
トランプル、速攻
累加アップキープ(緑)(緑)(あなたのアップキープの開始時に、このパーマネントの上に経年(age)カウンターを1個置く。その後あなたがこの上に置かれている経年カウンター1個につきアップキープ・コストを1回支払わないかぎり、それを生け贄に捧げる。)
[編集] 定義
累加アップキープ[コスト]/Cumulative upkeep[コスト]は、「あなたのアップキープの開始時に、このパーマネントが戦場にある場合、経年カウンターを1個このパーマネントの上に置く。このパーマネントの上にある経年カウンター1つごとに[コスト]を支払ってもよい。そうしなければ、これを生け贄に捧げる。」を意味する。
[編集] 解説
パーマネントに対して、ターンごとに増えていくアップキープ・コストを課す能力である。
[編集] ルール
- コストに選択肢がある場合、各選択は各経年カウンターに対して別々に行なわれ、その後全体のコストを一度に支払うか、まったく支払わないかのどちらかを行なうことになる。一部のみの支払いは認められない。
- 何らかの効果により複数の累加アップキープを持っている場合、「経年カウンターを乗せて、コストを支払う(または支払わない)」をそれぞれに対して行う。解決順により、最終的に支払うコストの合計が変わってくる場合があるので注意。
- 魔力の導管/Power Conduitにより経年カウンターを取り除くことは可能だが、「経年カウンターを乗せ、コストを支払う」という一連の動作には割りこめないので注意。要は、最低でも1つ分は支払わないといけないということである。
- あるパーマネントの累加アップキープの解決時に、そのパーマネントが戦場に残っていなければ、経年カウンターを置くこともコストを支払うことも発生しない。
[編集] その他
- 「累積アップキープ」と聞いてにやりとできる方はそうとう古くからのプレイヤーであろう。もしくは、翻訳の出ていない時期からのプレイヤーかもしれない。
- アイスエイジで出た当時は経年カウンターを置くというルールが存在しなかったので管理が大変だった。
- アイスエイジ初出のシステムだが、それ以前にも類似した能力を持つサイクロン/Cycloneが存在していた。サイクロンはエラッタによって一時期、累加アップキープに変更されていたが、現在では累加アップキープを用いないテキストに戻されている。
- もともとは単純に「だんだん扱いづらくなる」システムとして作られたが、サイクロンの存在によって「戦場にいる時間に応じて強くなる」という使い方もできることに気づかれたようで、ウェザーライトやコールドスナップでは、経年カウンターの数を参照するカードがいくつか存在する。
- 同じ「戦場にいる時間に応じて強くなる」カードである悪性腫瘍/Malignant Growthは、当初の経年カウンターを置かないルールから、同じタイミングで加算される、経年カウンターとは別のカウンターを用いている。
[編集] 参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール
- 702 キーワード能力
- 702.24 累加アップキープ/Cumulative Upkeep
- 702.24a 累加アップキープは、パーマネントに上昇するコストを課す誘発型能力である。「累加アップキープ [[[コスト]]]/Cumulative upkeep ─ [cost]」は、「あなたのアップキープの開始時に、このパーマネントが戦場にある場合、「経年/age」カウンター1個をこのパーマネントの上に置く。その後、あなたはこのパーマネントの上にある経年カウンター1つにつき[[[コスト]]]を支払ってもよい。そうしないなら、これを生け贄に捧げる。」を意味する。[[[コスト]]]に選択肢がある場合、選択は各経年カウンターごとに別々に行われ、その後全体のコストを一度に支払うか、まったく支払わないかのどちらかを行う。一部のみの支払いは認められない。
- 702.24b パーマネントに複数の累加アップキープがある場合、それぞれが別々に誘発する。しかしながら、経年カウンターはどの特定の能力にも関係づけられていないので、それぞれの累加アップキープの解決時に、パーマネントの上にある経年カウンターの総数を数える。
- 702.24 累加アップキープ/Cumulative Upkeep
- 702 キーワード能力